スタンダードの「Here's That Rainy Day」 の好きなヴォーカル・ヴァージョンは、ケニー・ランキン(Kenny Rankin)、ディオンヌ・ワーウィック(Dionne Warwick)、そしてもちろん、フィリス・ハイマン(Phyllis Hyman)。
"Here's That Rainy Day"
(Johnny Burke / James Van Heusen)
Maybe I should have saved those leftover dreams
Funny but here's that rainy day
Here's that rainy day they told me about
And I laughed at the thought
That it might turn out this way
Where's that worn out wish that I threw aside
After it brought my love near
Funny how love becomes such a cold rainy day
And funny that rainy day is here
"Here's That Rainy Day (レイニイ・デイ / あの雨の日が)"
歌詞 和訳 意味 意訳
たぶん、古くなった夢であっても、残しておくべきだったのね
おかしいわ、そう今日はつらい雨の日…
こんな日のことだったのね、彼らが言ってたのは…
傷ついて泣くことになるかもよ、と忠告された時、
そんなことありえないわと、笑い飛ばしてしまった私
愛が近づいてくるまで大切にしてきたあの希望は、どこかしら?
その願いが叶いそうで舞い上がっていた私は、
長く持ち過ぎてボロボロになってしまっていたそんな希望など、
どこかへ捨ててしまったの
おかしいわね、愛というものが、
こんな冷たい雨模様になってしまうなんて…
滑稽だわ、かつては大切に持っていた夢や希望も、
そして近づいてきたと思った愛さえ失くして、
彼らの言った通り
こんなつらい雨の日にいるなんて…
(私の歌詞解釈)
調子がいい時には気にも留めない “残り物の(leftover)” 食糧や “着古した(worn out)” 衣服も、災害時などの “まさかの時(rainy day)“ には、必要となることがあります。恋にのぼせあがっている時には聞く耳を持たなかった周りの人々の忠告が、思い通りに運ばなかった恋の終わりに甦ってくるのです。「こんなことなら、あれらの古びた “dreams” や “wish” でも、捨てずに残しておけばよかった。有頂天だった私は後で必要になるなんて、まったく考えもしなかった…。彼らがあの時言ってくれていたのは、こういう “雨の日ーまさかの時” のことだったのですね。 “dreams” も “wish” も “love” も残されていない今の私、可笑しい…。」
Loving You Losing You: Classic
- アーティスト: Phyllis Hyman
- 出版社/メーカー: RCA
- 発売日: 1996/03/26
- メディア: CD
- この商品を含むブログを見る
SOMEWHERE IN MY LIFETIME ~ EXPANDED EDITION
- アーティスト: PHYLLIS HYMAN
- 出版社/メーカー: SOULMUSIC RECORDS
- 発売日: 2013/04/22
- メディア: CD
- この商品を含むブログを見る
I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN/VERY DIONNE/DIONNE/JUST
- アーティスト: DIONNE WARWICK
- 出版社/メーカー: EDSEL
- 発売日: 2017/03/03
- メディア: CD
- この商品を含むブログを見る
- アーティスト: Kenny Rankin
- 出版社/メーカー: Video Arts
- 発売日: 2010/02/16
- メディア: CD
- 購入: 4人 クリック: 8回
- この商品を含むブログ (4件) を見る
↑フィリスの元ダンナ様のジャズ・ヴォーカル・アルバム。 兄のモンティ・アレキサンダー(Monty Alexander)も参加しています。
信じられない程素晴らしいディック・ノエル(Dick Noel)のアルバム↑。「Here's That Rainy Day」も歌っています。廃盤になる前に(今すぐ)手に入れましょう!!
↑大好きなエセル・エニス(Ethel Ennis)のアルバム。「Here's That Rainy Day」も収録。
「Here's That Rainy Day」収録の美しいアルバム!!↑。