Kontaの歓びの毒牙

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ダイアナ・ロス Diana Ross またいつの日にか

 ダイアナ・ロス(Diana Ross)、久々に来日してたんですね(2015年1月6日(火)・7日(水) 日本武道館公演)。中学生の時、ダイアナのアルバム「愛の流れに / DIANA ROSS」(1976)を聴いて以来ずっと、僕はもうダイアナに夢中でした。

 

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ダイアナ・ロス Diana Ross 1976

 

アルバムは全て集めました。12インチ・ヴァージョン、日本独自企画の編集アルバム全て、ソロ時代のアナログ日本盤全シングル、コカコーラのCMソングのソノシートまで…。

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これ↑は、僕のダイアナ・ロスのLP & 12インチ・レコード・コレクション。ここに写っているもの全てダイアナのレコードです。モータウンに入る前の4人組プライメッツ(The Primettes)のものから、スプリームス(The Supremes)時代、ソロ・アルバムは輸入盤と日本盤両方で…。ソロになってからのものは、後に全てCDでも揃えました。

 

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Diana Ross ダイアナ・ロス 1976

 

でも、そんなに大好きだったダイアナに対しても、ここ数年まったく夢中になれない自分がいます。これは大好きだったバーブラ・ストライサンド(Barbra Streisand)とディオンヌ・ワーウィック(Dionne Warwick)に対しても同じ…。この3人の最近のアルバム企画にも、僕はちょっと納得できないのです。デュエットものや、過去のヒット曲の焼き直しはいらないと思っています。表現者が年を取るということはこういうことなんでしょうかね?

今もダイアナ・ロスに夢中なクリス松村さんと一度お話してみたいですわ。

 

愛の流れに

愛の流れに

 
Ultimate Diana

Ultimate Diana

 
Essential Diana Ross

Essential Diana Ross

 
ベイビー・イッツ・ミー

ベイビー・イッツ・ミー

 
Definitive Collection

Definitive Collection

 
Greatest

Greatest

 

 

藤真利子 あなたがいたから私がいた

 いよいよ本日(2015年1月2日)WOWOWにてTV初放映ですね、Yuming(松任谷由実 / 荒井由実) sings...「あなたがいたから私がいた」(脚本・演出:松任谷正隆 帝国劇場 2014年10月23日(木)収録)。

 

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Mariko Fuji 藤真利子 Vivi Enleigh 微美杏里 1978

 

以前も書いたけど、藤真利子さんが最高に素晴らしいから、皆さん是非ご覧くださいね~。

 

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虫明亜呂無さんによる文「微風に髪をなびかせる人 藤真利子」(雑誌「ai」1978年5月号51頁)より。

 

この「あなたがいたから私がいた」の舞台を、真利子さんのお母様も 観に来られたと以前ユーミンも話していたよね。

 

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 Mariko Fuji 藤真利子 Vivi Enleigh 微美杏里 1978

 

それは2014/11/14公開のユーミン、うそラジオ(「Uso Radio インターネットラジオ 松任谷由実 はじめました」)のNo.689(2014/11/14-2014/11/20)の中でのこと。そこから引用すると…。 

 

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Mariko Fuji 藤真利子 Vivi Enleigh 微美杏里 1989

 

“で、フジマリ(藤真利子)のお母様っていうのが、やっぱり、あのストレッチャーで(帝国劇場舞台「あなたがいたから私がいた」に)来たのよ、来れたの。それは28日の日かな~? あぁ、(2014年10月)30日の日かっ。最後の2回公演の昼かなんかにね。それで、あの~、状態悪いんだけど、でもすごい喜んで、あの私も若~い時から知ってて、その~フジマリのママの前だと、20代とか30代前半の自分に戻れるようなさ、そういうカンジで、わ~、ホントに来れて良かった、観てもらえて本当に嬉しかったんだけど、ふと、や~、自分の母親(注:荒井芳枝さん)はもうちょっと年が上(94歳 2014年11月現在)とはいえ、来れなかったな~と思ったら、ぐぅ~っとこう締め付けられるようなものがあってね、うん…。”

 

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Mariko Fuji 藤真利子 Vivi Enleigh 微美杏里 1985

 

そして、真利子さんも少しお母様について語っている記事がありました。

“私ね、前からすごい父親似(作家・藤原審爾氏)だって言われて、いやでしょうがなかったの。でも、この頃、きものなんか着て、大正や昭和の初期の頃の女の人を演ると、母親に似てるって言われて、ホッとしてるんです。”(雑誌「WITH」1983年7月号 No.22の23頁より)

真利子さん、子供の頃から、デザイナーをしていたお母様の手作りの服ばかり着ていたんだって…、素敵ね。

 

浪漫幻夢

浪漫幻夢

 
狂躁曲+1

狂躁曲+1

 
アブラカダブラ+1

アブラカダブラ+1

 
ガラスの植物園

ガラスの植物園

 
もどり川 [DVD]

もどり川 [DVD]

 
五社英雄 (文藝別冊)

五社英雄 (文藝別冊)

 

 

マンタさんのアレンジでフランス・ギャルのカバー

 最近全然聞かないけど、昔よくユーミン(松任谷由実 / 荒井由実)、雪村いづみさんの物まねやってたよね?「ウチのマリアがお世話になってます。」とか言って…(ププッ)。マリア(朝比奈マリア)って言っても若い子は知らないだろうけど、雪村いづみさんの一人娘で、ハーフのモデルですごく綺麗な人だったの。そう1979年に歌手デビューもしてなかなかの話題だったんだわ。

 

ユーミン 松任谷由実 1979 Yuming 

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物まねは物まねでも、清水ミチコみたいなんぢゃ~ありません!!

