Kontaの歓びの毒牙

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ユーミン Yuming 松任谷由実 & チャー Char 竹中尚人 1982年7月

 1982年7月のユーミン(松任谷由実 / 荒井由実)とチャー(Char / 竹中尚人)の対談。

 

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チャー Char 竹中尚人  & ユーミン Yuming 松任谷由実 1982年

 

 カッコよくない人はナニやってもダメ。カッコいいもん、ピンク・クラウド全体が。

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一番良く聴いていたのが、ユーミンのテープ。

 

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一番ROCKしてると思う。

 

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私もね、10代の頃は過激な少女だったのよね。

 

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“私すごいピンク・クラウドのミーハーなのよ。ピンク・クラウドっていうバンド、ルイズ・ルイス加部とチャーともう一人(ジョニー吉長)でやってるんだけど、とってもいいの。”(ユーミン・インタビュー集「ルージュの伝言」1983年 角川書店 の中での発言)

 

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ほとんど曲が先。でも詞の構想っていうか映像は出来ているから。

 

死ぬまでにオリジナル・アルバム100枚つくろうって言ってるの。 

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「珈琲もう一杯 ギタリスト vs ポップギャル AMAZING対談集」(シンコー・ミュージック 1982年12月1日発行 企画・構成:伊丹由宇 117~122頁より)

 

 Yumingはこの対談から33年後の今年2015年に初めて、Charに作詞・作曲の書き下ろし作品「Night Flight」を提供しました。Charの還暦記念アルバム「ROCK+」に収録されています。

 

ROCK 十

ROCK 十

 
Char

Char

 
have a wine

have a wine

 
THRILL

THRILL

 
FREE SPIRIT

FREE SPIRIT

 
TRICYCLE

TRICYCLE

 
OiRA

OiRA

 
KUTKLOUD

KUTKLOUD

 
CLOUD LAND

CLOUD LAND

 
PINK CLOUD

PINK CLOUD

 

"Rock十" Eve -Live at Nippon Budokan- [Blu-ray Disc+2CD]

 
気づかず過ぎた初恋

気づかず過ぎた初恋

 
PEARL PIERCE

PEARL PIERCE

 
ルージュの伝言 (1983年)

ルージュの伝言 (1983年)

 
ルージュの伝言 (角川文庫 (5754))

ルージュの伝言 (角川文庫 (5754))

 

 

藤真利子 大村憲司 対談 1981年3月

 藤真利子さんと今は亡きギタリスト大村憲司さん(1949 - 1998)との対談、1981年3月、六本木の中華レストランにて。大村憲司さんはこの翌1982年、真利子さんのアルバム「狂躁曲」に「花まみれのおまえ」「雪」の2曲を提供されることになります(作曲を担当)。

 

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藤真利子 Mariko Fuji 微美杏里 Vivi Enleigh 1983年

 

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デヴィッド・ボウイ(David Bowie)だけは異常に好き。

 

大村憲司:きょうは和服じゃないんですね。

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藤真利子:仕事以外でも週に2日は和服は着てるんですよ。

 

フランソワーズ・アルディ(Françoise Hardy)、ブリジット・フォンテーヌ(Brigitte Fontaine)とかマリー・ラフォレ(Marie Laforêt)なんか大好き。デモ・テープ自宅で8時間もかかって作ったんですよ。

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(アルバム「浪漫幻夢」のレコーディングでは)、ユーミン(松任谷由実 / 荒井由実)や南佳孝さん、岸田智史さんもスタジオに来てくれて…。

 

藤真利子 & 大村憲司 1981年

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Mariko Fuji & Kenji Omura (Kenji Ohmura)  March 1981

 

YMOのワールド・ツアーの時の話なんか聞かせて下さいよ。

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YMOのワールド・ツアーが “文句なく成功だった” なんて、オーバーよ、ウソよ!って、高橋幸宏(高橋ユキヒロ)さんに言ったんです。

 

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藤真利子 Mariko Fuji 微美杏里 Vivi Enleigh 1979年

 

レースのシースルーを着たりもするんですけど…。

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藤真利子・ファースト・コンサートのバック・バンドは、クラフトワーク(Kraftwerk)が担当!?(ハッタリというか見栄で…)。

 

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1978年

 

