Kontaの歓びの毒牙

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映画「高校教師」の ファブリツィオ・モローニ Fabrizio Moroni

とても魅力的な顔ですね、ファブリツィオ・モローニ(Fabrizio Moroni)! 

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ファブリツィオ・モローニ Fabrizio Moroni 1977

 

 アラン・ドロン(Alain Delon)主演の映画「高校教師 / LA PRIMA NOTTE DI QUIETE」(1972年 Valerio Zurlini ヴァレリオ・ズルリーニ監督)のファブリツィオ・モローニ(Fabrizio Moroni)君、ようやくチェックできました。数十年ぶりに1回目見た時は、まったくどこに出ているかわからず、再度見直してようやく気づきました。映画が始まって11分40秒あたりから14分40秒ぐらいまでの教室での場面、白いとっくりのセーターを着た学生ロマニ(ロマーニ Romani)役がファブリツィオですね~。

 

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上の画像の一番奥の青年が ファブリツィオ・モローニ(Fabrizio Moroni)。若いわ~。

 

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アラン・ドロンとからんでのセリフもありますよ~ん。 Fabrizio Moroni 1972

  

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エンド・クレジットにも  Fabrizio Moroni の名が…。

 

下の画像は1977年の雑誌「男子専科 / dansen」の7月号13頁より。  すご~く素敵!!

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オンワード樫山 マッケンジー (MACKENZIE) の広告の ファブリツィオ・モローニ(Fabrizio Moroni) 1977年

 

 この映画「高校教師」だけど、僕はあんまり好きじゃないわ~。ジャンカルロ・ジャンニーニ(Giancarlo Giannini)演じるスパイダーがダニエル(アラン・ドロン)のことが好きという設定なんだけど、これはホント設定倒れというか…なんかゲイの男の“熱い思い”が伝わってこないのよね~。残念!

 映画の中のディスコの場面で、ダイアナ・ロス(Diana Ross)が抜けた後のスプリームス(The Supremes)がフォー・トップス(The Four Tops)と組んで発表した歌「You Gotta Have Love in Your Heart」が使われていて、この曲は好き~。リード・ヴォーカルのジーン・テレル(Jean Terrell)の声が耳を惹きますよ。

 

ファブリツィオ・モローニ(Fabrizio Moroni)についてはこちら:

http://k0nta.hatenablog.com/entry/2012/12/10/005701

 

高校教師 [DVD]

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 「You Gotta Have Love in Your Heart」はこの↓CDに収録。

Magnificent: The Complete Studio Duets by Supremes & The Four Tops (2009-09-29)

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以下↓の映画にも ファブリツィオ・モローニ(Fabrizio Moroni)君、出てるらしい。

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  • 発売日: 2011/02/07
  • メディア: DVD
 

  

Françoise Hardy フランソワーズ・アルディのように 小林麻美

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1977年の小林麻美 と 1977年のフランソワーズ・アルディ 

 

下の文は雑誌「話の特集」1976年(昭和51年)5月号の26~27頁に掲載された、小林麻美さんによるフランソワーズ・アルディ(Françoise Hardy / Francoise Hardy)についての記事「アルディのように」です。

 

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“どことなく翳があって、なんとなくナナメ風、不健康で、ちょっとさわったら壊れてしまいそうな…そんなものに魅力を感じる。”

 

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“わたしはフランソワーズ・アルディ(Françoise Hardy)という人が好き。” 

 

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媚びないアルディ。あまりに無愛想すぎて、誤解される場合も…アリ?

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アルディの旦那さま(1981年に入籍済)は作曲家・歌手・俳優のジャック・デュトロン(Jacques Dutronc 1943年生まれ)。二人の間の子供はギタリスト・歌手のトマ・デュトロン(Thomas Dutronc 1973年生まれ)。

 

こちら↓は雑誌「バラエティ」1978年11月号53頁掲載、後藤由記さんがお書きになった「HOT ANGLE from PARIS」 の記事より。f:id:KONTA:20191124155343j:plain

ジャック・デュトロンと映画監督のクロード・ソーテ(Claude Sautet 1924–2000) って、いとこ同士なんですね(注:ネットに出ている情報では、ジャックの母親のいとこがソーテ監督、となっているものもありました。いずれにせよ親戚のようです)。

 

ジャックが映画俳優として長編映画デビューしたのは、かつてのアルディの恋人で写真家のジャン=マリー・ペリエ(Jean-Marie Périer 1940年生まれ)が監督した1974年度作品「Antoine et Sébastien」。

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Jean-Marie Périer et  Françoise Hardy

ジャン=マリー・ペリエの父親はずっと俳優のフランソワ・ペリエ(François Périer 1919–2002)とされてきましたが、実の父は歌手のアンリ・サルヴァドール(Henri Salvador 1917-2008)だったとか…。そして母は女優のジャクリーヌ・ポレル(Jacqueline Porel 1918–2012)で、 若くして亡くなった美男俳優のマルク・ポレル(Marc Porel 1949–1983)はジャン=マリーの弟にあたります。色んな逸話がありそうな家族ですね。

 

フランソワーズ・アルディ と マルク・ポレル 

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Françoise Hardy et Marc Porel

 

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アルディの身長はレコード会社からの資料によると「172センチ」となっていますが、実際はもっと高い可能性があるかもしれません(?)。横に並んだ大抵の男の人よりも長身ですから…。

  

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 “そして、アーティストとしてのアルディ以上に、わたしは、女としてのアルディにひかれてしまう。”

 

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“うすあおい時間の中でアルディを聞いている…”

 

記事のついでに…、

 