 

 先日、めでたく堀川まゆみ(MAYUMI)さんの1978年のデビュー・アルバム「楡(エルム)通りの少女」が初CD化されたんだけど、ソニーのオーダーメイドファクトリーのページ見てたら、同時に朝比奈マリアさんの1979年デビュー作「MARIA」もアンコールプレスということで再発されたのね。結構好きだったな~「DISCO GAL」と懐かしくなって、こちらもついでに買っちゃいました。

 

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朝比奈マリア Maria Asahina  1979

 

*****

朝比奈マリア  /「MARIA + 2」(1979)

01. ディスコ・ギャル 
(作詞 : 山川路夫 / 作曲 : すぎやまこういち / 編曲 : Harvey Mason ・ すぎやまこういち / コーラス・アレンジ : 山下達郎
02. 昼下がり 
(作詞 : 伊達歩 / 作曲 : 佐藤健 / 編曲:松任谷正隆
03. おんな ともだち 
(作詞 : 山川路夫 / 作曲 : 細野晴臣 / 編曲 : イエロー・マジック・オーケストラ YMO
04. 訣別(わかれ) 
(作詞 : 池田理代子 / 作曲 : 滝沢洋一 / 編曲 : 佐藤博
05. 霧雨のあとで 
(作詞 : 山川路夫 / 作曲 : 原田忠幸 / 編曲 : 坂本龍一
06. 金色のなぎさ 
(作詞 : 山川路夫 / 作曲 :細野晴臣 / 編曲 : Harvey Mason ・ 細野晴臣
07. ペパーミントの風 
(作詞 : 中村治子 / 作曲 : 佐藤健 / 編曲 : 松任谷正隆
08. 殿方ご免あそばせ 
(作詞 : 山川路夫 / 作曲 : すぎやまこういち / 編曲 : すぎやまこういち
09. 心のままに 
(作詞 : 星野貢一 ・ 長谷川みつ美 / 作曲 : 嶋健 / 編曲 : Harvey Mason)
10. ママにだけ言えない (SI MAMAN SI)
(作詞 : Michel Berger ・ 日本語詞 : 岩谷時子 / 作曲 : Michel Berger / 編曲 : 松任谷正隆
11. ディスコ・ギャル(Single Mix Version)
(作詞 : 山上路夫 / 作曲 : すぎやまこういち / 編曲 : ハービー・メイソン ・ すぎやまこういち)*ボーナス・トラック 
12. 霧雨のあとで(Single Mix Version)
(作詞 : 山上路夫 / 作曲 : 原田忠幸 / 編曲 : 坂本龍一)*ボーナス・トラック 

*****

 このアルバムは元々アルファ・レコードからの発売で、参加メンバーがすごく豪華!マンタ(松任谷正隆)さんも3曲でアレンジを担当していて面白いわ。特に「ペパーミントの風」の編曲、これ「時をかける少女」の元アレンジだよね、すごく興味深い。

 

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France Gall  DANCING DISCO 1977

 

 それにそれに、岩谷時子さんが日本語歌詞を書いた「ママにだけ言えない」は、なんと、フランス・ギャル(France Gall)の「SI MAMAN SI / 聞いてよママン」のカバーじゃないの!いや~、こんな曲を歌ってたんですね~、素敵!オリジナルはギャルの1977年のアルバム「DANCING DISCO」の最後に収録されていたもので、作ったのはギャルの夫で今は亡きミッシェル・ベルジェ(Michel Berger)ね。僕はベルジェの1994年に出た11枚組ボックス・セットを持ってるんだけど、このボックス・セットの11枚目のライヴ盤に観客の大合唱と共に歌う「SI MAMAN SI / 聞いてよママン」の作者ミッシェル・ベルジェ・ヴァージョンも入っているの。

 マンタさんがアレンジしたベルジェの曲と言えば、藤真利子さんの歌う「BIG FAT MAMMA」があったけど、その5年も前にすでにこの二人の組み合わせが存在したとは、今回の再発で初めて知った~。

 マリアさんのアルバム全体もかなり楽しめるものになっていると思う。僕は1977~1979年あたりのサウンドが、洋楽・邦楽問わず今でも一番好きなのかもしれないな~。あのキラキラ感というのは他にないもんね。ディスコ・サウンド全盛期をリアル・タイムに体験できなかった今の若い子なんかホントにかわいそうだと思うよ(アラフィフのたわごとサ)。

 雪村いづみさんの「ひこうき雲」ニュー・ヴァージョンもリリースされたことだし、久々にユーミンのいづみママの物まね聞いてみたくなったわ。ユーミン、また近々お願いね!

 

(ユーミンの画像はアルバム「悲しいほどお天気」発売直後に出た雑誌「FM fan」1979年12月発売の?号より)

 

ひこうき雲

ひこうき雲

 
悲しいほどお天気

悲しいほどお天気

 
Dancing Disco

Dancing Disco

 
Celui Qui Chante-32 Titres

Celui Qui Chante-32 Titres

 
Double Jeu

Double Jeu

 
Zenith 86

Zenith 86

 
Integrale Albums Studios + Live

Integrale Albums Studios + Live

 
ガラスの植物園

ガラスの植物園

 
フランス・ギャル

フランス・ギャル

 
Si Maman Si

Si Maman Si

 
Integrale Albums Studios + Live

Integrale Albums Studios + Live

  
朝比奈マリア/MARIA +2

朝比奈マリア/MARIA +2

 

  

Mariko FUJI

Mariko FUJI est née le 18 juin 1955 à Tokyo et est actrice dupuis 1977. Son vrai nom est Mari FUJIWARA.

 

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Mariko FUJI 1982 Vivi ENLEIGH

 

Elle est aussi chanteuse, compositrice et femme auteur de paroles de chansons. Elle écrit sous le nom de plume Vivi ENLEIGH.

