Kontaの歓びの毒牙

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ユーミン 逢いたい気持

 嬉しい!! ずっと探していた、ユーミン(松任谷由実 / 荒井由実)が作詞作曲した霜和夫(しもかずお)さんのシングル 「逢いたい気持」(1977年4月発売 キャニオン・レコード C-46)を、なんと590円で入手! これって、ユーミン作品の中でも激レアじゃない? こんなに安く手に入るなんて感激やわ~。曲はね、ちょっとカンツォーネっぽい感じで、イタリア語の歌詞がついて歌われたら面白いような雰囲気なんです。当時、(株)そごう「そごう東京店開店20周年記念CMソング」として使われていたそうです。

 

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霜和夫「逢いたい気持」松任谷由実作詞・作曲 / 船山基紀編曲

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そして、歌詞はこんな↑の。この「逢いたい気持」に関してはあまり情報がないので、今回、載せてみました~。

 

1977年のユーミンと言えば、結婚の翌年で、活動を一番セーブしていた時期ですね。

 

松任谷由実 全国縦断コンサート ' 77

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11/14(月) 札幌厚生年金会館 18:30~

11/21(月) 広島郵便貯金ホール 18:80~

11/28(月) 小倉市民会館 18:30~

他、全国14ヶ所にて開催

 

1977年のユーミンの活動はこちら↓を参考にしてね。

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sweet,bitter sweet ?yuming ballad best

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潮風にちぎれて

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遠い旅路

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紅雀

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SEASONS COLOURS-春夏撰曲集-

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松任谷由実 1972-2011 フォトストーリー 『THE YUMING』

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松任谷由実歌詞集『371+1』(CD付き)

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マーヴィン・ゲイ Marvin Gaye と タミー・テレル Tammi Terrell のデマ

 ホント、ネットって恐ろしいなと思うわ。先日、ちょっとしたことでたどりついたブログの記事に、マーヴィン・ゲイ(Marvin Gaye)とタミー・テレル(Tammi Terrell)のデュエットの事が書いてあったんだけど、それ読んで驚いた。未だに間違った情報が信じられ、それがどんどんネットで広まっているんだね。マーヴィンとタミーの後期のデュエット作品は、病気のタミーに替わって、アシュフォード&シンプソン(Ashford & Simpson)のヴァレリー・シンプソン(Valerie Simpson)が、タミーの声に似せて録音したものだって…。これは全くのデマなんだよ!!

 

Marvin Gaye & Tammi Terrell マーヴィン・ゲイ&タミー・テレル

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(真ん中の白黒のジャケットのLPは、1980年にモータウン20周年記念盤とした出されたCELEBRATING MOTOWN'S TWENTIETH ANNIVERSARY SUPERSTAR SERIES Volume 2。東心斎橋清水町通り白水社ビルの1Fにあったメロディハウス Melody House にて1981年の5月に買ったもの。そう、あの木製のスィングドアから入る輸入盤専門店。この時、お店でルパート・ホルムズ Rupert Holmes のファースト「WIDESCREEN」(1974年)のLPも見つけて、どちらを買おうか、ものすごく悩んだの。輸入盤レコードってその時手に入れないと、今度はいつ巡り会うかわからない…そんな時代でした。結局この Marvin Gaye & Tammi Terrell のアルバムを買いました。2200円だったけど400円の割引があって1800円で入手。もちろん消費税なんてない時代ね。)

 

この間違った噂は、アシュフォード&シンプソンが2009年の11月に来日した時の二人のインタビューの中で、キッパリと否定されたでしょ!何でいまだに、こんなデマが平気でまかり通ってるのさ~。

 

この下の記事を読めよなっ!雑誌「bmr」2010年2月号(No.378)の64頁掲載「アシュフォード&シンプソン特集 前編 インタヴュー&初来日レポート」(インタビュアー&文:林剛さん、通訳:林美和さん)

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ヴァレリー:“私たちは彼女(タミー)にワンラインずつ歌わせたの。それを繋げて曲を完成させたのよ。”

ニコラス:“マーヴィンは気づいてなかったみたいだけど、実際は全部タミーが歌ったものなんだ。”

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林剛:‘確信を持ったふたりの話しぶりからすると事実である可能性は高い。’

 

残された録音から聞こえる声は、明らかにタミーのもので、どう聴いてもあれはヴァレリーじゃないよ。皆も、ちゃんともう一度聴いてみて!