この左下の80年代のアルディの歌を集めた42曲入り2枚組編集CDには、オリジナル・アルバムに未収録の2曲が収録されています(シングル「Moi Vouloir Toi / あなたの望む私」のB面曲「Casse Pas Toute Ma Maison」と、1983年の映画「溝の中の月 / La lune dans le caniveau」のテーマ(作曲はカブリエル・ヤレド Gabriel Yared)にアルディ自身が詞をつけた「Comme Une Valse」です)。 その他の収録曲は、1981年のアルバム「魔法をとめないで / À suivre...」から11曲、1982年の「時の旅人たちへ /Quelqu'un qui s'en va 」から9曲、1986年の「V.I.P.<ベスト>」から3曲、1988年の「デカラージュ / Décalages」から12曲(全曲)、1989年の「Vingt Ans Vingt Titres」から5曲です。

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Françoise Hardy  – Les Années Flarenasch (1980-1990)


1-01 Tirez Pas Sur L'Ambulance あの人はとめられない
1-02 Dilettante 私のディレッタント
1-03 En Résumé... En Conclusion
1-04 Retour De Nuit めぐり来る夜
1-05 Ça M'Suffit ほんの少しの愛で
1-06 Tamalou タマルー
1-07 La Vrai Vie C'Est Où ? 人生はどこに
1-08 Les Petits Garçons アンニュイな男の子たち
1-09 Quelqu'un Qui S'En Va 行ってしまった人
1-10 Coupure De Courant 愛のエピローグ
1-11 Dire Tout すべて話そう
1-12 Jamais Synchrones 気まずいふたり 
1-13 Avec Toute Ma Sympathie 別れの時
1-14 Partir Quand Même 旅立ち
1-15 L'Auréole Néon 虹のネオンのあなた
1-16 Voyou Voyou いけない子
1-17 Casse Pas Toute Ma Maison *アルバム未収録曲
1-18 Comme Une Valse *アルバム未収録曲
1-19 Villégiature ひと夏の孤独
1-20 Vibrations ヴァイブレーション
1-21 Je Suis De Trop Ici もうここには居られない

2-01 V.I.P. 
2-02 Arrêtons 曇り空
2-03 Tabou タブー
2-04 C'Est Bien Moi それは私
2-05 Vert Ouvert 瞳にたずねごと
2-06 Un Deux Trois Chat アン・ドゥ・トロワ・シャ
2-07 Décalages デカラージュ
2-08 La Sieste シエスタ
2-09 Mazurka マズルカ
2-10 Rêve De Starlett スターの夢
2-11 Moi Vouloir Toi あなたの望む私
2-12 L'Amour C'Est Trop Fort 愛とは強いもの
2-13 Une Miss S'Immisce 恋の誘惑
2-14 Il Voyage 彼は旅している
2-15 Plus Personne もう誰もいない
2-16 Laisse-Moi Rêver 夢みるままに
2-17 Je Ne Suis Là Pour Personne あなただけのもの
2-18 Sentimentale 週末のセンチメンタル
2-19 Ces Petits Riens 何も考えないほうが
2-20 Fais-Moi Une Place あなたのものになるために
2-21 À Suivre... 魔法をとめないで

 

Les Annefs Flar

Les Annefs Flar

 

フランソワーズ・アルディの自伝の英訳本↓。 カバー写真はもちろんジャン=マリー。

The Despair of Monkeys and Other Trifles: A Memoir by Françoise Hardy

The Despair of Monkeys and Other Trifles: A Memoir by Françoise Hardy

 

フランソワーズ・アルディの自伝の原語フランス語版↓。 

Le Desespoir Des Singes Et Autres Bagate (Documents)

Le Desespoir Des Singes Et Autres Bagate (Documents)

 
Francoise Hardy, Ma Vie Interieure (Musique - Spectacle)

Francoise Hardy, Ma Vie Interieure (Musique - Spectacle)

 
Tous Les Garcons Et Les..

Tous Les Garcons Et Les..

 

フランソワーズ・アルディの一枚目のアルバム↑。 

ジャック・デュトロンとジャン=マリー・ペリエの映画のボックス・セット↓。 

ジャン=マリー・ペリエによるアルディの写真集↓。 

この↓小林麻美さんの編集盤CDにも収録されている「GREY」の作詞・作曲は松任谷由実と長年クレジットされてきましたが、曲は J.S.バッハ の 「我ら悩みの極みにありて BWV.641 」のまるパクリであることが判明しました。グレイどころではない、まったくブラックな盗作!!こんな汚いことを平気でする松任谷由実松任谷正隆夫婦には幻滅しました!

GOLDEN J-POP/THE BEST 小林麻美

GOLDEN J-POP/THE BEST 小林麻美

 

 J.S.バッハの「我ら悩みの極みにありて BWV.641」はこちら↓のCDにも収録されています。「GREY」と聴き比べてみてください。まさに同じ曲です。

ロシア・ピアニズム名盤選-1 バッハ:イギリス組曲/イタリア協奏曲、他

ロシア・ピアニズム名盤選-1 バッハ:イギリス組曲/イタリア協奏曲、他

 

下の雑誌「LaTina / ラティーナ」2009年5月号の44~47頁に向風三郎さん(カストール爺さん)によるフランソワーズ・アルディ自伝の紹介文が掲載さています。アルディ・ファンは必見ですよ。

LaTIna (ラティーナ) 2009年 05月号 [雑誌]

LaTIna (ラティーナ) 2009年 05月号 [雑誌]

 
ポップフランセーズ 名曲101 徹底ガイド フランスは愛と自由を歌い続ける (CDジャーナルムック SUPER Disc SELECTION)
 
あの頃、ショパン

あの頃、ショパン

 

    

70年代最初のゲイ・シンガー ピーター・アレン Peter Allen

上↑の「Peter Allen ピーター・アレン THE BOY FROM OZ ザ・ボーイ・フロム・オズ」をクリックすると、THE BOY FROM OZピーター・アレン 関連のブログ記事が全て表示されます。

 

ピーター・アレン(Peter Allen)に関する記事をいくつか紹介します。

 

雑誌「週刊朝日」1978年6月16日号156~158頁より。

“帰ってきた70年代最初のゲイ・シンガー

ライザ・ミネリ(Liza Minnelli)の前夫ピーター・アレンの華やかな復活”

 

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文:リタ・クリストファー(Rita Christopher / Rita Kristopher / Rita Kristoffer) 

