Kontaの歓びの毒牙

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美しい 藤真利子 Mariko Fuji

 藤真利子さん、2018年1月24日(水曜日 ひる 12:00~12:30)の「徹子の部屋」に出演されるんだって!これは楽しみ~。人気番組出演を記念して藤真利子さんの特別美しい写真をアップしま~す。

 

1980年8月号の雑誌「婦人倶楽部」の表紙を飾った藤真利子さん、きれいね~。

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Mariko Fuji 藤真利子 Vivi Enleigh 微美杏里 1980

 

どちらかと言えば小柄だけど、手脚が長くてスタイルも抜群

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Mariko Fuji 藤真利子 Vivi Enleigh 微美杏里

 

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微美杏里のペンネームで作詞・作曲もします。これは1986年の記事から。

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2枚目のアルバム「浪漫幻夢」を出した1981年

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Mariko Fuji 藤真利子 Vivi Enleigh 微美杏里 1981

 

ユーミン(松任谷由実 / 荒井由実)との交流も有名f:id:KONTA:20200708172025j:plain

真利子さんが出たユーミン帝劇は2014年ですよ~。

 

1980年「浪漫幻夢」を制作中、二人とも着物が大好き!

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藤真利子 Mariko Fuji & 松任谷由実 Yuming (Yumi Matsutoya) 1980

 

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著書「ママを殺した」も話題に。こちらは2017年の記事から。

 

こんな真利子さんも素敵!1982年、ニュー・ウェイヴしてた頃。

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Mariko Fuji 藤真利子 Vivi Enleigh 微美杏里 1982

 

1981年、もちろん松田光弘さんの nicole でドレスアップ

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Mariko Fuji 藤真利子 Vivi Enleigh 微美杏里 1981

 

南佳孝さんとは共作もしていま~す。また一緒に書いてください! 1980年

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Mariko Fuji 藤真利子 Vivi Enleigh 微美杏里 & Yoshitaka Minami 南佳孝 1980

 

TV「夜のヒットスタジオ」で歌う真利子さん。1984

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Mariko Fuji 藤真利子 Vivi Enleigh 微美杏里 1984

 

1982年には異色の大傑作アルバム「狂躁曲」を発表。

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鈴木慶一 Keiichi Suzuk  & 藤真利子 Mariko Fuji  1982

 

80年代にはそのファッションでも注目を集めました。1983年

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Mariko Fuji 藤真利子 Vivi Enleigh 微美杏里 1983

 

美内すずえ原作、坂東玉三郎演出「ガラスの仮面」で姫川亜弓を演じたのは1988年 。

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 Mariko Fuji 藤真利子 Vivi Enleigh 微美杏里 1988

 

 そうそう、藤真利子さんって脚本家の井沢満さんととても仲がいいんですよね。井沢さんといえばやっぱり1993年の衝撃のドラマ「同窓会」でしょう!

「日本では1990年代の初めにゲイ・ブームが起こってね、その時日本中(のゲイの間?)でセンセーションを巻き起こしたテレビ・ドラマがあったんやよ」と、昨年暮れにヨーロッパ人の友人に話したら、「そのドラマ見たい!」ということになって、その友人にあげるために、このお正月に、昔テレビ放映時に録画したVHSビデオ「同窓会」全10話を、25年振りに観ながらDVD化してました。話の展開もセリフもキョーレツでおもしろい?んやけど、映像が本当にきれいに撮ってあって、特に風馬(西村和彦)と中(高嶋政宏)、風馬(西村和彦)と嵐(山口達也)のデート・シーンがこの上なくロマンチックで、見ていてジーンと暖かい気持ちになりました。その後、サントラ盤CDも中古で探して買ってしまいましたわ。その友人がこのドラマにどういう感想を持つか、聞くのが今から楽しみです。

 

 話はそれましたが、藤真利子さん「徹子の部屋」出演、楽しみにしていますよ~!!