大村憲司:毎日、酒を飲んでます。

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「珈琲もう一杯 ギタリスト vs ポップギャル AMAZING対談集」(シンコー・ミュージック 1982年12月1日発行 企画・構成:伊丹由宇 211~216頁より)

 

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1986年

 

藤真利子「ファースト・ドラマチック・コンサート」1981年4月30日
についてはこちらを参考に:

http://k0nta.hatenablog.com/entry/2014/09/11/001853

コンサートのバックを担当する「クラフト」(三井誠バンド)とは?
http://members3.jcom.home.ne.jp/craft_2013/ 

 

「狂躁曲」 (オリジナル発売:1982年1月25日)

01. 薔薇 (作詞:山口洋子 / 作曲:沢田研二 / 編曲:岡田徹)
02. 花がたみ (作詞:寺山修司 / 作曲・編曲:鈴木慶一)
03. 花まみれのおまえ (作詞:赤江瀑 / 作曲:大村憲司 / 編曲:白井良明)
04. 真利子 うらみうた (作詞:吉原幸子 / 作曲:微美杏里 / 編曲:鈴木慶一)
05. 野ざらし百鬼行 (作詞:赤江瀑 / 作曲・編曲:鈴木慶一)
06. 折鶴秘唱 (作詞:寺山修司 / 作曲:微美杏里 / 編曲:岡田徹)
07. 雪 (作詞:辻井喬 / 作曲:大村憲司 / 編曲:岡田徹)
08. それがどうしたの (作詞:山口洋子 / 作曲:高橋幸宏 / 編曲:岡田徹)
09. どんな春が (作詞:辻井喬 / 作曲:高橋幸宏 / 編曲:鈴木慶一)
10. メルヘン (作詞:吉原幸子 / 作曲・編曲:鈴木慶一)
11. ボーナス・トラック:鬼狂言 (作詞:寺山修司 / 作曲・編曲:鈴木慶一)(1981年10月25日発売シングル“花がたみ”B面)

 

(注)このアルバムで作品を提供している山口洋子さんは、演歌の歌詞を書いている方とは別人の、「誰もいない海」の作詞者としても知られる詩人の山口洋子さんです。

 

 

浪漫幻夢

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狂躁曲+1

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アブラカダブラ+1

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ガラスの植物園

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ファースト・ステップ

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KENJI SHOCK(紙)

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春がいっぱい(紙)

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地球に落ちて来た男 [DVD]

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Five Years 1969

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Francoise Hardy - Original Album Series

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Comme a La Radio

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Gold

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Marie Laforet

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人間解体(ザ・マン・マシーン)  <FOREVER YOUNG CAMPAIGN 2015>対象商品

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南佳孝 ゴールデンJ-POP THE BEST

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Solid State Survivor

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音楽殺人

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ユーミン 甘い予感 アン・ルイス Ann Lewis

  この下の写真は1980年4月30日のユーミン(松任谷由実 / 荒井由実)とアン・ルイス(Ann Lewis)さん。雑誌の対談で会った二人ね。

 

Yuming (Yumi Matsutoya) and Ann Lewis    30 April 1980

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ユーミン (松任谷由実 / 荒井由実) & アン・ルイス (Ann Lewis) 1980年4月30日

 

上の画像は、当時クラスメートが雑誌から切り取って持って来てくれたので、雑誌名はわからないんだけど、「アン・ルイスのイエイ・エイ・エーイ対談 第28回」という記事からのもの。この中でユーミンはこの年(1980年)5月から始まる「ブラウンズ・ホテル / Brown's Hotel」ツアーなどについて話しています。(追記:マンガ雑誌 月刊 ミミ / mimi に掲載された対談だと情報をいただきました。ありがとうございます。)

 

こちら↓は、1985年のアン・ルイスさんのインタビューより。アンのキャリアの転換点にもなったというユーミン作詞・作曲の「甘い予感」について、興味深いことを語っていますよ。

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「甘い予感」アンのヴァージョン(1977年)は、マンタ(松任谷正隆)さんが編曲を担当し、山下達郎さんがザ・ビーチ・ボーイズ(The Beach Boys)風の、とっても素敵なコーラスをつけています。2年後(1979年)に出たユーミン自身のヴァージョン(リズム・アレンジは細野晴臣さん)よりも、こちらのアレンジの方がずっといいと僕は思います。