訳:有吉正一郎

 

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男性歌手の“ゲイ・スタイル”を編み出したピーター・アレン

 

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50年代に流行ったハワイ産のシャツを着て…マラカスを振りながら…踊る。

  

f:id:KONTA:20191006160338j:plainディー・アンソニー(Dee Anthony)の弟ビル・アンソニー(Bill Anthony)がピーターを再発見した。「私はいつもみんなから、“好きだけど、少し気味が悪いよ”といわれてきたんだ。」

 

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Left to right: rock concert promoter Bill Graham (1931 - 1991),
music manager Dee Anthony (1926 - 2009),
English singer and guitarist Peter Frampton and
Australian singer-songwriter Peter Allen (1944 - 1992),
New York, 14th March 1977. (Photo by Michael Putland / Getty Images)

 

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ジュディ・ガーランド(Judy Garland)に才能を見いだされた。

 

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よく日焼けしたピーター・アレン

 

こちら↓は雑誌「スクリーン / SCREEN」1970年7月号119頁からの記事

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1970年4月7日、ライザはピーターと別居したことを発表。

“やはり男運の悪かった母親ジュディ・ガーランドの運命をそのまま生きるライザなのかも知れない…”(?)

 

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マンハッタンの小さいクラブ「レノ・スウィニー / Reno Sweeney」。そこは長いこと、ゲイたちの通う店として定着していた。

こちら↓は雑誌「ロードショー / ROADSHOW」1974年10月号206頁からの記事

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1974年7月14日、ピーターとライザの離婚が正式に、最高裁によって認められた。

 

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「私はゲイかって?オヤマアー、だれもそんなこと聞いたことはないよ」

 

ピーター・アレンのアナログLP日本盤を紹介 

f:id:KONTA:20191006174122j:plain「大都会の孤独」 日本コロムビア YS-2579-MD 1900円 解説:川合とものぶ 歌詞・対訳つき
「テンターフィールド・サドラー」 日本コロムビア YS-2769-MD 1900円 解説:小倉エージ 歌詞・対訳つき
「コンチネンタル・アメリカン」 キング A&Mレコード AML-231 2300円 解説:野口久光 歌詞・対訳つき
「愛の鍵」 キング A&Mレコード GP-2008 2300円 解説:青木啓 歌詞つき
「あなたしか見えない」 ビクター音楽産業 アルファレコード AMP-6045 2500円 解説:野口久光 歌詞・対訳つき
「バイ・コースタル」 ビクター音楽産業 アルファレコード AMP-28019 2800円 解説:青木啓、竹内まりや 歌詞・対訳つき
「ノット・ザ・ボーイ・ネクスト・ドア」 日本フォノグラム アリスタレコード 25RS-180 2500円 解説:伊藤秀世 歌詞・対訳つき
「ライヴ・アット・カーネギー・ホール」 日本フォノグラム アリスタレコード 20RS-67~68 4000円 解説:湯川れい子 歌詞つき 

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「そうなんですよ。私は……

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…オーストラリア人でね」(ぐふふ)。 

 

公演に出ていない時、カリフォルニアのラホヤ(La Jolla、カリフォルニア州サンディエゴ市北部)の海べりの家で、プルースト(Marcel Proust)を読んだり、庭いじりをしたり…。 

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母はいつもこう書いてくる。“ピーター、いつもあなたがスーパースターになるって聞かされるけど、もう待ちきれない。一体いつそうなるの?”

1982年3月29日、第54回アカデミー賞(Academy Award)授与式で、「(ARTHUR'S THEME) BEST THAT YOU CAN DO / ニューヨーク・シティ・セレナーデ」がオリジナル歌曲賞(Best Original Song)を受賞

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左から、バート・バカラック(Burt Bacharach)、キャロル・ベイヤー・セイガー(Carole Bayer Sager)、クリストファー・クロス(Christopher Cross)、ピーター・アレン(Peter Allen) 雑誌「スクリーン / SCREEN」1982年6月号のカラーページより。

ピーター・アレン(Peter Allen) と バリー・マニロウ(Barry Manilow)

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“マニ郎君、やっとカムアウトしたんだってね~(ケケケ)。女性ファンをダマして売っちゃあイケナイよぉ~。でも「ニューヨーク・シティ・セレナーデ」をレコーディングしてくれてありがとう。実は昔から僕に憧れてたでしょう?”(←ピーター心情を妄想してみました~。マニ郎のヒット曲「コパカバーナ」(1978年)は一説に、ピーターの「アイ・ゴー・トゥ・リオ」(1976年)にヒントを得て書かれたと言われています。)

 

ピーター・アレンについてさらに詳しくは、こちら私のHPへ: 

http://www5d.biglobe.ne.jp/~ktabloid/index.html

 

バリー・マニロウ(Barry Manilow)の「ニューヨーク・シティ・セレナーデ / (ARTHUR'S THEME) BEST THAT YOU CAN DO 」はこの↓アルバムに収録 。マニ郎は一時期ライザの妹ローナ・ラフトと付き合っていました。やっぱり目標はピーターだったのかしらぁ?