 

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Mariko FUJI 1985 Vivi ENLEIGH

 

Mariko FUJI est la fille de l'écrivain renommé Shinji FUJIWARA (7/3/1921 - 20/12/1984). Elle est célibataire et n'a pas d'enfant.

 

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Mariko FUJI 1979 Vivi ENLEIGH

 

Mariko est bonne danseuse. 

 

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Mariko FUJI 1982 Vivi ENLEIGH 

 

Elle joue bien du piano et du shamisen (guitare japonaise traditionnelle à trois cordes).

 

Mariko FUJI 1984 Vivi ENLEIGH

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*****

Mariko FUJI « THE GLASS BOTANICAL GARDEN » (5/août/1984)

01. FIO MARAVILLA (Jorge Ben - Boris Bergman / Adapt.: Vivi Enleigh) version japonaise
02. ATTENDS OU VA-T'EN (Serge Gainsbourg / Adapt.: Vivi Enleigh) version japonaise
03. BIG FAT MAMMA (Michel Berger / Adapt.: Vivi Enleigh) version japonaise
04. L'IRRÉPARABLE (Véronique Sanson / Adapt.: Vivi Enleigh) version japonaise
05. JAZZ A GOGO (Alain Goraguer - Robert Gall / Adapt.: Vivi Enleigh) version japonaise
06. COMIX DISCOMIX (Eric Hagen Dierks - Jay Alanski / Adapt.: Vivi Enleigh) version japonaise
07. DIRSI ADDIO (Ciro "Zacar" Dammicco / Adapt.: Vivi Enleigh) version japonaise
08. ÇA M'SUFFIT (Françoise Hardy - Michel Bernholc / Adapt.: Vivi Enleigh) version japonaise
09. DI DOO DAH (Serge Gainsbourg / Adapt.: Vivi Enleigh) version japonaise

*****

 

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Mariko FUJI 1985 Vivi ENLEIGH

 

Elle chante les chansons de Serge Gainsbourg, Michel Berger, Véronique Sanson, France Gall, Lio et Françoise Hardy en japonais.

 

Mariko FUJI « THE GLASS BOTANICAL GARDEN »

http://www5d.biglobe.ne.jp/~ktabloid/FujiMariko.htm

 

DI DOO DAH (Jane Birkin) version japonaise par Mariko FUJI:
https://www.youtube.com/watch?v=0fO3ypJ0Rco

 

 Mariko Fuji - IMDb 

 

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VOGUE PARIS (Nov. 1989 / No 701 / page 258)

 

ガラスの植物園

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アブラカダブラ+1

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狂躁曲+1

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浪漫幻夢

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五社英雄 (文藝別冊)

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吉原炎上 [DVD]

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あの頃映画 「薄化粧」 [DVD]

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Filho Maravilha (Fio Maravilha)

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Fio Maravilla (Album Version)

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Attends Ou Va-T'En

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夢みるシャンソン人形~フランス・ギャル・ベスト・セレクション

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France Gall

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Amoureuse

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Poupee de son

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Premier Album

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Made in Italy

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Suivre

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Di doo dah

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ベスト

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Universal Masters Collecti

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Chante En Espagnol

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MIKADO (MEG-CD)

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エッセンシャルズ

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藤真利子がいたから私がいた

 ユーミン(松任谷由実 / 荒井由実)が、うそラジオ(「Uso Radio インターネットラジオ 松任谷由実 はじめました」)で、帝国劇場舞台「あなたがいたから私がいた」に出演した俳優5人について語りました(2014年10月28日、火曜日収録、2014/10/31-2014/11/6 公開の No.687 にて)。以下はユーミン藤真利子さんについて語った部分です。

 

Mariko Fuji 藤真利子 Vivi Enleigh 微美杏里 1981

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“歌はもう大好き。最大の目標はミュージカルなんです。”

 

*****

藤真利子がいたから私がいた

 

 ね~、すごい、こう…友達のこともあるけど、この舞台(「あなたがいたから私がいた」)に賭けて、アレしてくれてね、あの~、朝日新聞の人とか観に来たら「ああ、すごいですね~」とかって、「藤さんの演技は…」って…。

 

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Mariko Fuji 藤真利子 Vivi Enleigh 微美杏里 1979

 

 ええと、あとキンキン…、いいのかな? 婆さんの役なのに、こう…高い声でずっとしゃべってるわけよ、なんだけど…「最初はいいのかな~?」と思ったんだけど、「ああ、なるほど」と思ったのは、その…園子の役なんだけど、えーっと、よくそういう人っているじゃない? 自分が一番いたかった時代の年齢になっちゃってるカンジ…?、で、最後の方で正気に戻った時に、ガクっとお婆さんの声にするっていうね、技よ。技とかって言うと叱られるんだけどさ、その…役者は、そういうの…上手い!とか言われたらダメなのよ、偉そうなこと言ってるんだけどさ、相変わらず…(笑)。

 

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Mariko Fuji 藤真利子 Vivi Enleigh 微美杏里 1981

 

 でもね~、アレ、アレだよ~、80年代の、なんか音楽ノリ? え~っと、時がテクノとかの頃だけど、そういう時に音楽活動もちょっとした時が…あの…彼女自身も、あの…自分の中で忘れられないっていうか…、そこに戻っちゃうところがあって、しょっちゅうバンドの楽屋に入り浸ってね~、あの…「それ今どき言っても通じないよ」っていうような音楽業界のジョークみたいなことを言って、キャッキャ、キャッキャ…アレしてた(笑)。
 

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Mariko Fuji 藤真利子 Vivi Enleigh 微美杏里 1983

 

藤真利子がいたから私がいた(笑)。

 ね~、帝劇に来て下さった皆様、本当にありがとうございました!