 

 

ママを殺した

ママを殺した

 
シ・ナ・リ・オ

シ・ナ・リ・オ

 
浪漫幻夢

浪漫幻夢

 
狂躁曲+1

狂躁曲+1

 
アブラカダブラ+1

アブラカダブラ+1

 
ガラスの植物園

ガラスの植物園

 
同窓会 DVD-BOX

同窓会 DVD-BOX

 
同窓会

同窓会

 

 

 

フィリス・ハイマン Phyllis Hyman が死んだ日

 1995年6月30日(金曜日)、フィリス・ハイマン (Phyllis Hyman) が亡くなりました。

 

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日本にそのニュースが伝わったのは1995年7月2日(日曜日)のことでした。

 

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2日の朝、朝日新聞の朝刊を開いてフィリスの死亡記事↑を見た時のことは、今でもはっきりと覚えています。私は非常にショックを受け、もっと詳しい情報はないかとコンビニに他の新聞を探しに行きましたが、その日は何も見つけることができませんでした。私がフィリスに夢中であることを知っていた家族の者が、後日、職場にあった新聞から下にある記事の切り抜きをいろいろ持ってきてくれました。

 

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中にはフィル・ハイマンと男扱い?されている記事もありました。

 

その後数か月、いくつかの音楽雑誌でもフィリスの死について触れられていました。必死で情報を探しました。

 

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これ↑はタワー・レコードに置いてあったフリー・ペーパー「PULSE!」1995年9月号の21頁より

 

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雑誌「Swing Journal」1995年8月号の103頁より

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CD「It Takes Style」は新作ではなくブッダ時代の編集アルバムです。間違ってジーン・カーン (Jean Carn / Jean Carne) がヴォーカルをとっている曲がひとつ含まれているという、かなりいいかげんな作りのもの…。

 

雑誌「ADLIB」1995年8月号の83頁、ミッシーナ(生田倫哉 いくたみちや)さんの記事

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写真のフィリスは1976~1977年頃?

 

雑誌「ADLIB」1995年9月号の92頁、翌月のミッシーナさんの記事

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ミッシーナさんは翌1996年3月号の雑誌「ADLIB」113~115頁でも、フィリスに関連する記事を書いていらっしゃいます。興味のある方はぜひ古本で探して読んでみてください。お勧めします。

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雑誌「ADLIB」1996年3月号の114頁、ミッシーナさんの記事「ニューヨークホットライン」(第101回 CDで聴く女心)の一部

 

ミッシーナさんがフィリスについて書いた文はここでも:

http://bluemaxi.blog45.fc2.com/blog-entry-57.html

 

こちら↓は雑誌「ブラック・ミュージック・リヴュー / bmr」1995年9月号52頁、松尾潔さんによるフィリス追悼文の冒頭

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この記事は現在、スペースシャワーネットワーク刊「松尾潔のメロウな季節」(2015年)の204~208頁に再録され全文を読むことができます。水色の表紙の方です。

 

 そして、フィリスの死から数年経った1999年、あるニューヨークの旅行ガイドを読んでいてそこに掲載されていた一枚の小さな写真(縦5センチ・横4.3センチ)に目が釘づけになりました。それはハーレムのアポロ・シアターの紹介写真だったのですが、そこには、

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THE WHISPERS & PHYLLIS HYMAN JUN 30 の文字が…。

 

フィリスが自ら死を選んだ日の夜に、ウィスパーズ (The Whispers) と共に出演することになっていたライヴ当日の劇場の写真でしょうか? TONIGHT とは書いていないので、もしかすると、1995年6月30日の数日前に撮られた写真と考えるほうがいいのかもしれません。いずれにしてもこの写真を偶然見れたことは、私にとってはとても心に響くことだったのです。

 

この下↓の写真だけネットで見つけてきました。勝手に盗んでごめんなさい。ウィスパーズの双子のスコット兄弟とフィリスです。

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Scott Brothers of The Whispers and Phyllis Hyman 

 

フィリスの最後の二日間については、

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雑誌「VIBE」May 2002, page 122 に記述がありました。

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 あと数年長生きしていたらインターネットを通して、どれほど自分が世界中で愛されているかを、フィリス自身が知ることが出来たのではないか…と私はいつも思わずにはおれません…。1995年…インターネットの時代までもうほんの少しの時期でした。

 