Greatest Songs of the Eighties

Greatest Songs of the Eighties

 

ピーター・アレン(Peter Allen)の編集アルバムでは、これ↓がお勧め。  

Ultimate

Ultimate

 

ピーターの1枚目のソロ・アルバム↓。 

Peter Allen

Peter Allen

 

ピーターの3枚目のアルバム↓。CDは入手困難かも。アナログ・レコードでどうぞ。 

Continental American

Continental American

 

1979年発表の名盤↓。 

アイ・クッド・ハヴ・ビーン・ア・セイラー

アイ・クッド・ハヴ・ビーン・ア・セイラー

 

今でも大人気の作品↓。1980年発表。 

バイ・コースタル

バイ・コースタル

 

なんかスッキリしないアリスタ移籍作↓。 まあ好きだけど、少し気味悪い…。

ノット・ザ・ボーイ・ネクスト・ドア(期間生産限定盤)
 

このライヴ盤↓は素晴らしい出来!。CDでは収録時間の関係上一部カット。LP買え。 

Captured Live at Carnegie Hall

Captured Live at Carnegie Hall

 

大コケしたブロードウェイ・ミュージカルのオリジナル・キャスト盤。いい曲あるよ。 

Legs Diamond

Legs Diamond

 

ピーター・アレン最後のアルバム↓。 

メイキング・エヴリ・モーメント・カウント(紙ジャケット仕様)

メイキング・エヴリ・モーメント・カウント(紙ジャケット仕様)

 

日本編集盤ではこれ↓がいい。 あるうちに買いましょう。

デジタル・リマスター・ベスト

デジタル・リマスター・ベスト

 

正直、ヒュー・ジャックマン(Hugh Jackman) の歌はつまんない…。

Boy From Oz

Boy From Oz

  • アーティスト: PamelaJordan,Tari Kelly,Michael Mulheren,BethFowler,Mitchel David Federan,PatrickVaccariello,Peter Allen,Stephanie J. Block,Isabel Keating,HughJackman
  • 出版社/メーカー: Decca Broadway
  • 発売日: 2003/11/18
  • メディア: CD
  • 購入: 6人 クリック: 36回
  • この商品を含むブログ (8件) を見る
 

ピーターのドキュメンタリー↓。中でコメントする有名人も豪華。 必見!

Peter Allen - The Boy from Oz [DVD] [Import]

Peter Allen - The Boy from Oz [DVD] [Import]

 

ピーターの伝記本↓。ペーパーバックもいまや入手困難…。 

Peter Allen: The Boy From Oz (English Edition)

Peter Allen: The Boy From Oz (English Edition)

 

舞台「The Boy from OZ」のオリジナル・ピーター役はこのトッド・マッケニーさん↓。

TODD MCKENNEY SINGS PETER ALLEN

TODD MCKENNEY SINGS PETER ALLEN

 

トッド・マッケニーさんのもう一つのアルバム↓。ピーターの曲も色々収録。

Just a Gigolo

Just a Gigolo

 

キャロル・ベイヤー・セイガー(Carole Bayer Sager)の自伝本↓。今や整形モンスター。 

They're Playing Our Song: A Memoir

They're Playing Our Song: A Memoir

 

ピーターの愛読書はプルーストの「失われた時を求めて」↓。 

失われた時を求めて(全10巻セット) (ちくま文庫)
 

僕らの時代は筑摩↑か新潮↓の訳だった。俺?1985年の夏休みに読破したぜ!自慢かよ。

こちら↓ にデヴィッド・ラズリー(David Lasley)とピーターの共作「SWEETEST MUSIC」が収録されているけど、この3枚組CDの購入はお勧めしません…。竹内まりやって自作がまったく僕の好みに合わない。最初の2枚のアルバムはいいソングライターの曲を歌っていたから誤魔化せたけど、3枚・4枚目と自作曲が増えだんだん???…が出てきた。4枚目「Miss M」のアルバムA面5曲目以降の5曲を聞いて「この子、私はダメだわ!」とハッキリ悟りました。

こちら↓は2015年にオーストラリアで放映された、ピーター・アレンの生涯をテレビ・ドラマ化した作品のDVD。 

Peter Allen: Not The Boy Next Door
 

トッド・マッケニー主演、1998年豪州初演時の「The Boy from Oz」オリジナル・キャスト盤↓。 CDとしては、ブロードウェイ版よりもこちらの方が楽しめるかも…。

Boy from Oz

Boy from Oz

  • アーティスト:Various Artists
  • 出版社/メーカー: EMI Import
  • 発売日: 2001/12/11
  • メディア: CD
 

The Boy from Oz」のカラオケCDもあるよ↓。 

Boy from Oz

Boy from Oz

  • アーティスト:Boy From Oz
  • 出版社/メーカー: Pocket Songs
  • 発売日: 2011/04/12
  • メディア: CD
 

こちら↓はバリー・マニ郎(Barry Manilow)君とピーター・アレンのカラオケCD。

Allen*Peter

Allen*Peter

  • アーティスト:Barry Manilow
  • 出版社/メーカー: Pocket Songs
  • 発売日: 2011/04/12
  • メディア: CD
  
Me and My Shadows: Life with Judy Garland

Me and My Shadows: Life with Judy Garland

  • 作者:Lorna Luft
  • 出版社/メーカー: Pan Books
  • 発売日: 2001/12/07
  • メディア: ペーパーバック
 
Songs My Mother Taught Me

Songs My Mother Taught Me

  • アーティスト:Lorna Luft
  • 出版社/メーカー: First Night Records
  • 発売日: 2007/12/11
  • メディア: CD
 

おまけ:下の男3人は、みんなゲイですよ~ん(キャハハ)。あなたのダンナももしかして…?

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マーク・ヘロンとジュディ・ガーランド

 

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ライザ・ミネリピーター・アレン

 

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バリー・マニロウとローナ・ラフト (ライザの異父妹)   

映画「愛と法」 私にはもの足りなかったドキュメンタリー

 2018年8月5日の日曜日の17:00から、大阪難波高島屋前で行われた「杉田水脈議員の辞職を求める大阪緊急街宣」を支持しに、私もこの抗議活動イヴェントに出かけて行った。その時「この人、なんか見たことある!」という男の人がいたのだが、それが南和行弁護士であった。あとで思い出したのだが、南さんの顔を知っていたのは、2013年の8月にテレビで放映された「映像'13」という1時間のドキュメンタリーをビデオに録画し、それを見ていたからであった。

 

「映像'13」について詳しくはこちら:

http://gladxx.jp/news/2013/08/3440.html

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TBSオンデマンド
MBSドキュメンタリー「映像’13」 弁護士“夫夫”

https://streaming.yahoo.co.jp/c/y/00505/v13040/v1000000000000006466/

 