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 ユーミンアン・ルイスの魅力を “コニー・フランシス(Connie Francis)的だ” と感じていたそうで、そこからオールディーズっぽいこのナンバー「甘い予感」を書いたのだとか…。コニー・フランシスと言えば、「ルージュの伝言」も、コニーのヒット曲「カラーに口紅 / LIPSTICK ON YOUR COLLAR」を繰り返し聴いて書き上げたと、ユーミンは1978年秋のラジオ番組で話していました。

Lipstick On Your Collar by Connie Francis 1959 :
https://www.youtube.com/watch?v=YMlALAaEwfA

 

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この左下のアンのコンサートのちらしは、1979年のもの。下の部分に当時大阪ミナミにあったアン・ルイス・プロデュースのディスコ「アニーズ・イン / Annie's Inn」の広告も載っています 。へへへ…。

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右上のジャケットはアンの1980年発売、オールディーズ・カバー・アルバム「Cheek」。マンタ(松任谷正隆)さんも3曲でアレンジを担当しているのですよ。

ロッキン・ロール・ベイビー+2

 

最後に、アン・ルイスの見たユーミン像とは…?

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ユーミンって、やっぱり都会的に洗練されたやさしさがあふれてるのよ…。”

 

アン・ルイス(Ann Lewis)/ 甘い予感:
https://www.youtube.com/watch?v=z1By5_77HfE

アン・ルイス松任谷由実原由子 / MR. SANDMAN ~ 年下の男の子 (1986年12月24日):
https://www.youtube.com/watch?v=mwTDdWBALEg

松任谷由実小泉今日子アン・ルイス / FEEL LIKE MAKIN' LOVE ~ 愛のさざ波 (1987年12月24日):
https://www.youtube.com/watch?v=wKJEhjwjb6M

 

シンクピンク!

シンクピンク!

 
甘い予感 (MEG-CD)

甘い予感 (MEG-CD)

 
ゴールデン☆ベスト アン・ルイス 1973~1980

ゴールデン☆ベスト アン・ルイス 1973~1980

 
時のないホテル

時のないホテル

 
OLIVE

OLIVE

 
Pure Lips~Yuming Compositions~

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Queen's Fellows: yuming 30th anniversary cover album

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ヴァケーション~コニー・フランシス・ベスト・セレクション

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Eight Classic Albums

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Very Best of

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CHEEK(紙ジャケット仕様)

CHEEK(紙ジャケット仕様)

 
チーク

チーク

 
チーク

チーク

 
Born to Be With You

Born to Be With You

 
One

One

 
San Francisco Concert

San Francisco Concert

 
カリフォルニア・フィーリング

カリフォルニア・フィーリング

 

 

藤真利子 「狂躁曲」インタビュー 1982年

 引き続き、藤真利子さんのインタビューね。これはアルバム「狂躁曲」発表当時に雑誌「宝島」(1982年3月号 35~37頁)に掲載されたもの。あの過激で異色の大傑作アルバムがどうやって生まれたのか、これを読めば少し理解が深まるかもよ~。

 

Mariko Fuji 藤真利子 Vivi Enleigh 微美杏里 1982

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“とにかく派手なの好きなんですョ。”

 

インタビュアーは今回も、吉永タカ司氏。

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“大学時代からムーンライダーズのファン…”

 

Mariko Fuji 藤真利子 Vivi Enleigh 微美杏里 1980

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NHK大河ドラマ獅子の時代」(1980年):
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8D%85%E5%AD%90%E3%81%AE%E6%99%82%E4%BB%A3

 

驚かされるのは、よくある「女優さんの歌ったレコード」といった色がないことだ。

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高橋幸宏(高橋ユキヒロ)の曲B面の3,4に入れたら、アルバムの墓場に入れられたなんていわれちゃった。”

 

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Mariko Fuji 藤真利子 Vivi Enleigh 微美杏里 1983

 

“今回は曲とか書いてもらわなかったけど、ユーミン(松任谷由実 / 荒井由実)とは結構仲良いしファンですね。”

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“外国ではデヴィッド・ボウイ(David Bowie)が一番ね。あと最近のではLIOとかよかったな。”

 

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Mariko Fuji 藤真利子 Vivi Enleigh 微美杏里 1980

 

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“もう、ジュリー(沢田研二さん)大好きなのね。今、一番の宝物ってジュリーが自分で歌ってるこの「薔薇」って曲のカセット・テープ。”

 

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アルバム「狂躁曲」発売当時に、雑誌「宝島」に掲載された広告。過激!