ところで… 

 日本のレコード会社はどうして、フィリス自身が “悪夢” とまで言っている “アリスタ時代” のアルバムしか再発しないのでしょう。特に1986年の「LIVING ALL ALONE」は、バラードのコンピレーション(様々な歌手を集めたオムニバスもので東芝EMIから出た「恋人たちのバラッド」シリーズ)の中で、その収録曲のうち数曲だけ日本で発売されたことはありますが、アルバムとしてはこれまでに一度も日本盤が出たことがありません。収録曲の12インチ・ヴァージョンも全てボーナス・トラックとして追加して、ぜひ完全版「LIVING ALL ALONE」を、日本で世界初CD化していただきたいと願うばかりです。

 

Gabriel Jackson 作曲 - Memorial Blues (for Phyllis Hyman)

https://www.youtube.com/watch?v=GkiW3dACmsU

Spectrum / Spectrum 2

Spectrum:50 Contemporay Works

↑このCDにThalia Myersさんのpianoで収録されています。

 

Sophisticated Ladies

Sophisticated Ladies

 
Sophisticated Ladies [DVD] [Import]

Sophisticated Ladies [DVD] [Import]

 
It Takes Style

It Takes Style

 
The Buddah Years

The Buddah Years

 
Living All Alone

Living All Alone

 
So Good

So Good

 
One for the Money

One for the Money

 
ニューヨーク暮らし雑学ノート―日本を脱出してはみたけれど…

ニューヨーク暮らし雑学ノート―日本を脱出してはみたけれど…

 
ミッドライフ・クライシスに迷って

ミッドライフ・クライシスに迷って

 
松尾潔のメロウな季節 (Rhythm & Business)

松尾潔のメロウな季節 (Rhythm & Business)

 
One on One

One on One

 
YOU KNOW HOW TO LOVE ME (EXPANDED EDITION)

YOU KNOW HOW TO LOVE ME (EXPANDED EDITION)

 
Prime of My Life

Prime of My Life

 
Deliver the Love: the Antholog

Deliver the Love: the Antholog

 
Loving You Losing You: Classic

Loving You Losing You: Classic

 

収録曲ががっがりなボックス・セット↓。レア曲なし!まったくつまらん!!

Essential -Gatefold- [Analog]

Essential -Gatefold- [Analog]

Amazon

 

 

フィリス・ハイマン・ファン・クラブ Phyllis Hyman Fan Club

 1991年にフィリス・ハイマン (Phyllis Hyman) の待ちに待った新しいアルバム「PRIME OF MY LIFE」が発売されました。実に5年ぶりの新譜でした。

 

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 そのCDの歌詞カードの最後のページに次の画像のようなフィリス・ハイマン・ファン・クラブの案内が載っていたので、早速、米国に25ドルを送って申し込みました。

 

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 それから半年以上経って、もう何も来ないかも…と思いあきらめかけていたある日、ファン・クラブから次のような小型包装物が送られて来て、私は大喜びしました!それは1992年の4月11日、土曜日のことでした。

 

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封筒の消印は、APR-6'92 PHILADELPHIA となっています。

 

中には、ファン・クラブの会員証 

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Phyllis Hyman Fan Club Membership Card

 

フィリス・ハイマンのサイン入り、挨拶文 

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フィリス・ハイマン・Tシャツ 

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Phyllis Hyman T-shirt

 

フィリス・ハイマンバイオグラフィーディスコグラフィー 

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Phyllis Hyman's Biography & Discography

 

 そしてこの記事の一番上にあるサイン入りのポートレイトと、この下のものと同じ写真を使った横60センチ・縦91センチの「PRIME OF MY LIFE」の特大ポスターも入っていました。サイン入りポートレイトはすぐに額に入れ部屋に飾りました。それから25年以上の月日が経ち、今では写真も黄ばみサインも色あせて薄くなってしまいましたが…。現在は光のあたりにくい場所に保管しています。

 

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 時代は1990年代のあたま、もちろんまだまだインターネット以前で、フィリスの情報を何とかして手に入れたいと毎日切望していましたが、ファン・クラブからの便りは結局これ一度きりで終わりました。日本で私と同じように、フィリスのファン・クラブのメンバーになっていた人は他にいたのでしょうかね?