 

 デマ記事ついでに書かせてもらうけど、2004年に書かれた本「モータウン・ハンドブック」(湯浅学編)の内容もあまりにお粗末であきれたわ。下の記事はその本の142頁からだけど、ダイアナ・ロス(Diana Ross)が抜けたあとのスプリームス(The Supremes)の1972年のアルバム「シュープリームス / THE SUPREMES PRODUCED AND ARRANGED BY JIMMY WEBB」について、泉山真奈美さんが書いた紹介文。‘ジーン・テレルがグループを去り、グラス・ハウスのヴォーカリストだったシェリー・ペインが新加入して初めて制作された作品’だって、とんでもない間違いだよね。

 

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このアルバムの制作時のメンバーは、メアリー・ウィルソン(Mary Wilson)、ジーン・テレル(Jean Terrell)、リンダ・ローレンス(Lynda Laurence)の3人だよ!LPジャケット裏のレコーディング風景の写真もこのメンバーだし、声を聴けばリードがシェリー・ペイン(Scherrie Payne)じゃないのは明らかでしょ!何でこんな間違いをするのか?本当にレコードを聴いて書いているのか?それに編集に携わった他のメンバー誰一人もこんな簡単なミスに気づかないとすると…本自体のレベルも自ずと明らかだよね。これは素人が集まって書いた本かいっ!

 この泉山真奈美さんって、フィリス・ハイマン(Phyllis Hyman 彼女には子供が一人もいなかった)についてのブログ記事の中で、「3人の子供さんあり」って平気で書いてるようないい加減さ。どこからそんな間違った情報を仕入れて、それをまた確かめもせず発信しているのか…。まったく信用できない人だわさ。

 

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モータウン・ハンドブック」の編者、 湯浅学氏が書いた上のテルマ・ヒューストン(Thelma Houston)のアルバム評(同本 175頁)も、問題あり。‘アル・クーパーの「ゼア・イズ・ア・ゴッド」’だってさ~。ちゃんちゃら可笑しいわ。テルマの歌ってる「THERE IS A GOD」、作者のクレジットには確かに A. Cooper とは書いてあるけど、それは Al Kooper でも Alice Cooper でもなく、Andrew Cooper というまったくの別人の作品なんだわ。この曲はヴァレリー・シンプソン(Valerie Simpson)も1971年にモータウン(レーベルはTAMLA)で出したソロ・アルバムの1枚目「EXPOSED」で歌っているし、出版がモータウンの Jobete Music Co.,Inc. とクレジットされているのだから、アル・クーパーの曲であるなんてことは普通考えないよね。それに Al Kooper の姓クーパーはkで始まるんですけどぉ…。もう、むちゃくちゃだわ。日本の音楽ジャーナリストの質、低すぎ~っ。

 

 ネット上の多くの情報や似非ジャーナリストはまったく信用できない。絶対簡単に信じちゃいけません!必ず自分で確認をとりましょうね。

 

ユナイテッド

ユナイテッド

 
ユアー・オール・アイ・ニード

ユアー・オール・アイ・ニード

 
イージー

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Complete Duets Collection

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This Is the Story

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Let Yourself Go: '70s Albums-1974-77: Final Sessio

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Produced And Arranged By Jimmy Webb

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The MoWest Album (EXPANDED EDITION)

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レターズ

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ワイドスクリーン(紙ジャケット仕様)

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Cast of Characters

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モータウン・ハンドブック

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モータウン・ハンドブック

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Collection

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Best of

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Dinosaurs Are Coming Back Again

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Hits Remixes & Rarities: The Warner Brothers Years

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Very Best of Ashford & Simpson (Reis)

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Gimme Something Real

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Real Thing

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Diana Ross 「マホガニーのテーマ」 THELMA HOUSTON のオリジナル遂に初CD化

 ダイアナ・ロス(Diana Ross)の歌で1976年に全米ナンバー1ヒットとなった「マホガニーのテーマ / DO YOU KNOW WHERE YOU'RE GOING TO」(Gerry Goffin - Michael Masser)のオリジナル、テルマ・ヒューストン(Thelma Houston)の歌う1973年のヴァージョンがとうとうCD化されることになりました。