 

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“(曲作りは)結構ベーシックなアレンジまでして作る。イントロとか私の考えたそのままつかって…。”

 

“今は気が狂ったみたいに毎日レコードばかりかけて聞いている。できるだけ好みの間口を広げて楽しみたいのだ。”(真利子さん1980年の発言)

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Mariko Fuji 藤真利子 Vivi Enleigh 微美杏里 1980

 

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“今回一曲だけ、何とシンセサイザーを弾いてしまったという。あげくの果てにトラック・ダウンまで口出したりして。”

 

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Mariko Fuji 藤真利子 Vivi Enleigh 微美杏里 1980

 

ムーンライダーズには感謝しております。凄いイイ人達!”

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“当然いつも大ヒットするつもりでやっているんですけど、こればっかりは。”

 

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Mariko Fuji 藤真利子 Vivi Enleigh 微美杏里 1983

 

“派手な役やりたい。でも日本のTVだと、若奥さんの役とかばっかりでね。”

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彼女のLPは、松坂慶子や多岐川裕美なんかとは、もう全く次元の違う話…。

 

TV番組「グラスハウス80」(1982年、テレビ東京)で歌った6曲「薔薇」「花がたみ」「花まみれのおまえ」「真利子 うらみうた」「それがどうしたの」「どんな春が」は現在全てYouTubeで見ることが出来ます。探してみてね。

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「花まみれのおまえ」動画(出演:藤真利子、光田昌弘):

http://www.youtube.com/watch?v=NCXv0IchOug

 

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Mariko Fuji 藤真利子 Vivi Enleigh 微美杏里 1980

 

 

「狂躁曲」 (オリジナル発売:1982年1月25日)

01. 薔薇 (作詞:山口洋子 / 作曲:沢田研二 / 編曲:岡田徹)
02. 花がたみ (作詞:寺山修司 / 作曲・編曲:鈴木慶一)
03. 花まみれのおまえ (作詞:赤江瀑 / 作曲:大村憲司 / 編曲:白井良明)
04. 真利子 うらみうた (作詞:吉原幸子 / 作曲:微美杏里 / 編曲:鈴木慶一)
05. 野ざらし百鬼行 (作詞:赤江瀑 / 作曲・編曲:鈴木慶一)
06. 折鶴秘唱 (作詞:寺山修司 / 作曲:微美杏里 / 編曲:岡田徹)
07. 雪 (作詞:辻井喬 / 作曲:大村憲司 / 編曲:岡田徹)
08. それがどうしたの (作詞:山口洋子 / 作曲:高橋幸宏 / 編曲:岡田徹)
09. どんな春が (作詞:辻井喬 / 作曲:高橋幸宏 / 編曲:鈴木慶一)
10. メルヘン (作詞:吉原幸子 / 作曲・編曲:鈴木慶一)
11. ボーナス・トラック:鬼狂言 (作詞:寺山修司 / 作曲・編曲:鈴木慶一)(1981年10月25日発売シングル“花がたみ”B面)

 

(注)このアルバムで作品を提供している山口洋子さんは、演歌の歌詞を書いている方とは別人の、「誰もいない海」の作詞者としても知られる詩人の山口洋子さんです。

 

狂躁曲+1

狂躁曲+1

 
アブラカダブラ+1

アブラカダブラ+1

 
浪漫幻夢

浪漫幻夢

 
ガラスの植物園

ガラスの植物園

 
MANIA MANIERA

MANIA MANIERA

 
獅子の時代 完全版 第一巻 [DVD]

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Best of Bowie

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Premier Album

Premier Album

 
ベスト・オブ・リオ

ベスト・オブ・リオ

 
JULIE SONG CALENDAR

JULIE SONG CALENDAR

 
薔薇色の明日

薔薇色の明日

 
What,Me Worry?

What,Me Worry?