 その8月5日の難波の街宣の終わりの方で、南和行弁護士が行ったスピーチが大変素晴らしく、それを聞いて私は南さんのファンになってしまった。その演説にとても感動した私は、南さんにメールを送って感謝の気持ちを述べようかと思ったほどである(実際はメールは送らなかったが…)。

 

杉田水脈議員の辞職を求める大阪緊急街宣」模様はこちら:

(南和行弁護士の素晴らしいスピーチは52:00~59:00あたり)

https://www.youtube.com/watch?v=MkwElZr9wHg

#0805杉田辞職しろ大阪街宣

 

 そしてその日、家に帰ってから5年前に録画したビデオを取り出して「映像'13」を再び見た。とても良い内容で、その後、友人にそのビデオを見せたりもした。それからしばらくして「愛と法 / OF LOVE & LAW」(2017年 戸田ひかる監督 94分)という、南和行さんと吉田昌史さんの弁護士“夫夫”の新たなドキュメンタリー映画が公開されるとネットの情報で知った。そう、それから私は映画の公開を大変楽しみにしていたのである。先日その映画が大阪で公開され、私も早速観て来たのであるが、期待がすごく大きかったせいか、その出来になんだかもの足りないものを感じてしまった。

 

「これって罪ですか?」

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「それ、罪じゃありません!」

 

 ドキュメンタリーでは弁護士“夫夫”が扱っている裁判の内容がずっと続いていて、二人の愛の生活が、あまり印象に残らなかったからかもしれない。弁護士“夫夫”がずっと仕事に忙殺されてるようで、お疲れ気味のカップルを見ているのは、かなりしんどかった。実際、二人の現在の日常生活がそうなのかもしれないが、ゆったりくつろぐ休暇中の二人の姿も見たかったと思う。テレビの「映像'13」では、二人が旅行に行った時の模様や、仲間たちとのバーベキュー、パトリック・リネハン大阪神アメリカ総領事(当時)とその夫であるエマーソン・カネグスケさんとの豪華な食事会の様子など、空間的な広がりのある、素敵な場面が色々あったので、そういったシーンがこの映画にも多くあれば、観客も一息つけるし、もっとメリハリというか、コントラストがあってよかったのではないだろうか?

 

 それと気になったのは、現在の“夫夫”の法的な位置づけである。2018年現在、日本では同性婚がまだ法的に認められてはいない。お二人が2011年に結婚披露宴を行ったのは映像で出てくるのだか、それが単なるお披露目のイヴェントだけで終わっているのか、実際に養子縁組などをして、なんらかの法的に認められた関係であるのかが説明されていないので、そこがよくわからない。二人が望んでいるらしい、同性カップルとして里親になる、とういことにはどういったハードルを越えなければならないのかも、特に説明されていないのが気になった。

 

 もうひとつ、山本なつおさんという方が唐突に出てきて一枚の紙を見せて「この一枚の紙の為に…」といった話をするのだが、そこが説明不足で「え、何?何?」となってしまった。なつおさんは見たところ、トランスジェンダーのようにも見えるし、発言では「母と娘」になってるし、「え、どういうこと?戸籍の性別の変更かなにかの話が突然出てきたの???」と、混乱してしまった。でも、シェフになりたいみたいな話もしていたので、なつおさんの映像の前に出てきた、後姿のみで登場した無戸籍問題の男の人?で「料理関係の仕事につきたかったけど、戸籍の問題であきらめてしまった」と話していた方と、このなつおさんはもしかして同一人物なのか?とごちゃごちゃになってどうもスッキリしなかった。もともと無戸籍問題の記者会見では顔を隠した長い髪の女性が出てきていたし、いったいこれはどうなってるんだと、とても理解しづらく、ここはまったくの説明不足だと思う。この3人はどう繋がるのか?もしかして3人がみな同一人物とか?どうも編集に問題があるのではないかと思ってしまった。何も説明されていないので大変混乱させられる。

 

 “夫夫”と一時同居することになる「ゲイのことはテレビで見て知ってるから」と言っていた若者カズマ君へのインタビューもちょっとツッコミ不足である。実際ゲイのカップルと同居してみて、テレビで見ていたゲイとどう違った(あるいは同じだった)のか、そういう点を訊いてみたかったし、カズマ君の現在の恋人(女性)の驚きの反応にも、何らかの質問を投げかけてみてもよかったのではないだろうか?

 

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 また、勉強会が終わった後、南弁護士に否定的な意見を言ってくるオヤジがちょっと映し出されるのだが、そういう人物をもう少し カメラが追っていたらもっとゲイや同性カップルに対する凝り固まった偏見があぶりだされて良かったのではないかとも思われる。南さんが多忙でその人物の相手をする時間がなかったとしても、そのオヤジが自分の主張を述べるのをカメラにとらえるだけでも何らかの差別意識や嫌悪、恐怖が、そこに映し出されたのではないだろうか?「私の本を読んでください。すべて書いてありますから」という南弁護士の言葉で、やりとりが終わってしまったのが残念であった。

 

 この映画には英語字幕がついているのだが、「この日本語はどう訳されているのだろう…」と気になってついついそちらを目で追うので、結果、映像に集中するのを妨げることになってしまっている気がする。

 

 映画を観終わって、二人が扱っている裁判の話だけで映画が終わってしまったという印象が強かった。「え、これでもう終わり?」と、どうも自分が期待していたものとは違っていて、かなりもの足りなかった。ゲイ・カップルの素敵な生活が見たいという私の望みは、やはりこのドキメンタリーには、要求しすぎなのだろうか?