 

*****

この上までがユーミンのコメントですよ。

 

 そうか~、真利子さん、1980年代前半に音楽活動をした時期が一番思い出深い時代なのですね。ぜひぜひまた歌ったり、詞や曲作りもして下さいよ~。微美杏里作詞、呉田軽穂作曲の共作なんて、すごく聴いてみたいですわ。それに ‘最大の目標 ミュージカル’ にも出て欲しいな。あと僕が個人的に真利子さんに合っているのではないかと思うのは、ノエル・カワード(Noel Coward)なんかの大人のコメディね。お嬢様育ちで、ほっそりしていてオシャレだから、洗練された有閑階級マダムの退廃…みたいな雰囲気も出せるし、軽めのロマンチックなものも絶対いいんじゃない?

 

五社英雄監督作品 映画「吉原炎上」  河原崎長一郎 & 藤真利子

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TOKYO BORDELLO 1987 Choichiro Kawarasaki & Mariko Fuji

 

 それからそうそう、2014年11月28日に河出書房新社より刊行されるムック本「文藝別冊 五社英雄 ~ 極彩色のエンターテイナー」に真利子さんのインタビューも掲載されるんだって…。楽しみ~!!

 

吉原炎上 [DVD]

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あの頃映画 「薄化粧」 [DVD]

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浪漫幻夢

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狂躁曲+1

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アブラカダブラ+1

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ガラスの植物園

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現代演劇 (18)特集 ノエル・カワード

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Noel Coward Collection [DVD] [Import]

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スイートルーム組曲

 

ユーミン帝劇 成功に導いた藤真利子

 観てきました、帝国劇場舞台「Yuming sings あなたがいたから私がいた」 。作品としては悪くない、というか、僕は気に入りました。東京まで観に行ってよかったと思います。

 

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Mariko Fuji 藤真利子 Vivi Enleigh 微美杏里 1985

 

 そして、この作品の成功の理由ですが、それはやはり藤真利子さんだと思います。もちろん、ユーミン(松任谷由実)が歌うシーンが良いのはいうまでもないのですが、ドラマの部分では、もう真利子さんが圧倒的に素晴らしかったです。

 

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 作品のハイライトは、個人的には「残されたもの」で園子(藤真利子)がさまよう場面と、やはり、春子(福田沙紀)が残した絵を園子が教会で受け取り、しばらく歩いてそしてくずれ落ちるシーンでした。「残されたもの」の場面では、園子が一人ただひたすら歩いているだけなのですが、それでもこの作品で、一番と言ってもいいほど強い印象を残す場面になりました。ユーミンの「紅雀」を最も好きなアルバムとして挙げている真利子さんだからこその、何か強く伝わってくるものが、そこにはありました。

 

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Mariko Fuji 藤真利子 Vivi Enleigh 微美杏里 1985

 

 色んな小ネタを数多く盛り込んでいるにしては、軽めで隙間のあるマンタ(松任谷正隆)さんの脚本が、ストレート・プレイでもミュージカルでも、単なるコンサートでもない、 ‘新たな試み’ のこの作品に、マッチしているように思います。スカスカしている部分の一部をユーミンの歌が埋め、そして残ったところを観客自身に描かせる…という作品なのではないかと感じました。

 

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 ただ少し残念だったのは、若い時代の脚本がちょっと弱く思われたことです。園子(比嘉愛未)と栄一(渡部豪太)の恋愛をリアルに見せる何かもうひとつのエピソードがあれば、より良くなったと思いますし、春子の、実は園子が大好きなのだけどキツイ態度でしか園子に接することが出来ないという、その ‘どうしようもなさ’ の描写、そして園子はダンサーになるぐらい踊りが得意なのですから、比嘉さん自身の踊りで観客を魅了する場面があったなら、もっとずっと観る者が入り込める真実味が生まれたのではないかと思います。踊りが別のダンサーのシルエットで描かれるというのでは、やはりどうも説得力が弱くなってしまいました。こういった弱点が、なんとなく箇条書き的な脚本という印象を与えてしまうところがあったかもしれません。

 

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 園子、栄一、春子の若者3人の役は、「脚本自体が少々シンプルすぎ、でもセリフで述べられる細かいエピソードは満載、それを短い時間内で演じなければならない」というかなり多くのことを役者に要求する役どころで、演じる方にとっては、ちょっと人物像が掴みにくく、決してやりやすいものではなかったかもしれません。実際、若者3人の人物は、年寄り3人、園子、信二(石黒賢)、妙子(入絵加奈子)よりもずっと複雑で難しい役だと思います。若さがまぶしい3人ががんばって演じていましたけれど、やはりちょっと散漫で印象が薄くなってしまった部分があったように思います。両親の突然死、親戚との軋轢、記憶障害、幼なじみとの三角関係、子供の生めない女性、暴行事件による男性恐怖症、出征、恋人の集団暴行死、妊娠、未婚の母、米兵相手のオンリーさんもどきの踊り子、そして里子…という、かなり詰め込まれたエピソードをすべて消化できるほどの時間的余裕が、2幕3時間の舞台になかったのではないでしょか?