 

Prime of My Life

Prime of My Life

 
プライム・オブ・マイ・ライフ

プライム・オブ・マイ・ライフ

 
Loving You Losing You: Classic

Loving You Losing You: Classic

 
Love Songs

Love Songs

 
Platinum & Gold Collection

Platinum & Gold Collection

 
Deliver the Love: the Antholog

Deliver the Love: the Antholog

 

   

エルトン・ジョン Elton John を歌う フィリス・ハイマン Phyllis Hyman

 これはあまり知られていないことですが、フィリス・ハイマン (Phyllis Hyman) がエルトン・ジョン (Elton John) の1975年4月の全米ナンバー・ワン・ヒット「フィラデルフィア・フリーダム / Philadelphia Freedom」(Elton John / Bernie Taupin) をレコーディングしています。

 

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と言っても、ソロでの録音ではなく、フィラデルフィアにゆかりのある沢山の歌手や音楽家と共になんですが…。

 

1980年代の後半(1989年?)に発売されたと思われる下の「PHILADELPHIA FREEDOM - TOGETHER」(Collectables COL-8000) というオムニバス・アルバムの一曲目に収録されているのです。

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なんだか、ハード・ロックのアルバムみたいなジャケット写真ですね。

 

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この「フィラデルフィア・フリーダム / Philadelphia Freedom」に参加しているメンバーは:

The Hooters ザ・フーターズ

Patti LaBelle パティ・ラベル

Tommy Conwell & The Young Rumblers トミー・コンウェル & ザ・ヤング・ランブラーズ

Grover Washington, Jr. グローヴァー・ワシントン・ジュニア

Pretty Poison プリティー・ポイズン

Phyllis Hyman フィリス・ハイマン

Teddy Pendergrass テディ・ペンダーグラス

Robert Hazard ロバート・ハザード

Jeff Lorber ジェフ・ローバー

Jean Carn / Jean Carne ジーン・カーン

Britny Fox ブリトニー・フォックス

Bobby Rydell ボビー・ライデル

Schooly D. スクーリー・ディー

Essra Mohawk エスラ・モホーク

Sister Sledge シスター・スレッジ

Billy Paul ビリー・ポール

Dee Dee Sharp ディー・ディー・シャープ

Tony Santoro トニー・サントロ

という顔ぶれ。 

 

ジャケット裏に、全員ではありませんが参加メンバーの写真が掲載されています。 

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アルバム収録曲はこんな↑カンジです。アナログ盤のみの発売で、CD化されたことはないようです。このLPに収録の「フィラデルフィア・フリーダム / Philadelphia Freedom」は5分弱のショート・ヴァージョンですが、同時に12インチ・シングルも出ていて、そちらでは7分以上あるロング・ヴァージョンを聞くことができます。

 

12inch Single「PHILADELPHIA FREEDOM」(Collectables COL-12,000)

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ショート・ヴァージョンとインストゥルメンタル・ヴァージョンも裏面に収録。 

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作詞はもちろんバーニー・トーピン (Bernie Taupin)

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プロデュースはニック・マルティネリ (Nick Martinelli) と Randy Cantor 。 

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Phyllis' part 

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フィリスの歌っているのは上の箇所です。

 

 フイリス・ファンの方はぜひ探して聴いてみてください。  

 

こちらにアップされています: 

https://www.youtube.com/watch?v=EF1RXrbKEwY

https://www.youtube.com/watch?v=tnLLPmj9Zqg

 

キャプテン・ファンタスティック+3

キャプテン・ファンタスティック+3

 
Complete Thom Bell Sessions

Complete Thom Bell Sessions

 
Deliver the Love: the Antholog

Deliver the Love: the Antholog

 
Ultimate Phyllis Hyman

Ultimate Phyllis Hyman

 
Living All Alone

Living All Alone

 
S.O.U.L.

S.O.U.L.