 

 私は南和行弁護士のファンである。だからこのドキュメンタリー映画を支持したいし、多くの人に見てもらいたいという気持ちは当然ある。しかし、残念な部分が色々あって観終わったあと、手放しで褒め称えるということは出来なかった。ドキュメンタリーではどこまで突っ込めるかが、監督の力量ではないだろうか?映画の素材は素晴らしいのに、そこがとても残念である。もともと面白い題材をただ撮っているだけではダメなのだ。でも、私はもう一度、今度は友人を連れてこのドキュメンタリー映画を見に行くつもりでいる。もしかしたら私が見逃している部分があったかもしれないし、今度はもっとよく理解できるかもしれない。また友人の意見も聞いてみたいという気持ちもあるからだ。

 

 色々厳しいことを書いてしまったが、これは、皆さんにもぜひご覧になっていただきたい作品であり、色んな人に意見を表明していただきたいドキュメンタリー映画であることは確かである。

 

追記:弁護士“夫夫”の著作「僕たちのカラフルな毎日」も早速購入いたしましたよん。

 

追記2(2018年10月4日):

同性婚

同性カップルが里親になること

君が代不起立裁判

・ろくでなし子裁判

・無戸籍者裁判

この5つそれぞれが、各90分のドキュメンタリー映画を撮れそうな程、大きなテーマである。それを94分の1本の映画でまとめて一気に見せられるので、“ツッコミ不足”、“もの足らん”、“ごちゃごちゃや”、“なんか疲れたわ” という感想になったのではないか? 監督さん、ちょっと欲張りすぎたのでは?

 

追記3(2018年10月7日):

 2回目観てきた。やっぱり説明不足でわかりにくい部分が気になる。ドキュメンタリーでそれは致命的では?

 吉田昌史弁護士が「仕事を辞めた」と発言するシーンがあるのだが、それがいつのことかまったく不明で、「え、弁護士辞めたの?もしかして休職してるという意味?」と混乱させる。もっとテロップで分かり易くすべきでは? この部分、私は後に弁護士“夫夫”の著作「僕たちのカラフルな毎日」(←素晴らしい内容!)を読んでやっとなんのことか理解できた。

 今回の観賞で、“無戸籍者A”(髪が長く顔を隠した女性に見える人)、“無戸籍者B”(声から男性に思える後姿のみ登場の人)、そして“山本なつお”さん(トランスジェンダーに見える人)がいることが、わかったが、この“無戸籍者B”と“なつお”さんがどうやら、同一人物のように思える(後姿の無戸籍者Bらしき映像がなつおさんの部分に挟み込まれる為)が、実際どうなのかは不明。もし同一人物なら、「無戸籍者Bは、山本なつおとして戸籍取得」という説明がなぜないのか、理解できない。なつおさんが親と喧嘩したと発言するのだが、なぜなのか、どういった問題点がそこにあったのかも、まったく触れられていない。

 それと、ある無戸籍者の母親が「この子が死んだら、誰が一体この子の存在を覚えていてくれるのだろう?」という場面があるのだか、「はあ?」という感じである。無戸籍であるということは、そんな感情レベルの問題ではないだろう。日本で戸籍がないということは、「生きていく上で」とてつもない困難を伴うことである。‘死んでも覚えていてもらいたい’なんていう感傷的な発言場面を入れるなら、もっと大切な入れるべきシーンがあったのではないだろうか?

 取り扱った題材はすごくよいのに、作りが悪くてイライラ、モヤモヤさせられる点が多いドキュメンタリーになってしまったのが、とても残念である。

 

最後に: 

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この↑ポスターやチラシならば、あのドキュメンタリー内容でも納得いくが、弁護士“夫夫”を、集客の為か前面に押し出して宣伝しているので、私のように「なんか期待してたものと違うぞ」と思ってしまうのではないだろうか?人間ドラマや恋愛映画の短い一場面のセックス・シーンを、ビデオやDVDのジャケット写真に使って、エロエロ映画に見せて売る商法と同じやり方のような気がする。誤解を招く広告、JAROに訴えたくなったわん。責任者、出てこいっ!

 

僕たちのカラフルな毎日 ~弁護士夫夫の波瀾万丈奮闘記~

僕たちのカラフルな毎日 ~弁護士夫夫の波瀾万丈奮闘記~

 
同性婚 私たち弁護士夫夫(ふうふ)です(祥伝社新書)
 

 

 

Phyllis Hyman フィリス・ハイマン You're The One

 フィリス・ハイマン(Phyllis Hyman)が1977年に録音し、2002年までお蔵入りしていた歌「You're The One」。この曲はフィリスの1枚目のアルバム「PHYLLIS HYMAN / ソフト&メローの妖精」(1977年)で「One Thing On My Mind / ワン・シング・オン・マイ・マインド」と「I Don't Want To Lose You / 君を失いたくない 」の2曲のアレンジとプロデュースを担当した John Davis (John E. Davis) によってプロデュースされています。

 

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また、この歌を書いたのも John Davis 自身です。 

You're The One

Written by John Davis

and published by Midsong Music Inc. and Mydeb Music, Inc.  (ASCAP)

(c)1977

 

私がこの歌「You're The One」を最初に聞いたのは、アシュフォード&シンプソン(Ashford & Simpson)がプロデュースした、ヴァレリー・シンプソン(Valerie Simpson)の弟のレイ・シンプソン(Ray Simpson)のアルバム「TIGER LOVE」(1978年)ででした。

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レイのヴァージョンも John Davis がアレンジを担当しています。 

 

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アシュフォード&シンプソン作の歌がひとつも含まれていないのがなんとも残念なアルバムです。

 

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(注意!) 1992年にヴァージンからアルバムを出した、イギリスを拠点に活動する同姓同名の Ray Simpson という歌手がいます。顔もかなり似ているので紛らわしいですが、まったくの別人だそうです。私は今まで25年間ずっと同一人物だと思い込んでました。フランキー・ナックルズのリミックスした12インチなども当時買って持ってます。  

 

レイのアルバムの中にあった「You're The One」の歌詞を掲載しておきます。 

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 この曲の出版元の「Midsong」はジョン・トラヴォルタ(John Travolta)のレコードを出していたレーベルだったのを思い出して、ジョンの1976年と1977年の2枚のアルバムをチェックしてみました。するとやっぱりクレジットに John Davis の名前がありました。Davis さん、トラヴォルタのファースト「JOHN TRAVOLTA / 初恋のプリンス」では全曲のアレンジ、セカンドの「CAN'T LET YOU GO / サタデイ・ナイト・ヒーロー」では1曲プロデュースとアレンジを担当しています。私はトラヴォルタのレコード、中学の時から大好きだったのです。