 

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Thelma Houston テルマ・ヒューストン

 

 私がこのヴァージョンの存在を知ったのは1983年、ちょうどモータウン(MOTOWN)設立の25周年記念の年で、日本のレコード会社(ビクター)も非売品の「モータウン25周年 YESTERDAY TODAY FOREVER」という冊子を作って、このレーベルのレコードを何枚か買った人にプレゼントするというキャンペーンを行なっていました。私は、なんばCITY新星堂で、モータウンの情報がいっぱい詰まったこの全86頁の今となってはとても貴重と言える青い表紙のマニア本をいただきました。

 この冊子の巻末には、1983年半ばまでのモータウンの全アーティストのシングル盤ディスコグラフィー及びこのレコード会社から出たほぼ全てのLPリスト(ただし、PRODIGALなどのマイナー・レーベルのものは抜けている)が20頁に渡り記載されていました。このリストを細かくチェックしていて、その時初めて、ダイアナの「マホガニーのテーマ / THEME FROM MAHOGANY」のオリジナルが、テルマの歌ったヴァージョンだと知ったのでした。

 

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冊子「モータウン25周年 YESTERDAY TODAY FOREVER」67頁より

 

 上のテルマのリストの下から4つめの記述に注目してみてください。1973年の5月のレコード番号M-1260にThelma Houstonの「Do You Know Where You're Going」という記載が見えます。またそのB面曲もまた、後にダイアナが1975年のシングル「悲しみの終わる時 / SORRY DOESN'T ALWAYS MAKE IT RIGHT」(Pam Sawyer - Michael Masser)のカップリングで発表することになる「トゥゲザー / TOGETHER」(Pam Sawyer - Michael Masser)というのもとても興味深いです。

 

 この下は 1989年に発表され大変話題になった J. RANDY TARABORRELLI 著「CALL HER MISS ROSS / THE UNAUTHORIZED BIOGRAPHY OF DIANA ROSS」の307頁の記述です。

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 この本を読んで、ますますオリジナルのテルマ・ヴァージョンを聴いてみたくなりその後、何年間もこのシングル盤を探したのですが、見つかりませんでした。

 昨2014年になって初めてこちら↓のページを見つけ、その後YouTubeでもオリジナルのThelma Houston Versionをやっと聴くことが出来ました。オリジナルはダイアナが発表したものとは歌詞が少し違っている点も、面白いと思います。

https://songbook1.wordpress.com/2014/06/22/do-you-know-where-youre-going-to-1973-and-theme-from-mahogany-1975/

 

Thelma Houston - Do You Know Where You're Going To

https://www.youtube.com/watch?v=sNuCu9Qo1gM

https://www.youtube.com/watch?v=09yxTw28vpk

 

 そしてとうとう、テルマの1976年発表アルバム「Any Way You Like It 」にボーナス・トラックとして追加収録されるという形で、この曲の初CD化が決定しました。今年2015年の2月16日に CHERRY RED RECORDS より発売される予定です。


Any Way You Like It : Expanded Edition - Thelma Houston:
http://www.cherryred.co.uk/shopexd.asp?id=4948

Track Listing:

01. ANY WAY YOU LIKE IT
02. DON'T LEAVE ME THIS WAY
03. DON'T KNOW WHY I LOVE YOU
04. COME TO ME
05. DON'T MAKE ME PAY (FOR ANOTHER GIRL'S MISTAKE)
06. SHARING SOMETHING PERFECT BETWEEN OURSELVES
07. IF IT'S THE LAST THING I DO
08. DIFFERENTLY

BONUS TRACKS:

09. DO YOU KNOW WHERE YOU’RE GOING TO (PREVIOUSLY ISSUED ONLY IN NEW ZEALAND)
10. TOGETHER (PREVIOUSLY ISSUED ONLY IN NEW ZEALAND)
11. TODAY WILL SOON BE YESTERDAY (US ‘B’ SIDE ONLY)
12. YOU’VE BEEN DOING WRONG FOR SO LONG (US NON-ALBUM SINGLE)
13. ONE OUT OF EVERY SIX (CENSORED VERSION) (US NON-ALBUM SINGLE)
14. DON'T LEAVE ME THIS WAY (US SINGLE EDIT)