 
Forever With You/Set a Little [7 inch Analog]

Forever With You/Set a Little [7 inch Analog]

 

  

フィリス・ハイマン Phyllis Hyman の最もレアなリミックス

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フィリス・ハイマン(Phyllis Hyman)の、最も珍しいリミックスをやっと手に入れました。これを長年探していたんです。

 

米国で1996年にカセット・テープでのみ発売された、

It's Not About You (It's About Me) Remix 5:13

です。

上の写真のカセット・シングルの Side 2 にのみ収録されていて、同じジャケット写真を使ったCDシングル版の「I'm Truly Yours」には収録されていません。

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海外からの送料も含めて、5068円でした。さっそくCD-Rに焼いて聞いていますが、リミックスとしてはそれほど面白い仕上がりではないかと…。やっぱりアルバム・ヴァージョンの方が完成度は高いです。でも、もし聴きたいというフィリス・マニアがいれば、きかせてあげますよ~ん。

 

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なお、この曲は2014年に ジェニファー・ホリデイ (Jennifer Holliday) によるカバー・ヴァージョンが発表されました。

 

Deliver the Love: the Antholog

Deliver the Love: the Antholog

 
I Refuse to Be Lonely

I Refuse to Be Lonely

 
I Refuse to Be Lonely / Forever With You

I Refuse to Be Lonely / Forever With You

 
デリヴァー・ザ・ラヴ

デリヴァー・ザ・ラヴ

 
THE FISH THAT SAVED PITTSBURGH: MUSIC FROM THE ORIGINAL MOTION PICTURE SOUNDTRACK (EXPANDED EDITION)

THE FISH THAT SAVED PITTSBURGH: MUSIC FROM THE ORIGINAL MOTION PICTURE SOUNDTRACK (EXPANDED EDITION)

 
ザ・ソング・イズ・ユー

ザ・ソング・イズ・ユー

 
The Song Is You

The Song Is You

 

 

藤真利子 1979年発表のファースト・アルバムが初CD化!

 ついに藤真利子さんのファースト・アルバム「シ・ナ・リ・オ (シナリオ) 」の初CD化が決定しました。価格は2,808円(税込)で、2017年02月28日発売!もちろん、呉田軽穂(ユーミン / 松任谷由実 / 荒井由実)提供の2曲も入ってますよ。

 

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Mariko Fuji 藤真利子 Vivi Enleigh 微美杏里 1983

 

<ラグジュアリー歌謡 × クリンクレコード> アーカイブシリーズ第2弾

ViVA MARiKO! “真利子のファッショ巴里ナブル名作劇場1979”
呉田軽穂(松任谷由実)、南佳孝、森山良子、渋谷祐子、丹羽応樹ら豪華作曲陣と共に綴る、デビューアルバムが38年の時を経て初CD化!
オリジナル・リリース:1979年6月21日
キングレコード SKS-1028


・初CD化
・ボーナス・トラック3曲収録
・オリジナルLP付属の歌詞カード/ポスター縮小封入
・収録シングル曲のジャケット(3枚)縮小封入
・マスターテープからの最新リマスター音源使用
・プラケース仕様
・監修:藤井陽一(ラグジュアリー歌謡)

 

http://www.clinck.co.jp/dtl.php?ky=CRCD5141

 

だって~。CD化ありがとうございます!すごく楽しみです!

 

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収録曲は、

『シナリオ (シ・ナ・リ・オ)』 (オリジナル発売:1979年6月21日)

01. シナリオ (作詞:杉紀彦 / 作曲:呉田軽穂 / 編曲:石田勝範)
02. 坂道のオリビア (作詞:杉紀彦 / 作曲:南佳孝 / 編曲:石田勝範)
03. くらやみ橋 (作詞:杉紀彦 / 作曲:丹羽応樹 / 編曲:石田勝範)
04. 裏窓から (作詞:杉紀彦 / 作曲:南佳孝 / 編曲:石田勝範)
05. ピアノフォルテ (作詞:杉紀彦 / 作曲:呉田軽穂 / 編曲:石田勝範)
06. 可愛い女 (作詞:杉紀彦 / 作曲:八角朋子 / 編曲:石田勝範)
07. 夢もようの部屋 (作詞:杉紀彦 / 作曲:森山良子 / 編曲:石田勝範)
08. ひゅるる (作詞:杉紀彦 / 作曲:丹羽応樹 / 編曲:石田勝範)
09. 愛の亀裂 (作詞:杉紀彦 / 作曲:渋谷祐子 / 編曲:石田勝範)
10. グッバイ・マミー (作詞:杉紀彦 / 作曲:渋谷祐子 / 編曲:石田勝範)