 

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 僕が藤真利子さんが素晴らしいと思ったのは、老人ホームで車椅子に乗りながらも、両腕を挙げた時の真利子さんのポーズが、完璧に美しい、ダンサーの腕の動きになっていたことなんです。こういったものが作品に真実味、奥深さ、説得力を生むのです。

 余談ですが、先日、あるお友達と食事に行った時に、彼女が教えてくれた話がとても興味深かったです。それはその方のお友達が昔、デザイナーの松田光弘さんのパーティーに出席されたことがあって、その時、藤真利子さんもその場に来られていたというエピソードでした。 他に誰も踊っている方はいなかったのですが、真利子さん一人だけが、そのパーティーで踊られたらしく(この辺、さすが「かっ飛び女優」ですね)、その踊りがまた普通見ることがないようなダンスだったという興味深いお話でした。ダンスが好きで得意という真利子さん、きっとものすごく素敵だったんだろうな、と話を聞きながら、目の前にその場が浮かび上がったような気がしました。

 そして今回の作品、カウンセラー信二役の石黒賢さん、色ボケ老人の妙子役の入絵加奈子さんという他のシニア組の方々もそれそれ素晴らしい好演でした。彼らにはやっぱり長年のキャリアに裏打ちされた深みが あり、そこに奥行きを感じさせるものがありました。信二と年老いた園子のシーンには、ラナ・ターナーが主演した僕が大好きな1965年のアメリカ映画「母の旅路 / MADAME X」を ちょっと思い出したりもしました。

 

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 そして、今回選ばれていたユーミンの歌が、又とてもよかったです。「守ってあげたい」「春よ、来い」「卒業写真」などの超有名曲を混ぜながらも、マニアにも十分アピールするような素晴らしい選曲だったと思います。まったく申し分ありません。ユーミンの最も特徴的な持ち味って、こういった淡い色合いの曲にあるのだと個人的には再認識しました。ユーミンの作品を知り尽くした専属のプロデューサー兼演出家がいるというのが、やはりユーミンの最大の強みかもしれません。それに今回、ユーミンの声がすごくよく出ていて驚きました。2012年のプロコル・ハルムとのツアー時などは、かなり厳しい(それでも感動的な)ヴォーカルに思えたりしましたが、歌っている曲が違うこともありますが、今回の帝劇はとても安定していました。それに立ち姿のスタイルの良さが本当に際立ってました。遠目にこんなに美しい60歳ってどこにもいないと思います。その日の観客に多かった50代、60代の女性の「くたびれ具合」を目の前にしていたので、なおさらそう思えたのかもしれません。

 

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 マンタさん、ユーミン藤真利子さん、この3人は、僕がずっと特別に大好きな3人なのです。その3人が関わった一つの作品をこうして観れたというのは、本当に感激しました。これはちょっと思い入れ過度で、センチメンタリズムに走り過ぎてる感想かもしれませんが…。もうちょっと冷静に書くと、次回もしユーミン帝国劇場第3弾があったとしても、今回のように藤真利子さんが出演されていなければ、東京まで果たして観に行くだろうか…と自問してみると、答えは微妙です。ユーミン自身を見る聴くのであれば、正直言ってやっぱり通常のコンサート・ツアーのステージの方が魅力的に思えます。近場で、この帝劇の舞台と同じ内容での上演があれば行く可能性はあるかもしれませんが、ほとんど興味のない俳優さんの出演している「ちょっといい芝居」つきのユーミンのステージを東京まで、交通費を使って観に行くのだろうか?…… やっぱりそれは行かないと思います。ハッキリ言って、今回は「藤真利子さんが出てるから、真利子さんがスゴいということを知っているから」東京まで観に行ったのであると言えるでしょう。つまり、今後のユーミン帝国劇場舞台の課題はそういうこと(どういうことかは、まあ、ぼやかしておきますわ。ここまで読めば大体わかりますよね。)でしょう。

 

 そして最後に、真利子さん、この帝国劇場公演が終わった途端、また「松任谷家出入り禁止!」にならないように今度は十分気を付けましょうね。少しお酒は控えられた方がいいのかもしれませんよ…(エヘヘ、余計なお世話だったでしょうか?)。

 

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帝劇舞台成功に、かんぱ~い!!

 

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脚本・演出:松任谷正隆 帝国劇場 2014年10月8日(水)~31日(金)
Yuming(松任谷由実 / 荒井由実) sings...「あなたがいたから私がいた」:

 “純愛物語 meets Yumingの第二弾は 3 人の幼なじみの物語。 人生の中に起こる様々な出来事を通して変わっていく 3人の人生 、友情、恋愛、そして別れ…。 そんな時間の流れをユーミンの曲とともに辿っていきます。
 今回は時代を少しさかのぼって、戦争という異常な時代が背景。ガラスの心と、恐怖の影が、美しいコントラストを見せていきます。ぜひご期待ください。”

http://www.tohostage.com/yuming/

 

紅雀

紅雀

 
ガラスの植物園

ガラスの植物園

 
アブラカダブラ+1

アブラカダブラ+1

 
狂躁曲+1

狂躁曲+1

 
浪漫幻夢

浪漫幻夢

 

 

藤真利子 ユーミンうそラジオ に出演! その2

 帝国劇場の舞台「Yuming sings... あなたがいたから私がいた」10月31日まで上演中。今週(2014/10/10 - 2014/10/16 公開の No.684)のユーミン、うそラジオ(「Uso Radio インターネットラジオ 松任谷由実 はじめました」)も引き続きゲストは藤真利子さんです。以下が、文字起こしした記録ですよ~ん。 

 

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Mariko Fuji 藤真利子 Vivi Enleigh 微美杏里 1982

 