 

 個人的には、テルマ・ヒューストンは大好きな歌手で、アルバムは全て集めました。特にジミー・ウェッブ(Jimmy Webb)と組んだ大傑作のファースト「SUNSHOWER」(1969年)は、すべての洋楽のアルバムの中でも一番好きと言える程の超お気に入りです。それから1981年の「愛の喝采  / NEVER GONNA BE ANOTHER ONE」もとてもいい作品だと思っています。テルマと言えば1976年のナンバー1ヒット「ジス・ウェイ / DON'T LEAVE ME THIS WAY」等のダンスものでしか語られない場合が多く、それがとても残念です。まだディスコ・クラシック「DON'T LEAVE ME THIS WAY」しか聞いたことがない人は、一度テルマのアルバム「SUNSHOWER」を聴いてみてください。その素晴らしい表現力にきっと驚かれ、感動の涙を流されると思いますよ。

 

 

Any Way You Like It: Expanded Edition

Any Way You Like It: Expanded Edition

 
Sunshower

Sunshower

 
The MoWest Album (EXPANDED EDITION)

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エニイ・ウェイ・ユー・ライク・イット

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ザ・デヴィル・イン・ミー

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Thelma & Jerry/Two to One

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Ready To Roll - Thelma Houston LP

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ライド・トゥ・ザ・レインボウ

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I've Got the Music in Me

I've Got the Music in Me

 
BREAKWATER CAT + NEVER GONNA BE ANOTHER ONE

BREAKWATER CAT + NEVER GONNA BE ANOTHER ONE

 
Qualifying Heat

Qualifying Heat

 
Throw You Down

Throw You Down

 
Woman's Touch

Woman's Touch

 
Best of

Best of

 
20th Century Masters

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Thelma Houston

Thelma Houston

 
Sunshower

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サンシャワー

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Call Her Miss Ross: Unauthorized Biography of Diana Ross

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Diana Ross: An Unauthorized Biography (English Edition)

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Diana Ross: An Unauthorized Biography

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マホガニー

マホガニー

 
No.1ソングス

No.1ソングス

 
愛の流れに

愛の流れに

 
イヴニング・ウィズ・ダイアナ・ロス

イヴニング・ウィズ・ダイアナ・ロス

 
ロス

ロス

 
ロス(紙ジャケット仕様)

ロス(紙ジャケット仕様)

 
グレイテスト・ヒッツ

グレイテスト・ヒッツ

 
Looking for Mr. Goodbar

Looking for Mr. Goodbar

 
サマー・ナイツ

サマー・ナイツ

  
スロウ・ユー・ダウン

スロウ・ユー・ダウン

 
Throw You Down

Throw You Down

  • アーティスト:Houston, Thelma
  • 発売日: 1990/10/05
  • メディア: CD
 

THE DEVIL IN ME / READY TO ROLL / RIDE TO THE RAINBOW / REACHIN' FOR ALL

 

ダイアナ・ロス Diana Ross またいつの日にか

 ダイアナ・ロス(Diana Ross)、久々に来日してたんですね(2015年1月6日(火)・7日(水) 日本武道館公演)。中学生の時、ダイアナのアルバム「愛の流れに / DIANA ROSS」(1976)を聴いて以来ずっと、僕はもうダイアナに夢中でした。

 

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ダイアナ・ロス Diana Ross 1976

 

アルバムは全て集めました。12インチ・ヴァージョン、日本独自企画の編集アルバム全て、ソロ時代のアナログ日本盤全シングル、コカコーラのCMソングのソノシートまで…。

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これ↑は、僕のダイアナ・ロスのLP & 12インチ・レコード・コレクション。ここに写っているもの全てダイアナのレコードです。モータウンに入る前の4人組プライメッツ(The Primettes)のものから、スプリームス(The Supremes)時代、ソロ・アルバムは輸入盤と日本盤両方で…。ソロになってからのものは、後に全てCDでも揃えました。

 

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Diana Ross ダイアナ・ロス 1976

 

でも、そんなに大好きだったダイアナに対しても、ここ数年まったく夢中になれない自分がいます。これは大好きだったバーブラ・ストライサンド(Barbra Streisand)とディオンヌ・ワーウィック(Dionne Warwick)に対しても同じ…。この3人の最近のアルバム企画にも、僕はちょっと納得できないのです。デュエットものや、過去のヒット曲の焼き直しはいらないと思っています。表現者が年を取るということはこういうことなんでしょうかね?