ボーナス・トラック:

11. 霧のオルフェ (作詞:三浦徳子 / 作曲:渋谷祐子 / 編曲:高橋信之)
12. 真夜中のボレロ (作詞:三浦徳子 / 作曲:渋谷祐子 / 編曲:高橋信之)
13. 愛のとらわれびと (作詞:杉紀彦 / 作曲:服部克久 / 編曲:船山基紀)

 

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1983年のインタビューで好きな音楽について語っています。

 

Mariko Fuji 藤真利子 Vivi Enleigh 微美杏里 1986

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“母親(註:藤原静枝さん)がね、昔あるドレスメーカーのデザイナーをやっていたの。だから子供のときは母親の作る流行の服ばかり着せられて。テレビの「ザ・ピーナッツ」そのままみたいな恰好して外歩くのよ。信じられるゥー!?” (1986年のインタビューより)

 

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真利子、ユーミンの実家・荒井呉服店でベンツ1台分の値段の着物を衝動買い…1986年

 

Mariko Fuji 藤真利子 Vivi Enleigh 微美杏里 & Yusuke Suga 須賀勇介 1983

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真利子さんも “ヴァージン・ヘアしませんか?” 今は亡き須賀勇介(1942 - 1990)さんと。

 

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1987年

 

藤真利子は、“デザイナーの創作意欲をかきたてる女性だ。” (松田光弘さんのコメント)

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松田光弘 Mitsuhiro Matsuda & 藤真利子 Mariko Fuji 微美杏里 Vivi Enleigh 1981

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今は亡き松田光弘(1934 - 2008)さんと真利子さん

 

 2016年11月13日の、林真理子さんと藤真利子さんが出演した見城徹さんのインターネットテレビ「徹の部屋 ♯5」が面白かったです。中で話されている、マダム・横山喜美子(よこやまきみこ)さんのサロン / フランス料理店「まっくろう / Maquereau」の、ユーミンも出席したという15周年記念パーティーの話が特に…。「売女!」と暴言を吐いた見城さんに赤ワインをぶっかけ、安井かずみさんの胸に泣きながら飛び込んだ “有名女性作詞家” って、もしかしてあの方?

https://www.youtube.com/watch?v=h5fyK3DicIA

 

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Mariko Fuji 藤真利子 Vivi Enleigh 微美杏里 1983

 

 

ガラスの植物園

ガラスの植物園

  
アブラカダブラ+1

アブラカダブラ+1

  
狂躁曲+1

狂躁曲+1

  
浪漫幻夢

浪漫幻夢

  
シ・ナ・リ・オ

シ・ナ・リ・オ

 

 

ドミニク・グールド Dominic GOULD GLENN THE FLYING ROBOT

 久々にいい映画を観ました。楽しめるし、すごくエロチックでもありました(といっても、僕にとってエロいだけなんですけど…)。2010年に発表されたベルギー映画で「GLENN, THE FLYING ROBOT / GLENN 3948 - LE ROBOT VOLANT」という日本未公開の作品です。監督・脚本は1967年生まれの マルク・ゴールドシュテイン(Marc Goldstein)という人。83分という短さもあるけれど、もう3回も観てしまいました。

 

マルク・ゴールドシュテイン監督 と ドミニク・グールド 映画「GLENN」の演出中

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Marc Goldstein and Dominic Gould

 

映画完成まで3年かかったということですので映画の撮影はたぶん2007年頃に行われたものだと推測されます。

マルク・ゴールドシュテイン監督はこんな人↓

MARC GOLDSTEIN OFFICIAL SITE:

http://www.marcgoldstein.eu/index.html#

 

ドミニク・グールド 「GLENN, THE FLYING ROBOT」(2010年) 撮影は2007年頃? 