 

Midsong / Midland についてはこちら:
https://en.wikipedia.org/wiki/Midland_International_Records

 

 John Davis さんのことが気になったのでもうちょっと調べてみると、この曲「You're The One」のオリジナルが彼自身のディスコ・アルバムに入っているという情報も出てきました。

John Davis and the Monster Orchestra

アルバム「UP JUMPED THE DEVIL」1977年

 

とりあえずシングル盤をネットで見つけて購入しました。 

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こちらで聞くことができます:

John Davis & The Monster Orchestra - You're The One 1977
https://www.youtube.com/watch?v=GOD-UfCT9bg

 

 John Davis は1947年フィラデルフィア生まれで、The Silver Convention, Teddy Pendergrass, Diana Ross, First Choice, The Three Degrees, Carol Douglas, Charo, Grace Jones, Joey Travolta などのアレンジやプロデュースをしている方だったんですね。私の持ってるレコード(↓下の画像)にも沢山彼の仕事がありました。彼がアレンジとプロデュースを手掛けた最初の大ヒットが William DeVaughn のアルバム「Be Thankful For What You Got」(1974年)だっだとは、素晴らしいです。

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Works of John Davis (producer, arranger and musician) 

 

こちらで彼の興味深いインタビューが読めます:
An interview with producer, arranger and musician, John Davis by Eric Warncke
https://www.discomusic.com/53-john-davis

 

 2013年に SOULMUSIC RECORDS から再発されたフィリスのファースト・アルバム(番号:SMCR 5101 ジャケット表の左下に THE BUDDAH YEARS と印刷されている全13曲入りのCD)のライナー・ノーツの中でも彼は、フィリスについての思いと録音時の思い出を語ってくれています。とても心を打つコメントですよ。ぜひ読んでみてください。

 

 おまけ:

 ヴァレリーの弟レイ・シンプソンは、ヴィレッジ・ピープル(Village People)のリード・ヴォーカルを1代目のヴィクター・ウィリス(Victor Willis)から引き継いだことも知られています。 ヴィレッジ・ピープルが初来日した1980年のインタビューがあったので、ついでにアップしておきます。レイは映画「ミュージック・ミュージック / Can't Stop The Music」(1980年)にも出演しており、下のインタビューでも発言しています。ネットの情報によると、現在、奥様と娘さんが一人がいるそうです。ヘテロやったんかいっ!!

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このインタビューに参加したのは 、

デイヴィッド・ホードー(David Hodo) 道路工事人

グレン・ヒューズ(Glenn Hughes) バイカ

レイ・シンプソン(Ray Simpson) 2代目ポリスマン

フェリペ・ローズ(Felipe Rose) インディアン

の4名。

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(↑ヴァレリー・シンプソン兄貴って…実は男だったのかっ?)

ランディ・ジョーンズ(Randy Jones) カウボーイ

アレックス・ブレイリー(Alex Briley) GI 

は欠席です。

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このインタビュー記事は、関西ディスコ連盟が発行したフリー・ペーパー「Dancin'」VOL.1 / 創刊号(1980年5月25日号)より。1980年の9月中旬に西梅田の大阪ウドー音楽事務所にルパート・ホルムズ(Rupert Holmes)のコンサート(1980年11月19日 万国博ホールにて開催)のチケットを買いに行った時にもらったものです。関西のディスコ・チャートなども掲載されていてとても素敵な内容のフリー・ペーパーでした。

 

 John Davis さんのコメントが読めるのはこの↓2013年発売の「THE BUDDAH YEARS」です。もちろん 「You're The One」も収録されています。 

THE BUDDAH YEARS

THE BUDDAH YEARS

 
Very Best of Ashford & Simpson (Reis)

Very Best of Ashford & Simpson (Reis)

 
John Travolta

John Travolta

 
Can't Let You Go

Can't Let You Go

 
Travolta Fever

Travolta Fever

 
Disco Recharge: Night & Day/Up

Disco Recharge: Night & Day/Up

 
Disco Recharge: Ain't That Eno

Disco Recharge: Ain't That Eno

 
Live & Sleazy

Live & Sleazy

 
Can't Stop The Music: The Original Motion Picture Soundtrack Album

Can't Stop The Music: The Original Motion Picture Soundtrack Album

 
Partners in Crime

Partners in Crime

 
アドヴェンチャー

アドヴェンチャー

 
Greatest Hits

Greatest Hits

 
パートナーズ・イン・クライム

パートナーズ・イン・クライム

  
Be Thankful For What Y

Be Thankful For What Y

 
Be Thankful for What You Got

Be Thankful for What You Got

 
世界の恋人

世界の恋人

 
Ole Ole

Ole Ole

 
Portfolio/Fame/Muse

Portfolio/Fame/Muse

 
Fame

Fame

 
Full Bloom

Full Bloom

 
Original Album Classics

Original Album Classics

 
This One's for You / Heaven Only Knows

This One's for You / Heaven Only Knows

 
YOU KNOW HOW TO LOVE ME (EXPANDED EDITION)

YOU KNOW HOW TO LOVE ME (EXPANDED EDITION)

 

フィリスの「You're The One」はこの↑アルバムにもボーナス・トラックとして収録されていますが、作者のクレジットは(Unknown)となっています。

ユー・ノウ・ハウ・トゥ・ラヴ・ミー(期間生産限定盤)
  
Strength of a Woman: The Phyllis Hyman Story

Strength of a Woman: The Phyllis Hyman Story

  

収録曲がありきたり。つまらないボックス・セット↓。中途半端なものをBoxで出すな!

