Kontaの歓びの毒牙

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ライザ・ミネリ 「LIZA MINNELLI」

人妻ライザも魅力的だと言いなさい!

 ライザ・ミネリ(Liza Minnelli)の4枚目(1968年)のアルバムは、キャピトルからA&Mレコードへ移籍しての第1弾。そのレーベル色からか、これまでよりコンテンポラリー・ポップス路線となっています。ランディ・ニューマンの曲を3つも採り上げていて、その内「THE DEBUTANTE'S BALL」「HAPPYLAND」の2曲は、ニューマンがハーパース・ビザール(Harpers Bizarre)ASIN:B00005HGBP に書き下ろしたものですね。バカラックビートルズ他に、シェールのヒット曲「YOU'D BETTER SIT DOWN, KIDS」もカヴァー。ライザが14回?もオーディションで落とされたという舞台ミュージカル「キャバレー」ASIN:B000007OHR からは「MARRIED」を意地で(爆)収録。後に映画版「キャバレー」ASIN:B0000CCNGK で共演することになるマイケル・ヨーク(Michael York)が出演した1967年のイギリス映画「SMASHING TIME」のスコアから1曲歌っているのが興味深いです。この映画リタ・トゥシンハム(Rita Tushingham)とリン・レッドグレーヴ(Lynn Redgrave)のふたりが、ファッション・モデルになろうと奮闘するコメディだとか…。
 そして当時結婚していたピーター・アレンの曲も!この頃にライザがオーストラリアで出演したTV特別番組の映像が残っているらしく、アレン・ブラザーズ作の「(THE TRAGEDY OF) BUTTERFLY McHEART」はもちろん、このアルバムから5曲程と、ミュージカル「ジプシー」ASIN:B00000J28I の「ALL I NEED IS THE BOY」、オーストラリア・メドレー、そして客席にいた夫のピーターに捧げてバカラックの「THIS GIRL'S IN LOVE WITH YOU」など、歌いまくってるらしいです。ぜひ観てみたい!!
 なお、このアルバムは1987年に日本でCD化されたことがありますが、現在は廃盤。「WHEN IT COMES DOWN TO IT:1968-1977」ASIN:B0001ADB46 という編集盤で6曲が聞けます。

PRODUCED BY LARRY MARKS
ARRANGED BY PETER MATZ, NICK DE CARO, BOB THOMPSON, J. HILL

(A)
01. THE DEBUTANTE'S BALL (Randy Newman)
02. HAPPYLAND (Randy Newman)
03. THE LOOK OF LOVE (Burt Bacharach, Hal David)
04. (THE TRAGEDY OF) BUTTERFLY McHEART (Peter Allen, Chris Allen)
05. WAITING FOR MY FRIEND(Original Motion Picture Score From "Smashing Time") (John Addison, George Melly)

(B)
01. MARRIED (Fred Ebb, John Kander)
02. YOU'D BETTER SIT DOWN, KIDS (Sonny Bono)
03. SO LONG DAD (Randy Newman)
04. FOR NO ONE (John Lennon, Paul McCartney)
05. MY MAMMY (Walter Donaldson, Sam M. Lewis, Joe Young)
06. THE HAPPY TIME (Fred Ebb, John Kander)

When It Comes Down to It 1968-77

When It Comes Down to It 1968-77