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Dominic Gould in "GLENN, THE FLYING ROBOT (GLENN 3948 LE ROBOT VOLANT)"

 

監督自身がホームページでこのSF映画のあらすじを書いておられますのでそこから引用させていただきますね。脚本を担当した監督本人の文章が一番正確だと思うので。

 

"Henry (Dominic Gould) and Jack (Billy Boyd) are two famous and talented pianists: they are rivals and try to outdo each other in the various music events where they regularly compete. They have known each other since their days at the music academy and developed a very strong friendship. They met Lana (Smadi Wolfman) there and Jack had an affair with her then.

This friendship deteriorated along the years and Lana left Jack for Henry. Jack’s resentment towards Henry will increase even further when he realizes that although his talent as a pianist is as great a talent as Henry’s, he always ended up second … behind Henry.

Simultaneously, Lana slowly realized that the only thing Henry cares about is his job. When she gets pregnant, he tells her he doesn’t want the child and she leaves him, taking refuge with Jack who thus finds a way to get back at Henry.

From that point, the former friends will clash with no mercy, from contest to contest until the day a domestic robot, GLENN, enters their lives. GLENN will jeopardize everybody and everything around them but will also lead them into the most challenging soul searching..." - Written by Marc Goldstein 

 

ドミニク・グールド(Dominic Gould)はエゴイスティックなピアニスト、ヘンリーを演じています。長年の知人で、同じくピアニストのジャック(ビリー・ボイド Billy Boyd)とは昔からライバル同士。ジャックの元恋人で、今はヘンリーの彼女である女性ラナ(スマディ・ヴォルフマン Smadi Wolfman)の事で激しい喧嘩になった際、ヘンリーが思いっきり閉めたドアでジャックは右手に大けがを負ってしまいます。

 

「Henry Goldmill plays Brahms」のCDを手にとるジャック。右手に大けがをして…

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ピアノが弾けなくなったジャックは仕事も失い、3948という家庭用ロボットの助けを借りながら、酒浸りの生活を送るようになります。またジャックは父(パトリック・ボーショー Patrick Bauchau)との確執という別の問題も抱えていました。

 

↓これがニューヨークのジャックのロフト 。ロボットがお世話してくれています。

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Dominic Gould in "GLENN, THE FLYING ROBOT (GLENN 3948 LE ROBOT VOLANT)"

 

いつも仕事が第一のヘンリーはヘンリーで、妊娠したというラナに「子供はいらない」とキッパリと言い放ち、愛するラナに去られてしまっていたのでした…。

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Dominic Gould and Smadi Wolfman in "GLENN, THE FLYING ROBOT" 2010

 

その後、ジャックのロボット3948には驚異的な学習能力が備わっていることが判明し、 ジャックは3948にピアノを教え始めます。そしてそのロボットはピアニストのグレン・グールド(Glenn Gould 1932 - 1982)の名前からとって「GLENN」と名付けられるのでした。

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しかしある夜に自暴自棄なジャックが酔ってつぶやいた一言を、今やGLENNとなったロボット3948が、主人の指示と解釈しそれを実行に移し始めたことから、二人のピアニスト、ジャックとヘンリーはとんでもない窮地に追い込まれることになるのでした…。

 

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ドミニク・グールド Dominic Gould dans "GLENN 3948 - LE ROBOT VOLANT"

 

右側がジャック、「ロード・オブ・ザ・リング」のビリー・ボイドが演じています。 

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Dominic Gould and Billy Boyd in "GLENN, THE FLYING ROBOT" 2010

 

ドミニク・グールドのピアニストといえば1987年の「エリザとエリック」ですよね。 

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Dominic Gould et Gaël Seguin dans "JEUX D'ARTIFICES" 1987 ガエル・スガンと

 

ジャックに殴られ口から血を流すヘンリー

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ふたりが追い込まれた、死が一刻一刻迫りくるギリギリの状況を脱出する唯一の方法は、GLENNの要求に応えることだけでした。「今はヘンリー自身の弾き方ではなく、グレン・グールドのように弾くんだ!」ジャック指導でバッハ(Bach)の「平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第2番 ハ短調 BWV847 前奏曲 / Das Wohltemperierte Klavier / The Well-Tempered Clavier」を弾き始めるヘンリーでしたが…