今もダイアナ・ロスに夢中なクリス松村さんと一度お話してみたいですわ。

 

愛の流れに

愛の流れに

 
Ultimate Diana

Ultimate Diana

 
Essential Diana Ross

Essential Diana Ross

 
ベイビー・イッツ・ミー

ベイビー・イッツ・ミー

 
Definitive Collection

Definitive Collection

 
Greatest

Greatest

 

 

藤真利子 あなたがいたから私がいた

 いよいよ本日(2015年1月2日)WOWOWにてTV初放映ですね、Yuming(松任谷由実 / 荒井由実) sings...「あなたがいたから私がいた」(脚本・演出:松任谷正隆 帝国劇場 2014年10月23日(木)収録)。

 

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Mariko Fuji 藤真利子 Vivi Enleigh 微美杏里 1978

 

以前も書いたけど、藤真利子さんが最高に素晴らしいから、皆さん是非ご覧くださいね~。

 

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虫明亜呂無さんによる文「微風に髪をなびかせる人 藤真利子」(雑誌「ai」1978年5月号51頁)より。

 

この「あなたがいたから私がいた」の舞台を、真利子さんのお母様も 観に来られたと以前ユーミンも話していたよね。

 

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 Mariko Fuji 藤真利子 Vivi Enleigh 微美杏里 1978

 

それは2014/11/14公開のユーミン、うそラジオ(「Uso Radio インターネットラジオ 松任谷由実 はじめました」)のNo.689(2014/11/14-2014/11/20)の中でのこと。そこから引用すると…。 

 

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Mariko Fuji 藤真利子 Vivi Enleigh 微美杏里 1989

 

“で、フジマリ(藤真利子)のお母様っていうのが、やっぱり、あのストレッチャーで(帝国劇場舞台「あなたがいたから私がいた」に)来たのよ、来れたの。それは28日の日かな~? あぁ、(2014年10月)30日の日かっ。最後の2回公演の昼かなんかにね。それで、あの~、状態悪いんだけど、でもすごい喜んで、あの私も若~い時から知ってて、その~フジマリのママの前だと、20代とか30代前半の自分に戻れるようなさ、そういうカンジで、わ~、ホントに来れて良かった、観てもらえて本当に嬉しかったんだけど、ふと、や~、自分の母親(注:荒井芳枝さん)はもうちょっと年が上(94歳 2014年11月現在)とはいえ、来れなかったな~と思ったら、ぐぅ~っとこう締め付けられるようなものがあってね、うん…。”

 

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Mariko Fuji 藤真利子 Vivi Enleigh 微美杏里 1985

 

そして、真利子さんも少しお母様について語っている記事がありました。

“私ね、前からすごい父親似(作家・藤原審爾氏)だって言われて、いやでしょうがなかったの。でも、この頃、きものなんか着て、大正や昭和の初期の頃の女の人を演ると、母親に似てるって言われて、ホッとしてるんです。”(雑誌「WITH」1983年7月号 No.22の23頁より)

真利子さん、子供の頃から、デザイナーをしていたお母様の手作りの服ばかり着ていたんだって…、素敵ね。

 

浪漫幻夢

浪漫幻夢

 
狂躁曲+1

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アブラカダブラ+1

アブラカダブラ+1

 
ガラスの植物園

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もどり川 [DVD]

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五社英雄 (文藝別冊)

五社英雄 (文藝別冊)

 

 

マンタさんのアレンジでフランス・ギャルのカバー

 最近全然聞かないけど、昔よくユーミン(松任谷由実 / 荒井由実)、雪村いづみさんの物まねやってたよね?「ウチのマリアがお世話になってます。」とか言って…(ププッ)。マリア(朝比奈マリア)って言っても若い子は知らないだろうけど、雪村いづみさんの一人娘で、ハーフのモデルですごく綺麗な人だったの。そう1979年に歌手デビューもしてなかなかの話題だったんだわ。

 

ユーミン 松任谷由実 1979 Yuming 

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物まねは物まねでも、清水ミチコみたいなんぢゃ~ありません!!