 

    

Phyllis Hyman フィリス・ハイマン Here's That Rainy Day

 スタンダードの「Here's That Rainy Day」 の好きなヴォーカル・ヴァージョンは、ケニー・ランキン(Kenny Rankin)、ディオンヌ・ワーウィック(Dionne Warwick)、そしてもちろん、フィリス・ハイマン(Phyllis Hyman)。

 

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"Here's That Rainy Day"

(Johnny Burke / James Van Heusen)

 

Maybe I should have saved those leftover dreams
Funny but here's that rainy day
Here's that rainy day they told me about
And I laughed at the thought
That it might turn out this way

Where's that worn out wish that I threw aside
After it brought my love near
Funny how love becomes such a cold rainy day
And funny that rainy day is here

 

"Here's That Rainy Day (レイニイ・デイ / あの雨の日が)"

歌詞 和訳 意味 意訳


たぶん、古くなった夢であっても、残しておくべきだったのね
おかしいわ、そう今日はつらい雨の日…
こんな日のことだったのね、彼らが言ってたのは…
傷ついて泣くことになるかもよ、と忠告された時、
そんなことありえないわと、笑い飛ばしてしまった私

愛が近づいてくるまで大切にしてきたあの希望は、どこかしら?
その願いが叶いそうで舞い上がっていた私は、
長く持ち過ぎてボロボロになってしまっていたそんな希望など、
どこかへ捨ててしまったの

おかしいわね、愛というものが、
こんな冷たい雨模様になってしまうなんて…
滑稽だわ、かつては大切に持っていた夢や希望も、
そして近づいてきたと思った愛さえ失くして、
彼らの言った通り
こんなつらい雨の日にいるなんて…

 

 

(私の歌詞解釈)

 調子がいい時には気にも留めない “残り物の(leftover)” 食糧や “着古した(worn out)” 衣服も、災害時などの “まさかの時(rainy day)“ には、必要となることがあります。恋にのぼせあがっている時には聞く耳を持たなかった周りの人々の忠告が、思い通りに運ばなかった恋の終わりに甦ってくるのです。「こんなことなら、あれらの古びた “dreams” や “wish” でも、捨てずに残しておけばよかった。有頂天だった私は後で必要になるなんて、まったく考えもしなかった…。彼らがあの時言ってくれていたのは、こういう “雨の日ーまさかの時” のことだったのですね。 “dreams” も “wish” も “love” も残されていない今の私、可笑しい…。」

 

Ultimate Phyllis Hyman

Ultimate Phyllis Hyman

 
Loving You Losing You: Classic

Loving You Losing You: Classic

 
Sing a Song

Sing a Song

 
SOMEWHERE IN MY LIFETIME ~ EXPANDED EDITION

SOMEWHERE IN MY LIFETIME ~ EXPANDED EDITION

 
I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN/VERY DIONNE/DIONNE/JUST

I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN/VERY DIONNE/DIONNE/JUST

 
Kenny Rankin Album

Kenny Rankin Album

 
I Am Who Sings

I Am Who Sings

 

↑フィリスの元ダンナ様のジャズ・ヴォーカル・アルバム。  兄のモンティ・アレキサンダー(Monty Alexander)も参加しています。 

ア・タイム・フォー・ラヴ+1(紙ジャケット仕様)

ア・タイム・フォー・ラヴ+1(紙ジャケット仕様)

 

信じられない程素晴らしいディック・ノエル(Dick Noel)のアルバム↑。「Here's That Rainy Day」も歌っています。廃盤になる前に(今すぐ)手に入れましょう!!

アイズ・フォー・ユー

アイズ・フォー・ユー

 

 ↑大好きなエセル・エニス(Ethel Ennis)のアルバム。「Here's That Rainy Day」も収録。

「Here's That Rainy Day」収録の美しいアルバム!!↑。

フランソワーズ・アルディ Françoise Hardy の初来日 1974年

 フランソワーズ・アルディ(Françoise Hardy) の初来日時の写真を見つけました。

 

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Françoise Hardy, sa première fois au Japon, du 16 au 20 avril 1974

 

古い映画雑誌「ロードショー」の1974年7月号の113頁に載っていました。この時のアルディは1974年4月16日から4月20日の5日間、日本に滞在。来日中に、1973年6月16日生まれの一人息子のトマ・デュトロン(Thomas Dutronc)が病気だという知らせが届き、予定を変更して急遽パリに戻ったそうです。

 

その後アルディは2度来日しています。

1991年4月末、伊勢丹主催のプライヴェートトーク・ショー(4/27土曜日、4/28日曜日に原宿クエストホールにて開催)の為に来日、2週間ほど滞在

(この時の様子は下↓のリンクの記事が素晴らしいです。2023年4月8日追記)

https://ameblo.jp/jametjohn/entry-12797452652.html

フランソワーズ・アルディの思い出@1991

 

1996年7月末、アルバム「ル・ダンジェ~危険な香り / LE DANGER」のプロモーションの為に来日

 

おまけ:裕木奈江さんの1994年のアルバム「素描」にアルディとアラン・ルブラノ(Alain Lubrano 1964 - 2011)が共作した「COMMENT SAVOIR?」の日本語カバー「愛が聞こえる」が収録されています。オリジナルは Alain Lubrano の1992年のアルバム「EAUX TROUBLES」(←アルディとの共作8曲あり)で。

 

スエーデンの城 [DVD]

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グラン・プリ [Blu-ray]

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ル・ダンジェ?危険な香り

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Live in the Sixties

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Entr'Acte

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Eternels Jusqu'a Demain

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プロフィール

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Personne D'autre

Personne D'autre

 
PERSONNE D'AUTRE [LP] [12 inch Analog]

PERSONNE D'AUTRE [LP] [12 inch Analog]

 

フランソワーズ・アルディの自伝本の英訳が発売になっていました↓。日本語版も発売して下さい。日本でも絶対売れると思います。翻訳はぜひ、アルディ研究家のカストール爺さんで、たのんまっせ! 

http://pepecastor.blogspot.com/2009/02/blog-post_17.html

The Despair of Monkeys and Other Trifles: A Memoir by Françoise Hardy

The Despair of Monkeys and Other Trifles: A Memoir by Françoise Hardy