ユーミン　夏がゆく頃に… - Kontaの歓びの毒牙

　もう夏も終わりね…(ホンマか？)。夏にさよならする時にぴったりの、お勧めミュージックーアルバム6枚ーを、ユーミン(松任谷由実 / 荒井由実)が選んでくれました～。

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これは雑誌「POPEYE / ポパイ」1981年9月10日号(110号)の201頁に掲載されたもの。もちろん俺は6枚全部もってますわよ～。

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　え、文字が小さすぎて読めないぢゃないの。これぐらいで大丈夫と思ってLPレコードを背景に写真撮ってみたんだけど…。仕方ないから、ユーミンのコメント打ち直すわ。当時この切り抜きを壁に貼っていたので、上の部分に押しピンのあとがあるね。

Hall & Oates「X-Static」

“どちらかというと暑苦しい音って感じ。自分を暑苦しさでいじめ、やるせなさを脱出するにはピッタシの1枚ですこと。”

　ユーミン、“ダリル・ホールがかわいくてね～。”って言ってたよね？このひとつ前のアルバム「Along the Red Ledge」に収録の「August Day」も大好きな曲なんだってよ。

Bill Evans「From Left to Right」

“満足ゆく夏を過ごした少年に教えちゃう、私の大のお気に入り盤。「ララバイ・フォー・ヘレン」は最高になごめる曲です。”

　このアルバムは、松任谷正隆さんも大好きだそう。マンタさんもFMラジオ番組「サウンド・ストリート」でここから「Children's Play Song」をかけていました。

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James Taylor「Gorilla」

“失った恋にやるせなさを覚える昼下がり。冷たいグリーンティーのペパーミント割りを飲みながら聴く1枚。ひと皮むけた少年に。”

　僕、個人的には高校時代を思い出すアルバムなんですよ～、これ。うふふ。

アンセルメ「ラベル・ベスト・アルバム / ボレロ」

“やっぱり恋を失ったヒトへのアルバムね。こんぴらふねふねの世界なわけ。単調なメロディの繰り返し。失った恋の思いと同じなの。でも楽しいから痛みうすらぐよ。”

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Christopher Cross「Christopher Cross」

“いつものように夏を過ごし、いつものようにこの時期やるせなさが心にひろがっているヒトへ。このアルバムは前向きな気持ちになれるはず。テープに録音して、ヨットの上なんかで聴くと勇気リンリンになれるんじゃない、うっふん。”

　ユーミンの名曲「A HAPPY NEW YEAR」は、このアルバムに入ってる「Sailing」のコードを全部分解して組み立てなおして作った曲だって、昔ラジオで話してたよね。さあ僕も、週末あたりマイ・ヨットに久々に乗ってみるか～(ゲヘヘ)。

Leon Ware「Rockin' You Eternally」

“サウンド的には、もうすっごくカッコイイ世界のアルバム。ダンディズムがあるの。かっこいい夏を過ごせたか反省するときに流して。”

　この記事に掲載されている写真は、「Rockin' You Eternally」の裏ジャケですよ～。写真の色もとても素敵。このレコードを輸入レコード屋さんで見つけた時はうれしかったわ。今みたいになんでもネットで探せる時代じゃなかったもの。あ、レシートが出て来た(キャハハ)。心斎橋のMelody Houseで、1982年5月24日購入、2280円だったのね。モチロンLPさっ。

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　ビル・エヴァンスについてはここでも話してます。1978年、アルバム「紅雀」が出た直後頃の、鈴木邦彦さんとの対談より。掲載された雑誌名は不明。

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　ビル・エヴァンスのアルバム「From Left to Right」についてユーミンは、“プライヴェートで夜とか聴きたい愛聴盤。「Dolphin」は絵がボーンと浮かんでくるんですよ。すごく現実的になっちゃうけど、佐島マリーナがすごく浮かんでくるのね。”と昔、FMラジオで話してました。(1978年10月22日、番組「パイオニア・サウンド・アプローチ」の中で)

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