Kontaの歓びの毒牙

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フィリス・ハイマン Phyllis Hyman が死んだ日

 1995年6月30日(金曜日)、フィリス・ハイマン (Phyllis Hyman) が亡くなりました。

 

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日本にそのニュースが伝わったのは1995年7月2日(日曜日)のことでした。

 

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2日の朝、朝日新聞の朝刊を開いてフィリスの死亡記事↑を見た時のことは、今でもはっきりと覚えています。私は非常にショックを受け、もっと詳しい情報はないかとコンビニに他の新聞を探しに行きましたが、その日は何も見つけることができませんでした。私がフィリスに夢中であることを知っていた家族の者が、後日、職場にあった新聞から下にある記事の切り抜きをいろいろ持ってきてくれました。

 

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中にはフィル・ハイマンと男扱い?されている記事もありました。

 

その後数か月、いくつかの音楽雑誌でもフィリスの死について触れられていました。必死で情報を探しました。

 

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これ↑はタワー・レコードに置いてあったフリー・ペーパー「PULSE!」1995年9月号の21頁より

 

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雑誌「Swing Journal」1995年8月号の103頁より

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CD「It Takes Style」は新作ではなくブッダ時代の編集アルバムです。間違ってジーン・カーン (Jean Carn / Jean Carne) がヴォーカルをとっている曲がひとつ含まれているという、かなりいいかげんな作りのもの…。

 

雑誌「ADLIB」1995年8月号の83頁、ミッシーナ(生田倫哉 いくたみちや)さんの記事

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写真のフィリスは1976~1977年頃?

 

雑誌「ADLIB」1995年9月号の92頁、翌月のミッシーナさんの記事

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ミッシーナさんは翌1996年3月号の雑誌「ADLIB」113~115頁でも、フィリスに関連する記事を書いていらっしゃいます。興味のある方はぜひ古本で探して読んでみてください。お勧めします。

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雑誌「ADLIB」1996年3月号の114頁、ミッシーナさんの記事「ニューヨークホットライン」(第101回 CDで聴く女心)の一部

 

ミッシーナさんがフィリスについて書いた文はここでも:

http://bluemaxi.blog45.fc2.com/blog-entry-57.html

 

こちら↓は雑誌「ブラック・ミュージック・リヴュー / bmr」1995年9月号52頁、松尾潔さんによるフィリス追悼文の冒頭

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この記事は現在、スペースシャワーネットワーク刊「松尾潔のメロウな季節」(2015年)の204~208頁に再録され全文を読むことができます。水色の表紙の方です。

 

 そして、フィリスの死から数年経った1999年、あるニューヨークの旅行ガイドを読んでいてそこに掲載されていた一枚の小さな写真(縦5センチ・横4.3センチ)に目が釘づけになりました。それはハーレムのアポロ・シアターの紹介写真だったのですが、そこには、

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THE WHISPERS & PHYLLIS HYMAN JUN 30 の文字が…。

 

フィリスが自ら死を選んだ日の夜に、ウィスパーズ (The Whispers) と共に出演することになっていたライヴ当日の劇場の写真でしょうか? TONIGHT とは書いていないので、もしかすると、1995年6月30日の数日前に撮られた写真と考えるほうがいいのかもしれません。いずれにしてもこの写真を偶然見れたことは、私にとってはとても心に響くことだったのです。

 

この下↓の写真だけネットで見つけてきました。勝手に盗んでごめんなさい。ウィスパーズの双子のスコット兄弟とフィリスです。

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Scott Brothers of The Whispers and Phyllis Hyman 

 

フィリスの最後の二日間については、

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雑誌「VIBE」May 2002, page 122 に記述がありました。

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 あと数年長生きしていたらインターネットを通して、どれほど自分が世界中で愛されているかを、フィリス自身が知ることが出来たのではないか…と私はいつも思わずにはおれません…。1995年…インターネットの時代までもうほんの少しの時期でした。

 

ところで… 

 日本のレコード会社はどうして、フィリス自身が “悪夢” とまで言っている “アリスタ時代” のアルバムしか再発しないのでしょう。特に1986年の「LIVING ALL ALONE」は、バラードのコンピレーション(様々な歌手を集めたオムニバスもので東芝EMIから出た「恋人たちのバラッド」シリーズ)の中で、その収録曲のうち数曲だけ日本で発売されたことはありますが、アルバムとしてはこれまでに一度も日本盤が出たことがありません。収録曲の12インチ・ヴァージョンも全てボーナス・トラックとして追加して、ぜひ完全版「LIVING ALL ALONE」を、日本で世界初CD化していただきたいと願うばかりです。

 

 

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