 
THANK YOU MY DEAR FRIENDS+1(紙ジャケット仕様)

THANK YOU MY DEAR FRIENDS+1(紙ジャケット仕様)

 
NadjaII-男と女+1(紙ジャケット仕様)

NadjaII-男と女+1(紙ジャケット仕様)

 

 

藤真利子 「ガラスの植物園」インタビュー 1984年

 再発からほぼ一年近くになるのに、まだまだ藤真利子さんのアルバム「浪漫幻夢」(1981年)、「狂躁曲」(1982年)、「アブラカダブラ」(1983年)、「ガラスの植物園」(1984年)の4作品、じわじわ売れ続けているみたいね。アナタはもう聴いた?

 

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Mariko Fuji 藤真利子 Vivi Enleigh 微美杏里 1980

 

 これは「ガラスの植物園」発売当時に雑誌「宝島」(1984年10月号)に掲載された真利子さんのインタビュー記事(インタビュアー:吉永タカ司さん) 。

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“(「ガラスの植物園」の)タイトルは、立花ハジメくんの作ってくれたジャケットを見て決めたの。”

 

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Mariko Fuji 藤真利子 Vivi Enleigh 微美杏里 1983

 

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Mariko Fuji 藤真利子 Vivi Enleigh 微美杏里 1980

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“私は本業=役者、本業=歌手とか分けてないし、片手間でやるつもりはまったくないですから。”

 

アルバム「ガラスの植物園」のサウンド・プロデュースは松任谷正隆さん。

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ギュンター・グラスって???「ガラスの動物園」はテネシー・ウィリアムズでしょ!

 

Mariko Fuji 藤真利子 Vivi Enleigh 微美杏里 1980

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“今、いちばんやりたい役は、テネシー・ウィリアムズの「ガラスの動物園」のヒロイン。内気で傷つきやすいローラが、私の中にも住んでいる。” (真利子さん1980年の発言)

 

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“(作詞は)もうその曲に出会った時のムードでほとんど神がかり的にフレーズが出てくるんですよ。”

 

患者に毒を盛ったりなんかしません!白衣の天使、藤真利子(うふふ)

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真行寺君枝さん共演のTBSテレビ小説「あなた」(1984年)では、藤真利子さんは看護婦役。ドラマのバックにいつもシャンソンが流れ、真利子さん、君枝さんの着ていたのは、当時大ブームだったDCブランドのオシャレな服という、お昼の連続ドラマでした。

TBSテレビ小説「あなた」(1984年):
http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-21070

 

“(一番気にいってる曲?)「アブナイ彼」とか「謎のボーイフレンド」ね。”

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(セルジュ・ゲンズブール作曲の「アブナイ彼」は大西結花さんによるカバー・ヴァージョンも出ました。)

 

Mariko Fuji 藤真利子 Vivi Enleigh 微美杏里 1985

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“とにかく悪女役をやりたいんですよね。”

 

『ガラスの植物園』 (オリジナル発売:1984年8月5日)

01. 素敵なMIO (FIO MARAVILLA) (日本語詞:微美杏里 / 作詞・作曲:Jorge Ben, Boris Bergman / 編曲:松任谷正隆)
02. アブナイ彼 (ATTENDS OU VA-T'EN) (日本語詞:微美杏里 / 作詞・作曲:Serge Gainsbourg / 編曲:松任谷正隆)
03. BIG FAT MAMMA (BIG FAT MAMMA) (日本語詞:微美杏里 / 作詞・作曲:Michel Berger / 編曲:松任谷正隆)
04. 戯れの6月 (L'IRREPARABLE) (日本語詞:微美杏里 / 作詞・作曲:Veronique Sanson / 編曲:松任谷正隆)
05. 謎のボーイフレンド (JAZZ A GOGO) (日本語詞:微美杏里 / 作詞・作曲:Alain Goraguer, Robert Gall / 編曲:松任谷正隆)
06. ハロウィーン怪事件 (COMIX DISCOMIX) (日本語詞:微美杏里 / 作詞・作曲:Jacques Duvall/Eric Hagen Dierks, Jay Alanski / 編曲:松任谷正隆)
07. ADDIOと言って (DIRSI ADDIO) (日本語詞:微美杏里 / 作詞・作曲:Ciro "Zacar" Dammicco 編曲:松任谷正隆)
08. 砂に捨てた恋 (CA M'SUFFIT) (日本語詞:微美杏里 / 作詞・作曲:Francoise Hardy, Michel Bernholc 編曲:松任谷正隆)
09. 憂うつな午前5時 (DI DOO DAH) (日本語詞:微美杏里 / 作詞・作曲:Serge Gainsbourg / 編曲:松任谷正隆)

