Kontaの歓びの毒牙

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ユーミン 人妻由実はプレイメイト?

 また古い話で申し訳ないんですが、ユーミン(松任谷由実 / 荒井由実)が1978年の秋から翌1979年の春まで隔週1回でレギュラーでDJしていた、ラジオ大阪の「ジャム・ジャム・イレブン (JAM JAM 11)」(DJは加藤和彦さんと1週交代で、時間は夜 23:00~01:00 の2時間)、当時中学3年の僕は、いつも楽しみに聞いていました。

 

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(撮影は横木安良夫 Arao Yokogi さん。LP「流線型 '80」の中袋の、息を呑むほど美しいユーミンの写真もこの方の撮影ですね。シングル盤「帰愁」のジャケット写真もたぶん…横木さん?)

 

  確か1978年の年内だったかと思うのですが、そのラジオ番組にマンタ(松任谷正隆)さんと、堀川まゆみ(MAYUMI)さんの二人が一緒にゲストで出たことがあるんです(当時マンタさんは、堀川まゆみのレコードのプロデューサーでした)。その時、ユーミン・ファンのリスナーの女の子が書いた、こんな内容の手紙が、ユーミンに読み上げられました。

 

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(映画「七年目の浮気」のマリリン・モンローみたい?)

 

 “ユーミンが男性雑誌で発表したセクシー・グラビアの切り抜きを、透明下敷き(カード・ケース)にはさんで学校で授業を受けていたら、その下敷きを見つけた先生に「こんなんばっかり見てるから、勉強がでけへんのや!」と怒られて、下敷きを没収されてしまいました…。でも雑誌は、保存用にもう一冊買ってあるので大丈夫です。”

 

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 (上の文もユーミン)

 

 その当時、自分の好きな芸能人などの切り抜きを透明下敷き(カード・ケース)に入れて、学校に持って行くの流行っていましたよね? 最近の子供たちってこんなことするのでしょうか? 僕はもちろんその頃、ユーミンの切り抜きを入れていました。クラスメートがくれたユーミンの「Yuming Express」コンサートのチラシなんかを…。翌1979年は、ユーミンのシングル盤「帰愁」のジャケット写真が美しくて、それを入れていたこともありました。

 

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(映画「キャバレー」のライザ・ミネリみたい?)

 

  それで話は戻りますが、そのユーミン・ファンの女の子からの手紙を読んだユーミンが笑って「きっとレズ(ビアン)っぽい子なんでしょうね。」と言って、「ねえ、ねえ、そういうレズ(ビアン)とかホモ(ゲイ)ってイヤ?」と、ゲストに来ていたマンタさんと堀川まゆみに訊ねたんです。

 

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(人妻…由実、セクシィ・ダイナマイト???)

 

 そしたらマンタさんが、「いいんじゃないの。」と答えて、ユーミンは「あ、男の人ってそう言うよね。レズ(ビアン)はいいって…。わたしも、レズ(ビアン)やホモ(ゲイ)、べつにいいと思うけどな~。」と言って、ユーミンが次に堀川まゆみに質問をふると、堀川まゆみが、

 

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「いや、異常だよ~。おかしいよ。ぜったい異常だよ~。」という拒否反応の一点張りだったんです。これには、僕はショックを受けたというか…。中学3年にして、僕はすでにゲイっていう自覚はかなりありましたから、「異常」っていう言葉を言われるのはやっぱりちょっとキツかったんです…。この放送を、あれから30年以上たった今でもはっきり覚えているのは、この堀川まゆみの答えに相当ムカついたからだと思います。人間は嫌なことを言われたり、されたりした経験を忘れること出来ないんですよね。その後おかげ様で、今は何を言われても、よりキツイ言葉で斬り返せる立派なリブ・ガマになりましたけど…。

 

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(週刊誌が180円の時代。岡田奈々?まったく興味ないわ。)

 

 というわけで、、その手紙をユーミンに書いた女の子が下敷きに入れていた(と思われる)ユーミン・エロティック・グラビアを今回、ここに掲載してみました。週刊「プレイボーイ」誌、1978年の8月8日号、115頁から122頁の8頁にわたる、‘カラー特写 大人のエロチシズム活写!「任意の速度で回転せよ」(文・モデル マダム・ユーミン 松任谷由実)’と題された記事です。なんとセンターフォールドですよ~。女帝ユーミン、若い頃はヘテロ男の「プレイメイト」だったのですね~。素敵です。

 

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(当時の雑誌に載った広告。)

 

 マンタさんが1978年にプロデュースした、堀川まゆみのファースト・アルバム「楡(エルム)通りの少女」(1978年12月5日発表。10曲中、8曲はマンタさん作曲・山川啓介作詞、残り2曲はユーミンが作詞作曲)は、僕の大好きな作品です。この作品がいまだにCD化されていないとは何とも残念なことです。2008年にソニーのオーダーメイド・ファクトリーで、2ndステージ85%まで集まりましたが、最終的には、注文が規定枚数に達せずCD化は叶いませんでした。あの時は、この名盤を友達に配ろうと僕は5枚注文したのですが…。

 

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 (雑誌「バラエティ」1978年10月号4頁より。このコラム、雑誌「ポパイ / POPEYE」のマネですね。)

 

 堀川まゆみは、声も美しいし歌唱もいいし、その後名前を MAYUMI に変え、作曲家として発表した作品にもいい曲がたくさんあります。1986年に発表したセカンド・アルバム「Maym」も清々しく、とても気持ちのいいアルバムで、僕のお気に入りです。こちらもぜひCD化してもらいたいものです。

 

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 (CFモデルさんの片手間なんかじゃありません。)

 

 ゲイ・アイコンのユーミンのラジオに出演して、同性愛者差別発言(ちょっと大げさ?)をした堀川まゆみ…、いい根性されてますね。あれから30年以上たって、まゆみさんの「この人権問題」に対する態度・意識も今は改善されてると信じたいです。

 

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 最後に堀川まゆみのファート・アルバムのライナーに載ったユーミンの言葉を掲載しておきます(上と下の画像)。

 

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何度も言いますが、ユーミンの「ミ」は「美」じゃなくて「実」ですから。

 

堀川まゆみとは:

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A0%80%E5%B7%9D%E3%81%BE%E3%82%86%E3%81%BF

http://www.ann.hi-ho.ne.jp/izutsu/shMayumi1.htm

堀川まゆみ「楡(エルム)通りの少女」:

http://www.sonymusicshop.jp/m/item/itemShw.php?site=S&cd=DYCL000000546

http://www.sonymusicshop.jp/m/item/itemShw.php?site=S&ima=1809&cd=DYCL-60

こちらで、堀川まゆみ「楡(エルム)通りの少女」CD化希望を募っています:

http://www.clinck.co.jp/merurido/_friends/00018/index.php?src=cate&key=%CB%D9%C0%EE%A4%DE%A4%E6%A4%DF

写真家のアキヒロタカヤマさん撮影の、村井邦彦さん、堀川まゆみさん、ユーミン、マンタさん、ブッカー・T・ジョーンズが並んだ、1980年のアルファのパーティー写真がこちらで見れます:

http://kunihiko-murai.digiweb.jp/KUNIHIKO-YUMI-MATSUTOYA-RITA-BOOKER-T-JONES1.html

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