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Kontaの歓びの毒牙

映画と音楽が大好きです。ホームページ KONTABLOID はこちら http://www5d.biglobe.ne.jp/~ktabloid/

ユーミン ロートレック イヴェット・ギルベール

ユーミン 松任谷由実 Yuming 荒井由実 Yumi Matsutoya

 先日、NHK BSプレミアム プレミアム・アーカイブス で、岡田眞澄さんが案内する「ハイビジョンスペシャル ロートレックからの招待状 ~ 究極のレシピが明かす天才の素顔」(2002年制作)という番組が再放映されていて、これがすごく面白かったんですが、その中で、アンリ・ド・トゥールズ=ロートレック(Henri de Toulouse-Lautrec)と、ベル・エポック期の歌手イヴェット・ギルベール(Yvette Guilbert)のエピソードもちょと出てきました。それで今回こんな話題はどうかなと思ってアップすることにしました。

 

 下はユーミン(松任谷由実 / 荒井由実)がお持ちのロートレックリトグラフ。モデルは、黒い長手袋がトレード・マークのイヴェット・ギルベールです。

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 “最初に印税をもらった時に買ったのがロートレックリトグラフ。9枚刷られたうちの1枚ってことで、1800年代のものだし、かなりの希少価値で、値段もかなりだったんだけれど、清水の舞台から飛び降りるつもりで買った。”(発言は、雑誌「別冊ぴあ CALENDAR」1982年7/31夏号の14頁より。)

 

 上の写真、ロートレックの絵の前で中国料理の盛り付けをするユーミン、素敵でしょう? 雑誌「non・no / ノンノ」(1982年10月5日号 No.19 79頁)「ユーミンだからこうなった」という記事からです。これはカラー全8頁の豪華なもので、本当にユーミンの魅力満載なのです。松任谷夫妻が当時住んでいた、濱田徹三さん設計のお家も大公開しています。

 

 “私がこの仕事に入って最初の印税をはたいて買った絵が、ロートレックの「イヴェット・ギルベール」というタイトルの絵だったんです。シャンソン歌手の彼女が歌っているところの絵でね、私たちがレビューを見たパラディラタン(PARADIS LATIN)に専属歌手として出ていたらしい。ステージで歌ってる絵だから、人もこう、なんか、うしろの方にちょこっと見えたりしてね。うしろっていうか、歌っている所に観客が、ちょっと見えたりする絵だから。あの絵、パラディラタンなのかもしれないな、華やかなりしころのね。”(雑誌「ViVi」1983年10月号 224頁「ユーミンの欧州旅行」より)

 

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 上の写真は、松任谷由実責任編集の雑誌「STYLE」別冊ViVi 1985年7月1日発行 103頁より。“私もシンプルな額を愛用しています。(中略)ロートレックの絵には、ちょっといぶしたゴールドの唐草っぽい、でも厚みのあまりない額を…。”

 

 モデルとなった歌手イヴェット・ギルベールに興味がある方は、こちら↓の本も参考にしてみてください。1993年に出版された薮内久さん著「シャンソンのアーティストたち」。本当に素晴らしい内容の全726頁。ちょっとお高い定価9800円でしたが、発売当時(今から20年前)にやっぱり買っておいてよかったです。

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中はこんな感じです。

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ギルベールについては、8頁に渡り記述されています。

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 ジャン・ルノワール監督の1954年の映画「フレンチ・カンカン」にも、パタシュ(Patachou)扮したイヴェット・ギルベールが、少しだけ登場します。映画の中で、緑のドレスに黒い長手袋で「マダム・アルチュール (Madame Arthur)」を歌っています。

 

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 この上のCD4枚は10年程前、お友達のKazubonさんが、僕にプレゼントしてくれたイヴェット・ギルベールのCD。ピンクの3枚はギルベール大全集とも呼べそうな私家版です。やっぱり持つべきものは、素敵な友人ですね~。KazubonさんのHP「LE CHAT BLUE」も参考にして下さい。ギルベールについて詳しく知ることができますよ。

KazubonさんのHP「LE CHAT BLUE」はこちら:

http://www.geocities.jp/kazubon_913/index2.html

http://www.geocities.jp/kazubon_913/Essay12.html

http://www.geocities.jp/kazubon_913/

 

 そして、もう一つのユーミンロートレック、畳一畳大もある「歓楽の女王 (喜びの女王)」が松任谷邸(当時)のサロンの奥に…。

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 この写真は、雑誌「MORE / モア」1994年1月号の147頁「Yuming - My Seventies 私と70年代」より。ユーミン所有「歓楽の女王 (喜びの女王)」の、より鮮明な写真はユーミンが編集した雑誌「STYLE」(別冊ViVi 1985年7月1日発行 100頁)で見ることが出来ます。

 

  少し前に、仲の良い同い年の女友達とお茶していた時、ユーミンの話になりました。彼女は音楽はハード・ロックが好きで、ユーミンにはまったく興味がないのですが、そんな彼女の口から出たのが、上記1982年の雑誌「non・no / ノンノ」(10月5日号 No.19)の「ユーミンだからこうなった」という記事中にあった、‘ユーミンのピンクの部屋’ の写真のことだったのです。昔雑誌で見て30年経った今も記憶に残っている程、そのプールみたいな部屋の写真は彼女にもインパクトがあったようです。“それ、1982年の秋の「non・no / ノンノ」の記事!”と僕は言って、話は盛り上がりました。僕もこの雑誌を買って、ユーミンのページを見た時のことは今でもはっきり覚えています。それぐらい、本当にカラー8頁全部カッコいいのです。これはユーミン・ファンなら是非古本でも見つける価値があるものですよ~。この「non・no / ノンノ」の取材に関して、ユーミンはインタビュー本「ルージュの伝言」の中でも語っていましたよね(単行本版では138頁、文庫本版では133頁を参照)。

 

イヴェット・ギルベール(Yvette Guilbert)についてはこちら:

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%AE%E3%83%AB%E3%83%99%E3%83%BC%E3%83%AB

ロートレックについてはこちら:

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%BB%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%88%E3%82%A5%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%BA%EF%BC%9D%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%AF

 パラディラタン(PARADIS LATIN)についてはこちら(ギルベールについての記述もあります。):

http://www.france.com/le-paradis-latin/
http://fr.wikipedia.org/wiki/Paradis_latin

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