 

ガラスの植物園

ガラスの植物園

 
アブラカダブラ+1

アブラカダブラ+1

 
狂躁曲+1

狂躁曲+1

 
浪漫幻夢

浪漫幻夢

 
ガラスの動物園 (新潮文庫)

ガラスの動物園 (新潮文庫)

 
Glass Menagerie [DVD] [Import]

Glass Menagerie [DVD] [Import]

 
ガラスの動物園 [VHS]

ガラスの動物園 [VHS]

 
ゴールデン☆ベスト

ゴールデン☆ベスト

 
ワン・ウェイ・コール

ワン・ウェイ・コール

 
Image+LANAI

Image+LANAI

 
今夜からSecret Girl

今夜からSecret Girl

 
7通のラブレター

7通のラブレター

 

  

ユーミン 逢いたい気持

 嬉しい!! ずっと探していた、ユーミン(松任谷由実 / 荒井由実)が作詞作曲した霜和夫(しもかずお)さんのシングル 「逢いたい気持」(1977年4月発売 キャニオン・レコード C-46)を、なんと590円で入手! これって、ユーミン作品の中でも激レアじゃない? こんなに安く手に入るなんて感激やわ~。曲はね、ちょっとカンツォーネっぽい感じで、イタリア語の歌詞がついて歌われたら面白いような雰囲気なんです。当時、(株)そごう「そごう東京店開店20周年記念CMソング」として使われていたそうです。

 

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霜和夫「逢いたい気持」松任谷由実作詞・作曲 / 船山基紀編曲

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そして、歌詞はこんな↑の。この「逢いたい気持」に関してはあまり情報がないので、今回、載せてみました~。

 

1977年のユーミンと言えば、結婚の翌年で、活動を一番セーブしていた時期ですね。

 

松任谷由実 全国縦断コンサート ' 77

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11/14(月) 札幌厚生年金会館 18:30~

11/21(月) 広島郵便貯金ホール 18:80~

11/28(月) 小倉市民会館 18:30~

他、全国14ヶ所にて開催

 

1977年のユーミンの活動はこちら↓を参考にしてね。

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sweet,bitter sweet ?yuming ballad best

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潮風にちぎれて

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遠い旅路

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紅雀

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SEASONS COLOURS-春夏撰曲集-

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松任谷由実 1972-2011 フォトストーリー 『THE YUMING』

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松任谷由実歌詞集『371+1』(CD付き)

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マーヴィン・ゲイ Marvin Gaye と タミー・テレル Tammi Terrell のデマ

 ホント、ネットって恐ろしいなと思うわ。先日、ちょっとしたことでたどりついたブログの記事に、マーヴィン・ゲイ(Marvin Gaye)とタミー・テレル(Tammi Terrell)のデュエットの事が書いてあったんだけど、それ読んで驚いた。未だに間違った情報が信じられ、それがどんどんネットで広まっているんだね。マーヴィンとタミーの後期のデュエット作品は、病気のタミーに替わって、アシュフォード&シンプソン(Ashford & Simpson)のヴァレリー・シンプソン(Valerie Simpson)が、タミーの声に似せて録音したものだって…。これは全くのデマなんだよ!!

 

Marvin Gaye & Tammi Terrell マーヴィン・ゲイ&タミー・テレル

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(真ん中の白黒のジャケットのLPは、1980年にモータウン20周年記念盤とした出されたCELEBRATING MOTOWN'S TWENTIETH ANNIVERSARY SUPERSTAR SERIES Volume 2。東心斎橋清水町通り白水社ビルの1Fにあったメロディハウス Melody House にて1981年の5月に買ったもの。そう、あの木製のスィングドアから入る輸入盤専門店。この時、お店でルパート・ホルムズ Rupert Holmes のファースト「WIDESCREEN」(1974年)のLPも見つけて、どちらを買おうか、ものすごく悩んだの。輸入盤レコードってその時手に入れないと、今度はいつ巡り会うかわからない…そんな時代でした。結局この Marvin Gaye & Tammi Terrell のアルバムを買いました。2200円だったけど400円の割引があって1800円で入手。もちろん消費税なんてない時代ね。)

