ユーミン(松任谷由実 / 荒井由実)が、うそラジオ(「Uso Radio インターネットラジオ 松任谷由実 はじめました」)で、帝国劇場舞台「あなたがいたから私がいた」に出演した俳優5人について語りました(2014年10月28日、火曜日収録、2014/10/31-2014/11/6 公開の No.687 にて)。以下はユーミンが藤真利子さんについて語った部分です。
Mariko Fuji 藤真利子 Vivi Enleigh 微美杏里 1981
“歌はもう大好き。最大の目標はミュージカルなんです。”
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藤真利子がいたから私がいた
ね~、すごい、こう…友達のこともあるけど、この舞台(「あなたがいたから私がいた」)に賭けて、アレしてくれてね、あの~、朝日新聞の人とか観に来たら「ああ、すごいですね~」とかって、「藤さんの演技は…」って…。
Mariko Fuji 藤真利子 Vivi Enleigh 微美杏里 1979
ええと、あとキンキン…、いいのかな? 婆さんの役なのに、こう…高い声でずっとしゃべってるわけよ、なんだけど…「最初はいいのかな~?」と思ったんだけど、「ああ、なるほど」と思ったのは、その…園子の役なんだけど、えーっと、よくそういう人っているじゃない? 自分が一番いたかった時代の年齢になっちゃってるカンジ…?、で、最後の方で正気に戻った時に、ガクっとお婆さんの声にするっていうね、技よ。技とかって言うと叱られるんだけどさ、その…役者は、そういうの…上手い!とか言われたらダメなのよ、偉そうなこと言ってるんだけどさ、相変わらず…(笑)。
Mariko Fuji 藤真利子 Vivi Enleigh 微美杏里 1981
でもね~、アレ、アレだよ~、80年代の、なんか音楽ノリ? え~っと、時がテクノとかの頃だけど、そういう時に音楽活動もちょっとした時が…あの…彼女自身も、あの…自分の中で忘れられないっていうか…、そこに戻っちゃうところがあって、しょっちゅうバンドの楽屋に入り浸ってね~、あの…「それ今どき言っても通じないよ」っていうような音楽業界のジョークみたいなことを言って、キャッキャ、キャッキャ…アレしてた(笑)。
Mariko Fuji 藤真利子 Vivi Enleigh 微美杏里 1983
藤真利子がいたから私がいた(笑)。
ね~、帝劇に来て下さった皆様、本当にありがとうございました!
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この上までがユーミンのコメントですよ。
そうか~、真利子さん、1980年代前半に音楽活動をした時期が一番思い出深い時代なのですね。ぜひぜひまた歌ったり、詞や曲作りもして下さいよ~。微美杏里作詞、呉田軽穂作曲の共作なんて、すごく聴いてみたいですわ。それに ‘最大の目標 ミュージカル’ にも出て欲しいな。あと僕が個人的に真利子さんに合っているのではないかと思うのは、ノエル・カワード(Noel Coward)なんかの大人のコメディね。お嬢様育ちで、ほっそりしていてオシャレだから、洗練された有閑階級マダムの退廃…みたいな雰囲気も出せるし、軽めのロマンチックなものも絶対いいんじゃない?
五社英雄監督作品 映画「吉原炎上」 河原崎長一郎 & 藤真利子
TOKYO BORDELLO 1987 Choichiro Kawarasaki & Mariko Fuji
それからそうそう、2014年11月28日に河出書房新社より刊行されるムック本「文藝別冊 五社英雄 ~ 極彩色のエンターテイナー」に真利子さんのインタビューも掲載されるんだって…。楽しみ~!!
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