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Kontaの歓びの毒牙

映画と音楽が大好きです。ホームページ KONTABLOID はこちら http://www5d.biglobe.ne.jp/~ktabloid/

マーヴィン・ゲイ Marvin Gaye と タミー・テレル Tammi Terrell のデマ

 ホント、ネットって恐ろしいなと思うわ。先日、ちょっとしたことでたどりついたブログの記事に、マーヴィン・ゲイ(Marvin Gaye)とタミー・テレル(Tammi Terrell)のデュエットの事が書いてあったんだけど、それ読んで驚いた。未だに間違った情報が信じられ、それがどんどんネットで広まっているんだね。マーヴィンとタミーの後期のデュエット作品は、病気のタミーに替わって、アシュフォード&シンプソン(Ashford & Simpson)のヴァレリー・シンプソン(Valerie Simpson)が、タミーの声に似せて録音したものだって…。これは全くのデマなんだよ!!

 

Marvin Gaye & Tammi Terrell マーヴィン・ゲイ&タミー・テレル

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(真ん中の白黒のジャケットのLPは、1980年にモータウン20周年記念盤とした出されたCELEBRATING MOTOWN'S TWENTIETH ANNIVERSARY SUPERSTAR SERIES Volume 2。東心斎橋清水町通り白水社ビルの1Fにあったメロディハウス Melody House にて1981年の5月に買ったもの。そう、あの木製のスィングドアから入る輸入盤専門店。この時、お店でルパート・ホルムズ Rupert Holmes のファースト「WIDESCREEN」(1974年)のLPも見つけて、どちらを買おうか、ものすごく悩んだの。輸入盤レコードってその時手に入れないと、今度はいつ巡り会うかわからない…そんな時代でした。結局この Marvin Gaye & Tammi Terrell のアルバムを買いました。2200円だったけど400円の割引があって1800円で入手。もちろん消費税なんてない時代ね。)

 

この間違った噂は、アシュフォード&シンプソンが2009年の11月に来日した時の二人のインタビューの中で、キッパリと否定されたでしょ!何でいまだに、こんなデマが平気でまかり通ってるのさ~。

 

この下の記事を読めよなっ!雑誌「bmr」2010年2月号(No.378)の64頁掲載「アシュフォード&シンプソン特集 前編 インタヴュー&初来日レポート」(インタビュアー&文:林剛さん、通訳:林美和さん)

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ヴァレリー:“私たちは彼女(タミー)にワンラインずつ歌わせたの。それを繋げて曲を完成させたのよ。”

ニコラス:“マーヴィンは気づいてなかったみたいだけど、実際は全部タミーが歌ったものなんだ。”

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林剛:‘確信を持ったふたりの話しぶりからすると事実である可能性は高い。’

 

残された録音から聞こえる声は、明らかにタミーのもので、どう聴いてもあれはヴァレリーじゃないよ。皆も、ちゃんともう一度聴いてみて!

 

 デマ記事ついでに書かせてもらうけど、2004年に書かれた本「モータウン・ハンドブック」(湯浅学編)の内容もあまりにお粗末であきれたわ。下の記事はその本の142頁からだけど、ダイアナ・ロス(Diana Ross)が抜けたあとのスプリームス(The Supremes)の1972年のアルバム「シュープリームス / THE SUPREMES PRODUCED AND ARRANGED BY JIMMY WEBB」について、泉山真奈美さんが書いた紹介文。‘ジーン・テレルがグループを去り、グラス・ハウスのヴォーカリストだったシェリー・ペインが新加入して初めて制作された作品’だって、とんでもない間違いだよね。

 

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このアルバムの制作時のメンバーは、メアリー・ウィルソン(Mary Wilson)、ジーン・テレル(Jean Terrell)、リンダ・ローレンス(Lynda Laurence)の3人だよ!LPジャケット裏のレコーディング風景の写真もこのメンバーだし、声を聴けばリードがシェリー・ペイン(Scherrie Payne)じゃないのは明らかでしょ!何でこんな間違いをするのか?本当にレコードを聴いて書いているのか?それに編集に携わった他のメンバー誰一人もこんな簡単なミスに気づかないとすると…本自体のレベルも自ずと明らかだよね。これは素人が集まって書いた本かいっ!

 この泉山真奈美さんって、フィリス・ハイマン(Phyllis Hyman 彼女には子供が一人もいなかった)についてのブログ記事の中で、「3人の子供さんあり」って平気で書いてるようないい加減さ。どこからそんな間違った情報を仕入れて、それをまた確かめもせず発信しているのか…。まったく信用できない人だわさ。

 

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モータウン・ハンドブック」の編者、 湯浅学氏が書いた上のテルマ・ヒューストン(Thelma Houston)のアルバム評(同本 175頁)も、問題あり。‘アル・クーパーの「ゼア・イズ・ア・ゴッド」’だってさ~。ちゃんちゃら可笑しいわ。テルマの歌ってる「THERE IS A GOD」、作者のクレジットには確かに A. Cooper とは書いてあるけど、それは Al Kooper でも Alice Cooper でもなく、Andrew Cooper というまったくの別人の作品なんだわ。この曲はヴァレリー・シンプソン(Valerie Simpson)も1971年にモータウン(レーベルはTAMLA)で出したソロ・アルバムの1枚目「EXPOSED」で歌っているし、出版がモータウンの Jobete Music Co.,Inc. とクレジットされているのだから、アル・クーパーの曲であるなんてことは普通考えないよね。それに Al Kooper の姓クーパーはkで始まるんですけどぉ…。もう、むちゃくちゃだわ。日本の音楽ジャーナリストの質、低すぎ~っ。

 

 ネット上の多くの情報や似非ジャーナリストはまったく信用できない。絶対簡単に信じちゃいけません!必ず自分で確認をとりましょうね。

 

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