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Billy Boyd and Dominic Gould in "GLENN, THE FLYING ROBOT" 2010

 

癇癪をおこし不注意にも、今度はヘンリー自身が左手に怪我を負うはめになってしまいました。ピアノが弾けなくなったふたりに死の危機がいよいよ目前へと迫ります。そして、ジャックとヘンリーは…

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ぴったりと寄り添って(むふふ)、まだ動くヘンリーの右手とジャックの左手で、この曲を試してみることに、最後の望みをかけるのでした。

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いやあ、このシーンがものすごくエロチックなんですわ。 個人的には、映画「ゴースト / ニューヨークの幻」のあの‘ろくろ’のシーンを思い出してしまいました。えへへ…。

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片手ずつで一曲を弾くふたり。 左側がジャックの指、右側がヘンリーの指、きゃあ!

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「曲は諳んじてるだろ。目をつぶって弾くんだ」と、途中で投げ出しそうになるジャックに集中することを指示するヘンリー 

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ふたりでひとつの頂点を目指して登りつめるヘンリーとジャック、まさしく愛を交わしているかのように…。いやん!この場面がもうエロエロですよ。こんな恍惚の表情って、ジャックったら…。

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そして、とうとうふたりは…(あとはネタバレになるので秘密ですよん)。 

どうでしょう、この映画、観てみたくなりましたか?

 

使われているクラシック曲もなかなか良いんですよ。こんな↓曲たちです。

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Dominic Gould ドミニク・グールドのピアノを Mamia Akhveldiani

Billy Boyd ビリー・ボイドのピアノを Julien Libeer

という方が、それぞれ吹き替え(弾き替え?)ています。 

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Julien Libeer さんのホームページはこちら:
http://www.julienlibeer.net/

 

人工知能と人間の勝負がニュースになることも多い現在、この映画、とても興味深い問題を扱っていると思います。映画は英語版がオリジナルですが、僕が買ったのはフランスのDVDで、英語音声にフランス語の字幕付きのものと、フランス語吹き替えヴァージョン、メイキング映像、もう一つのエンディングも収録されており、大変楽しめました。演技をしていない姿のドミニク・グールドも見れたし、フランス語の勉強にもなりました(ホンマか?)。ニューヨークで撮影されていますが、メイキング映像では映画製作のスタッフもほとんど皆、フランス語で話しています。そうそう、映画にはジェラール・ドパルデュー(Gérard Depardieu)もニュースキャスター役でちょっとだけですが出てきますよ。ただ、監督自身があらすじの中で書いている、若い頃のヘンリー、ジャック、ラナの関係の描写が、映画の中に数分でもあれば(例えば、学生時代の3人の写真を映しだすといったようなことだけでも)、もっとこの物語に奥行と分かりやすさが付け加わったかなと、そこは少し残念に思いました。

 

マルク・ゴールドシュテイン監督 と ドミニク・グールド 映画「GLENN」の演出中 

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Marc Goldstein and Dominic Gould

 

マルク・ゴールドシュテイン監督とラナ役のスマディ・ヴォルフマンがブリュッセルの映画祭でこの映画について語っています↓。 

BIFFF 2010 - Q&A Marc Goldstein and Smadi Wolfman for Glenn 3948: 

https://www.youtube.com/watch?v=C_uPGr4-Xgc

Zoom sur Glenn 3948 de Marc Goldstein:

https://vimeo.com/29648873

 

こちらは映画「エリザとエリック」のピアニスト、スタン役のドミニク・グールド 

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Dominic Gould dans "JEUX D'ARTIFICES" de Virginie Thévenet 1987 

↑スイス、湖畔のホテルのテラスでピアノの前に座るスタン カッコいいね!

 

映画の予告編はこちら

Glenn The Flying Robot Movie Trailer:

https://www.youtube.com/watch?v=meEF4-W26JM

 

Glenn the Flying Robot [DVD] [Import]

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Bach: The Well-Tempered Clavier, Books I & II

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バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻・第2巻(抜粋)

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バッハ:平均律クラヴィーア曲集(全曲)

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RAVEL/LIGNES CLAIRES

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エリザとエリック [DVD]

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