ユーミン:帝国劇場でお待ちしています。松任谷由実、本人です。10月31日まで突っ走りますよ~。
藤真利子:おばさんみたい。アハハハハ。
ユ:あの先週に引き続き、え~、飛び入りで…。
藤:藤原真理です、本名…。
ユ:藤真利子さんで~す。
藤:はい。
ユ:で、今日はね~、なんか、あの、リスナーから随分、石黒賢さんについて話して下さいというのが来ててね。
藤:うんうんうん。
ユ:ユニ(ユニセックス? ユニオン?)の人たちが多いんで、あの~どうかね、あの人はさ~、私なんかからすると、おぉ珍しい俳優さんだなってていうか…、それなりに男優さんと話す機会も今まで一杯あるんだけど…。
藤:うん。
ユ:(男優さんって)どこか…そう言っちゃ悪いけど女性的じゃない?
藤:うん。
ユ:なんか女の部分をね…。よく言うのには「男優は女優で、女優は男だ」っていう…。
藤:男前って言われる…フフフ。
ユ:ねえ。あの~石黒賢さんは、珍しく男の子だよね?
藤:そうね。ホントそう…。その通り。
ユ:あの…テニス・ボーイだったからかもね。
藤:うん。そう。
ユ:あの…錦織(錦織圭)があれだった時とか…。
藤:面白かった。
ユ:すごい…ね。
藤:なんか、解説してもらって…私なんかわらないから、ブレイクって何?って(笑)。もう教えてもらったらもう忘れちゃったけど…。
ユ:うん。
藤:でも色々…。
ユ:色、真っ黒だよね~。
藤:うん、だって、稽古の前にテニスしたりして、それからそのテニスコートに車置いて、あの帝劇来たりとかして…。
ユ:ホント~?
藤:うん。元気よ。
ユ:いいことしてるね。
藤:元気!
ユ:うん。私、お菓子の話とかよくしてるよ。
藤:ああ、そうね~。
ユ:なんか、あっちの…。
藤:ユーミン、この間、送ってったって言ってたでしょ?
ユ:あ、そうそう。あの、松任谷さんと3人で軽い打ち上げみたいなの…。
藤:うん。
ユ:終わったあとね。方向が一緒だからって、3人で帰って…。
藤:ああ、「討ち入り」ね?「うちいり」…打ち上げじゃなくって…。
ユ:討ち入りって言うの?あっ、そうなの?
藤:初めの頃にやるの…討ち入りって言うの。
ユ:へえ~。でも、初めの頃も何も、まだ稽古の中盤ぐらいだった時だよね?
藤:そうそうそう。そうね。
ユ:そうか~、色々しきたりもあって面白いよね。
藤:うん。
ユ:あの…初日にお赤飯とかも出したんで、先に見本が来たのを試食してもらったりとかした。アタシがおにぎりにしておいて。
藤:またその時に、年寄組(笑)あげる…とかって言って(笑)、私と賢ちゃんとさ…。
ユ:入絵加奈子
藤:イリエキャナコと…(笑)。
ユ:キャナコがね…、まああの…色ボケ老人の役が面白いんだよね。その~、ストーリー自体には影響ないんだけど(笑)、そういうヌキが必要っていう…。
藤:あ~ん、なるほどね。
ユ:松任谷(松任谷正隆)さんの、常々判断でね。あの人はなんか、増田明美さんがやる都はるみさんのマネみたいなところがあって…。
藤:は~ん?
ユ:なのよっ!
藤:あっそう?
ユ:いつもおかしいんだ。
藤:だって、本当はだってすごいね、キム(「ミス・サイゴン」)とかもやって、エポニーヌ(「レ・ミゼラブル」)とかもやってるわけじゃん?
ユ:うん、そう。
藤:歌、上手いしね。今回は、ちょっと、ね、歌う場面ないから、残念ですが…。

 

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ユ:それで、石黒賢さんなんだけど、あの…(笑)、え~っと、何くれとなくあの…、ケアするわけじゃん?
藤:私ね、あの…。
ユ:お年寄り…を。
藤:あれなのよ…。あの、デビュー後、あのわりかし早めから知ってるの。
ユ:うんうん。いや、で、劇の上でも…、ね、劇の上で…あの、一緒のシーンが多いじゃない?
藤:うんうん、一緒。
ユ:や~なんか、いいこと言ってたよね、彼はね。
藤:あ、ほんと?
ユ:「やっぱ真利子さんの目がすごいんです」って言ってた…。
藤:ああ…。
ユ:私は、それは、目自体がね、俳優さんの目自体が、大きい会場だし、見えなくても、そこで、こう生まれるオーラっていうのが必ず伝わると思うよね~って言ったんだけど。
藤:そう。やっぱり…。
ユ:あの人も、普通に上手いと思っていたけど、すごい~。
藤:や~、賢ちゃん、だから、アタシ、最初の頃に会った時に、こんなになるとは思わなかった。
ユ:おお~。
藤:中井貴一君とか…、それから賢ちゃんとか…。
ユ:坊ちゃん系だもんね。
藤:最初の頃知ってるけど、もう、貴一君なんかも、えっ、えっ、えっ、えっていうぐらいの、素晴らしい演技力だったし、賢ちゃんなんかも、ちょっと…だったけど、もう今なんてもう…若い子に語っちゃって、教えてるのよ。
ユ:うんうん。あの福田沙紀ちゃんによく、こう、あれしてくれてるよね?福田沙紀ちゃんは…。
藤:そう、豪太(渡部豪太)にも言ってる。でも、すごいのよ、正しいこと言ってる。どこで覚えたのか、よくわかんないけど…。
ユ:うん。彼はチームプレーを大事にする人だからさ~。
藤:あ~、そうか、そうか。
ユ:うん。それも…。
藤:あれとして?体育会系として?
ユ:体育会系だよね。それも、すごいいい雰囲気にしてくれてるし…。
藤:でもさ~、なんかさ、いつもさ~Tシャツとかがさ~、ヘビメタ系じゃない?
ユ:そうだね。息子さんの影響で…。
藤:え、息子の影響なの?
ユ:うん。ヘビメタが好きだっていうのを、リスナーからも送られてた。
藤:ああ、そうなんだ~。アタシ、なんでKISSのTシャツかな…とかさ。
ユ:あのロックTが好きだよね。
藤:好きなんだって言ってた。ね、見えないけど…。
ユ:あの、役柄のように白い恰好して来る時もあるけど。
藤:うん。
ユ:あの~、大抵、うるさいTシャツ着てるよ。
藤:そうでしょ?(笑)。なんか、マイケルが舌出してるみたいなのあるよね…なんか…よくわからない…。
ユ:ピンク・フロイド着てたし…おとといは。
藤:あ、ホント?
ユ:あと、あの~松任谷さんもしてるんだけど、バイオリズムのバンド…。
藤:あ、そうそうそうそう。
ユ:え~、iPhoneとかに繋ぐと睡眠の深さとかが出るやつ、あれを、あれをしてるのがなんていうんだろ、あの一時、ゴルファーとかがするチタンのやつとかより、新しっぽいよね?(笑)。
藤:アタシはなんか知らなかったから、なんかマン(松任谷正隆)ちゃんと話してたでしょ?マンちゃんって、松任谷さんですけど、と話してたんだよね。え~、どうなってるの、ぜんぜん知らないから、えっ何?って言って…。今日もしてた、そういえば。
ユ:あれは毎日するものらしいよ。
藤:あ、そうなの?
ユ:毎日してないと意味ないみたいなんですけど。いやあ~、なんかね、楽しみだよね。
藤:楽しみ。
ユ:楽しみだよねって(笑)先週から全然時間がたってないっていうことに、なっちゃうんだけど…。