 

 先日、めでたく堀川まゆみ(MAYUMI)さんの1978年のデビュー・アルバム「楡(エルム)通りの少女」が初CD化されたんだけど、ソニーのオーダーメイドファクトリーのページ見てたら、同時に朝比奈マリアさんの1979年デビュー作「MARIA」もアンコールプレスということで再発されたのね。結構好きだったな~「DISCO GAL」と懐かしくなって、こちらもついでに買っちゃいました。

 

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朝比奈マリア Maria Asahina  1979

 

*****

朝比奈マリア  /「MARIA + 2」(1979)

01. ディスコ・ギャル 
(作詞 : 山川路夫 / 作曲 : すぎやまこういち / 編曲 : Harvey Mason ・ すぎやまこういち / コーラス・アレンジ : 山下達郎
02. 昼下がり 
(作詞 : 伊達歩 / 作曲 : 佐藤健 / 編曲:松任谷正隆
03. おんな ともだち 
(作詞 : 山川路夫 / 作曲 : 細野晴臣 / 編曲 : イエロー・マジック・オーケストラ YMO
04. 訣別(わかれ) 
(作詞 : 池田理代子 / 作曲 : 滝沢洋一 / 編曲 : 佐藤博
05. 霧雨のあとで 
(作詞 : 山川路夫 / 作曲 : 原田忠幸 / 編曲 : 坂本龍一
06. 金色のなぎさ 
(作詞 : 山川路夫 / 作曲 :細野晴臣 / 編曲 : Harvey Mason ・ 細野晴臣
07. ペパーミントの風 
(作詞 : 中村治子 / 作曲 : 佐藤健 / 編曲 : 松任谷正隆
08. 殿方ご免あそばせ 
(作詞 : 山川路夫 / 作曲 : すぎやまこういち / 編曲 : すぎやまこういち
09. 心のままに 
(作詞 : 星野貢一 ・ 長谷川みつ美 / 作曲 : 嶋健 / 編曲 : Harvey Mason)
10. ママにだけ言えない (SI MAMAN SI)
(作詞 : Michel Berger ・ 日本語詞 : 岩谷時子 / 作曲 : Michel Berger / 編曲 : 松任谷正隆
11. ディスコ・ギャル(Single Mix Version)
(作詞 : 山上路夫 / 作曲 : すぎやまこういち / 編曲 : ハービー・メイソン ・ すぎやまこういち)*ボーナス・トラック 
12. 霧雨のあとで(Single Mix Version)
(作詞 : 山上路夫 / 作曲 : 原田忠幸 / 編曲 : 坂本龍一)*ボーナス・トラック 

*****

 このアルバムは元々アルファ・レコードからの発売で、参加メンバーがすごく豪華!マンタ(松任谷正隆)さんも3曲でアレンジを担当していて面白いわ。特に「ペパーミントの風」の編曲、これ「時をかける少女」の元アレンジだよね、すごく興味深い。

 

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France Gall  DANCING DISCO 1977

 

 それにそれに、岩谷時子さんが日本語歌詞を書いた「ママにだけ言えない」は、なんと、フランス・ギャル(France Gall)の「SI MAMAN SI / 聞いてよママン」のカバーじゃないの!いや~、こんな曲を歌ってたんですね~、素敵!オリジナルはギャルの1977年のアルバム「DANCING DISCO」の最後に収録されていたもので、作ったのはギャルの夫で今は亡きミッシェル・ベルジェ(Michel Berger)ね。僕はベルジェの1994年に出た11枚組ボックス・セットを持ってるんだけど、このボックス・セットの11枚目のライヴ盤に観客の大合唱と共に歌う「SI MAMAN SI / 聞いてよママン」の作者ミッシェル・ベルジェ・ヴァージョンも入っているの。

 マンタさんがアレンジしたベルジェの曲と言えば、藤真利子さんの歌う「BIG FAT MAMMA」があったけど、その5年も前にすでにこの二人の組み合わせが存在したとは、今回の再発で初めて知った~。

 マリアさんのアルバム全体もかなり楽しめるものになっていると思う。僕は1977~1979年あたりのサウンドが、洋楽・邦楽問わず今でも一番好きなのかもしれないな~。あのキラキラ感というのは他にないもんね。ディスコ・サウンド全盛期をリアル・タイムに体験できなかった今の若い子なんかホントにかわいそうだと思うよ(アラフィフのたわごとサ)。

 雪村いづみさんの「ひこうき雲」ニュー・ヴァージョンもリリースされたことだし、久々にユーミンのいづみママの物まね聞いてみたくなったわ。ユーミン、また近々お願いね!