 

この間違った噂は、アシュフォード&シンプソンが2009年の11月に来日した時の二人のインタビューの中で、キッパリと否定されたでしょ!何でいまだに、こんなデマが平気でまかり通ってるのさ~。

 

この下の記事を読めよなっ!雑誌「bmr」2010年2月号(No.378)の64頁掲載「アシュフォード&シンプソン特集 前編 インタヴュー&初来日レポート」(インタビュアー&文:林剛さん、通訳:林美和さん)

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ヴァレリー:“私たちは彼女(タミー)にワンラインずつ歌わせたの。それを繋げて曲を完成させたのよ。”

ニコラス:“マーヴィンは気づいてなかったみたいだけど、実際は全部タミーが歌ったものなんだ。”

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林剛:‘確信を持ったふたりの話しぶりからすると事実である可能性は高い。’

 

残された録音から聞こえる声は、明らかにタミーのもので、どう聴いてもあれはヴァレリーじゃないよ。皆も、ちゃんともう一度聴いてみて!

 

 デマ記事ついでに書かせてもらうけど、2004年に書かれた本「モータウン・ハンドブック」(湯浅学編)の内容もあまりにお粗末であきれたわ。下の記事はその本の142頁からだけど、ダイアナ・ロス(Diana Ross)が抜けたあとのスプリームス(The Supremes)の1972年のアルバム「シュープリームス / THE SUPREMES PRODUCED AND ARRANGED BY JIMMY WEBB」について、泉山真奈美さんが書いた紹介文。‘ジーン・テレルがグループを去り、グラス・ハウスのヴォーカリストだったシェリー・ペインが新加入して初めて制作された作品’だって、とんでもない間違いだよね。

 

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このアルバムの制作時のメンバーは、メアリー・ウィルソン(Mary Wilson)、ジーン・テレル(Jean Terrell)、リンダ・ローレンス(Lynda Laurence)の3人だよ!LPジャケット裏のレコーディング風景の写真もこのメンバーだし、声を聴けばリードがシェリー・ペイン(Scherrie Payne)じゃないのは明らかでしょ!何でこんな間違いをするのか?本当にレコードを聴いて書いているのか?それに編集に携わった他のメンバー誰一人もこんな簡単なミスに気づかないとすると…本自体のレベルも自ずと明らかだよね。これは素人が集まって書いた本かいっ!

 この泉山真奈美さんって、フィリス・ハイマン(Phyllis Hyman 彼女には子供が一人もいなかった)についてのブログ記事の中で、「3人の子供さんあり」って平気で書いてるようないい加減さ。どこからそんな間違った情報を仕入れて、それをまた確かめもせず発信しているのか…。まったく信用できない人だわさ。

 

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モータウン・ハンドブック」の編者、 湯浅学氏が書いた上のテルマ・ヒューストン(Thelma Houston)のアルバム評(同本 175頁)も、問題あり。‘アル・クーパーの「ゼア・イズ・ア・ゴッド」’だってさ~。ちゃんちゃら可笑しいわ。テルマの歌ってる「THERE IS A GOD」、作者のクレジットには確かに A. Cooper とは書いてあるけど、それは Al Kooper でも Alice Cooper でもなく、Andrew Cooper というまったくの別人の作品なんだわ。この曲はヴァレリー・シンプソン(Valerie Simpson)も1971年にモータウン(レーベルはTAMLA)で出したソロ・アルバムの1枚目「EXPOSED」で歌っているし、出版がモータウンの Jobete Music Co.,Inc. とクレジットされているのだから、アル・クーパーの曲であるなんてことは普通考えないよね。それに Al Kooper の姓クーパーはkで始まるんですけどぉ…。もう、むちゃくちゃだわ。日本の音楽ジャーナリストの質、低すぎ~っ。

 

 ネット上の多くの情報や似非ジャーナリストはまったく信用できない。絶対簡単に信じちゃいけません!必ず自分で確認をとりましょうね。

 

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イージー

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