Kontaの歓びの毒牙

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フィリス・ハイマンの元義兄

フッ、そんなこともあったわね…

 スタンダードの中で僕が一番好きな曲と言えるのが「HERE'S THAT RAINY DAY」(James Van Heusen, Johnny Burke)。この曲、もともとは1953年のブロードウェイ・ミュージカル「Carnival In Flanders」*1の中で、ジョン・レイット(John Raitt、ボニー・レイットのお父さん)*2が歌ったものだそうです。(訂正:ジョン・レイットとこの舞台で共演した Dolores Gray ドロレス・グレイ が最初に歌ったそうです。)
 フィリス・ハイマン(Phyllis Hyman)も嬉しいことに、この名曲をレコーディングしています。それも、当時義理のお兄さんだったジャズ・ピアニスト、モンティ・アレキサンダー(Monty Alexander)*3をピアノ演奏と編曲に迎えて…。
 さらにフィリスの歌うヴァージョンは2種類あり、バックを務めるモンティの演奏は同じだと思われますが、フィリスのヴォーカルは微妙に違っているのです。笑い声の入ったものがアリスタ・ヴァージョン、笑い声のないものがブッダ・ヴァージョンという風に、僕は勝手に呼んでいます。
 先日、モンティのピアノ・ソロだけの「HERE'S THAT RAINY DAY」が入ったCD*4も手に入れました。これは1996年の録音だそうです。‘20年近く前に、そういえばフィリスのバックでこの曲を弾いたな…’とレコーディング時に彼は思い出しただろうか…、とか考えながらCDを聴いていまあす。


Ballad Essentials

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