 

(ユーミンの画像はアルバム「悲しいほどお天気」発売直後に出た雑誌「FM fan」1979年12月発売の?号より)

 

ひこうき雲

ひこうき雲

 
悲しいほどお天気

悲しいほどお天気

 
Dancing Disco

Dancing Disco

 
Celui Qui Chante-32 Titres

Celui Qui Chante-32 Titres

 
Double Jeu

Double Jeu

 
Zenith 86

Zenith 86

 
Integrale Albums Studios + Live

Integrale Albums Studios + Live

 
ガラスの植物園

ガラスの植物園

 
フランス・ギャル

フランス・ギャル

 
Si Maman Si

Si Maman Si

 
Integrale Albums Studios + Live

Integrale Albums Studios + Live

  
朝比奈マリア/MARIA +2

朝比奈マリア/MARIA +2

 

  

Mariko FUJI

Mariko FUJI est née le 18 juin 1955 à Tokyo et est actrice dupuis 1977. Son vrai nom est Mari FUJIWARA.

 

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Mariko FUJI 1982 Vivi ENLEIGH

 

Elle est aussi chanteuse, compositrice et femme auteur de paroles de chansons. Elle écrit sous le nom de plume Vivi ENLEIGH.

 

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Mariko FUJI 1985 Vivi ENLEIGH

 

Mariko FUJI est la fille de l'écrivain renommé Shinji FUJIWARA (7/3/1921 - 20/12/1984). Elle est célibataire et n'a pas d'enfant.

 

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Mariko FUJI 1979 Vivi ENLEIGH

 

Mariko est bonne danseuse. 

 

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Mariko FUJI 1982 Vivi ENLEIGH 

 

Elle joue bien du piano et du shamisen (guitare japonaise traditionnelle à trois cordes).

 

Mariko FUJI 1984 Vivi ENLEIGH

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*****

Mariko FUJI « THE GLASS BOTANICAL GARDEN » (5/août/1984)

01. FIO MARAVILLA (Jorge Ben - Boris Bergman / Adapt.: Vivi Enleigh) version japonaise
02. ATTENDS OU VA-T'EN (Serge Gainsbourg / Adapt.: Vivi Enleigh) version japonaise
03. BIG FAT MAMMA (Michel Berger / Adapt.: Vivi Enleigh) version japonaise
04. L'IRRÉPARABLE (Véronique Sanson / Adapt.: Vivi Enleigh) version japonaise
05. JAZZ A GOGO (Alain Goraguer - Robert Gall / Adapt.: Vivi Enleigh) version japonaise
06. COMIX DISCOMIX (Eric Hagen Dierks - Jay Alanski / Adapt.: Vivi Enleigh) version japonaise
07. DIRSI ADDIO (Ciro "Zacar" Dammicco / Adapt.: Vivi Enleigh) version japonaise
08. ÇA M'SUFFIT (Françoise Hardy - Michel Bernholc / Adapt.: Vivi Enleigh) version japonaise
09. DI DOO DAH (Serge Gainsbourg / Adapt.: Vivi Enleigh) version japonaise

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Mariko FUJI 1985 Vivi ENLEIGH

 

Elle chante les chansons de Serge Gainsbourg, Michel Berger, Véronique Sanson, France Gall, Lio et Françoise Hardy en japonais.

 

Mariko FUJI « THE GLASS BOTANICAL GARDEN »

http://www5d.biglobe.ne.jp/~ktabloid/FujiMariko.htm

 

DI DOO DAH (Jane Birkin) version japonaise par Mariko FUJI:
https://www.youtube.com/watch?v=0fO3ypJ0Rco

 

 Mariko Fuji - IMDb 

 

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VOGUE PARIS (Nov. 1989 / No 701 / page 258)

 

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