ユーミン その虚実の私生活

　ユーミン(松任谷由実 / 荒井由実)が1983年のインタビュー本「ルージュの伝言」の中で語っている(単行本版では128頁、文庫本版では123頁)、アルファ＆アソシエイツからの独立引きとめ工作の中傷記事がどんなものだったのか、ずっと気になっていたんだけど、見つけてしまいました。

雑誌「女性自身」1976年6月17日号 48～50頁「荒井由実が突如、歌手を引退！ その虚実の私生活」

11月に松任谷正隆と挙式後、歌手を引退。その原因は限界説…

　読んでみたけど、想像してたほどヒドくないというか…、1996年～2001年頃に雑誌「AERA」が盛んにやっていた“ユーミンは終わった、終わった・バッシング大会”に比べれば、ホント何でもない、かわいい文というか…。1976年当時、こんな記事で気持ちが落ち込んでいた(と僕は推測…)なんて、まだまだユーミン、とってもナイーヴだったのね…。ということで、今やユーミン・レジェンドの一部となった(?)その記事の全文を掲載したいと思います。

正確な歌詞は “包みきれないあなたの心は きまぐれ色の海それとも空” ですよ。

今年(1976年)の年収は、約1億まで行くと推定される。若き成功者・由実様、ス・テ・キ！

ノドチンコが短小なために、ビブラートが長く引っ張れず、歌えるものが限られ、しかも、きれいにいかない…。え、短小はやっぱりダメ…なの？？？

ユーミン自身も、人工的に手を加えられていない自分の歌がどの程度のものか、よく把握している。

「東芝EMIの協力はほとんど得られず」…あの声の質は完全に人工的なメカニックの産物である。

“私も日の出まつげしてたよ。ちょうど太陽が出てくるときに光がパーッとするみたいに、まつげがバーッとついてたの(笑)。”雑誌「JJ」1984年7月号 103頁での、ユーミンの発言。

やはり、本人が歌手としての限界を悟ったのだろう。

妻としての時間を持ちたい…。

彼女のどこに、こんな猥雑なことばがひそんでいるのだろう…。猥雑ユーミン！キャハハ。

鈴木ヒロミツ氏の説によるとユーミンはザ・モップスのギター担当、星勝さん狙いだったのでは…とのこと。

サーフ・ローラーに凝っているなどど吹聴しても、本人は運動神経ゼロで、とまってるボードの上にも乗れない。

とりあえず、サーフ・ローラー↑乗れてるんですが…。(懐かしいポスターをクローゼットの奥から取り出してきました～。アルバム「流線型 '80」のLPを買った時にもらったもの。1978年の12月～1979年の2月のカレンダーになっています。)

彼女(荒井由実)が作曲家としてやっていくためにはぜひ彼(松任谷正隆)の才能が必要だった。彼女は結婚することによって、それを永久的に手に入れた。あれは政略結婚だっ！？？？

マンタ(松任谷正隆)は絶対に離さないわよぉ～。

でも、私がマンタに惚れたんじゃなくて、向こうが私に惚れたんだからね。

「独立だって、結局はお金ほしさで、大呉服屋の娘ならお金に執着を見せなければいいのに…。」←これ、アルファのどなたのお言葉かしらぁ～？

根っからのお嬢様のユーミンがお金に執着なんて、あるの？？？

“幼稚な中傷記事…大の男がよってたかってバカだな、とか思っちゃった。” (この記事に対するユーミンのコメント 。角川書店刊「ルージュの伝言」より。) 

ひこうき雲

MISSLIM

COBALT HOUR

YUMING BRAND

14番目の月

サイケデリック・サウンド・イン・ジャパン

ルージュの伝言 (1983年)

ルージュの伝言 (角川文庫 (5754))

流線形'80

Yumi Arai 1972-1976