 

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石黒賢 Ken Ishiguro

 

藤:で、あたし達は、あのユーミンからあの、プレゼントでのれんを頂いたの。
ユ:はあは。
藤:で、こないださ~。
ユ:あの、荒井呉服店…。
藤:「僕音」…「ぼくおん」だっけ?「僕らの音楽」に出たときに、あの、その写真を撮ってくださいと言われて…。
ユ:うん。
藤:で、アタシもう大変なの、もうアイロン掛けして、で、あの振袖とかかける衣紋掛けに、ガーッってやって、で、あの、うちで働いてる人に、もうちょっと持ってて、右~とか左~とか言ってバチ~っと、大変な思いして撮ったの、きれ~いに撮ろうと思って…。
ユ:でも、あなたなんかさ~、あの…何枚も持ってるでしょう?楽屋のれん…。
藤:それはさ~、荒井呉服店からも頂いてんだもん…。で、荒井呉服店でも作ってるの。例えば、緒方(?)さんが作って下さったのも荒井呉服店で…。
ユ:おお~。
藤:そう、作って下さったりとか…。
ユ:毎度ありがとうございます。
藤:そうそうそうそう、それで、他の人に贈ったこともあるけど、それも荒井呉服店で、いいやつ。
ユ:贔屓にしていただいて…。
藤:お母様からも昔頂いてますので…、そうなんですよ。だけど、今回のはすごいもの。
ユ:ホント?
藤:全員…うん、あの…。
ユ:松任谷由実より…。
藤:色、そう色違いで、アタシには「藤真利子さん江」っていうんで、「松任谷由実より」って、あれ幅広なんだよね?あれ。普通のより…広いの…。
ユ:でも、帝劇のサイズなのよ。ということは、他の劇場はもう少し…?
藤:いや、いや、そうじゃないと思う…。
ユ:そういうわけじゃないの?
藤:うん、あの…。
ユ:ピッチリはまらなくていいんんだ。
藤:やっぱ、大きい方が見えないじゃない、中が。
ユ:ああ、そうか…。
藤:小さいと中が透けて見えちゃうから、まあ、あれはすごい贅沢な…。
ユ:ああ、ホント?よかった~。
藤:あれは、羽二重?ね?羽二重でしょ?うん、私は紫、で、賢ちゃんはグリーンで…。
ユ:で、あの、あの~ね、藤原さんは藤真利子ってぐらいだから、藤色…あの紫とかがきっと多いだろうなって、思うけど…。
藤:どうしてわかったの?
ユ:だって、それはそうじゃない?、名前から…。
藤:アタシ、荒井呉服店でずっと紫の着物作ってたんだ。
ユ:うん。
藤:いっつも紫なの、だから、あの橋本Bさんとか…(笑)。
ユ:Bさんていう、そういうスタッフがいるんだけど…。
藤:Bさんとかが~、それを憶えてて、言ったのかなと思ったんだけど…。
ユ:いや、それは私は藤真利子さんはやっぱり、あの紫系だろうと思ったけど、かぶるかもしれないけれど、今の気分で…。
藤:うん。
ユ:う~ん、だいぶさ~、交友にブランクがあった…でもこうして晴れてまた巡り会ってていう気分で、今の感じる紫…。
藤:ああ、そうだったんだ。
ユ:…にしたの。
藤:いや、私はホントにもう紫、着物と言ったら紫なの、まず。紫の着物が好きなの。
ユ:でも、同じ紫ってないでしょう?なかなかね。
藤:うん、違う違う違う…。でも、すごい綺麗な紫、で、あと…。
ユ:愛未(比嘉愛未)ちゃんは…。
藤:ピンクだった?
ユ:え~とね、オレンジのようなピンクのような、沖縄の太陽のような、若い華やかな女優さん、あのそれぞれのイメージで…。
藤:豪太君はブルー、紺色のみたいな…。
ユ:だったかな。あんなような色だったかな。
藤:ね、ね。
ユ:今、揺れが到達する前の注意書きの青い字を指さしてるんだけど…。
藤:揺れた場合っていうの…。
ユ:そう、そうなんですよ。それぞれまだ会ってない、ちゃんと、あの~コミュニケーションとる前に勝手な印象で選んだ。
藤:う~ん、でも、すごい心使いだと思って、アタシはびっくりした。どうして思いついたの?、あんなことが…。
ユ:いや、前回も~、貫地谷シー(貫地谷しほり)ちゃんとかに…。
藤:プレゼントしたの?
ユ:うん。前回も…。
藤:ああ、そうなの~。
ユ:メインキャスト、ビッグ5…。
藤:でもどうして、どうしてそのことを…、発想があった?楽屋のれんって…。
ユ:いや~。
藤:普通だってさ~、普通の、だってユーミンの…。
ユ:座長?座長と座役は一字違い…。
藤:座役の場合さ~、ほらコンサートとかはのれんないじゃない?
ユ:ないよ、ない…。
藤:だから、発想としてさ~、楽屋のれんっていう発想はどうして、どうして思い出した?
ユ:あ、うち、和物系…子供の時からなんかそういう環境だから…。
藤:うん。
ユ:楽屋のれん的なやりとりは、よく見てたのよね。
藤:ああ、そう、だからなの…。
ユ:うん、日舞の会とか…。
藤:アタシ、よく気が付いたな~と思って…。びっくりした。
ユ:そぉ~?
藤:びっくりした。

 

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Mariko Fuji 藤真利子 Vivi Enleigh 微美杏里 1988

 

ユ:またあのちょっと、座役ごっこをしてるところもあるよね?え~、どっかで。
藤:いや~、でもね、基本、あの東宝の舞台ですからそれは、やっぱりね、ハズせないんじゃない?
ユ:そうだよね。それを楽しんでるよね?
藤:うん。でもそれにしちゃ…ちょっと。
ユ:でも、はっきり言って、座長だと、初日、中日、全員にお弁当を出したりするっていうしきたりがあるじゃない?
藤:だけど、そこまでやらないわよ、ユーミンほど。だって、まずのれんなんて、ありえない!
ユ:あ、そう?
藤:だって、のれんっていくらするのか知ってる?ねっ?
ユ:まあ、いいじゃん、値段のことは…アハハハ。
藤:すごいよ~。すごいもん、ホントに…。アタシにしたら、もうびっくりなことだし…。
ユ:あっ、そう?
藤:そうそうそう。で、あのお弁当だって、普通半分ね。
ユ:あ、ホント?
藤:外まで出さない。
ユ:いや~。それは~、それは許さないよ。
藤:外まで出さない。
ユ:それはね、あの~、やりますよ~。
藤:やる時はやるし。
ユ:やる時はやりますよ!でも、上がって面白いじゃない、皆、気分が上がって…。
藤:うん、だから皆、ユーミン大好きだしね。
ユ:そっか~っ。
藤:うん。全員が。嫌いな人いないでしょ?
ユ:そんなことないよ~。
藤:いや、違う。今のカンパニーの中で…。
ユ:ああ、うん、そうか…。
藤:すごいもんね、気使って…皆に。
ユ:そっか?でも気使ってるってことがバレたら、興ざめだよね~。
藤:でも、それアタシだからだよ、わかる。
ユ:そっか、怖いな~。
藤:アタシだからわかるけど、やあ、それは皆にな~んて気使うんだろうって思って…。
ユ:いや、気を使ってるというよりね~、楽しみでもあるんだよね~。
藤:うんうんうん。そうよ、だから…、だから皆がさ~、ついてくし…。
ユ:そっか~。
藤:う~ん。皆、大好きよ。
ユ:フジマリには、あの、ミル・マスカラスのピアスをプレゼントしたし…。
藤:今日、はい、頂きました、これ。あのね~、この間はね~スパッツもらったね。
ユ:今日、ちょっと靴のサイズとか訊いちゃってね。
藤:そうそうそう。
ユ:「またくれるの~?」
藤:またくれるの?どんどん頂戴!みたいな…(笑)。身ぐるみ剥がれたとか言われ…(笑)。
ユ:でも、あっと言う間に終わっちゃうよね?
藤:ホントよ~、始まったら、もうすぐ…。
ユ:ね~。
藤:なんか、千秋楽泣きそうな気がする…。
ユ:うん、泣いちゃうよ。
藤:泣いちゃう。
ユ:仕事仲間は、かりそめの家族だもんね。
藤:ね、ほんと…フフフフ。ホントに…。
ユ:あの、ツアーのね、バンドのメンバーとかもそうなんだけど、毎回集まっては、また集まることはあるかもしれないけど、一応一座解散…。
藤:うんうんうん。
ユ:悲しくなるよね、それでどんどん人生が過ぎていくというか…。またやって来るとも言えるけど…
藤:アタシが昔さ…、見てた頃のメンバーと全然違うもんね。
ユ:うん、まあ、あれはね。帝劇は特に…。
藤:昔さ、びしょ濡れになって、ギターさ~(笑)、水の中から出てきた…(笑)
ユ:いつものメンバー、苗場は一緒だよ。
藤:あ、そうなんだ。ね~、面白かった~、昔のさ~。
ユ:そう。

 

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ユ:じゃあ、メールを紹介したいと思います。このマツタケのメールでいいかな?先週ちょっと秋の味覚について話したんだけど、クロちゃんです、39歳。今年はマツタケが豊作らしいです。マツタケ採り名人によると残暑がなかったせいのようで、あっちこっちに生えまくりだと聞きました。ユーミンがラジオで土瓶蒸しの話をしても、想像が追いつきませんでしたが、今年はマツタケのホイル蒸し、マツタケご飯など簡単なところからチャレンジしてみるつもりです。色々レシピやお店を調べていたらマツタケすき焼きを出す店を見つけました。牛肉とマツタケを交互に食べるすき焼きみたいです。これはちょっと無理なので、我が家はエリンギすき焼きにします。
藤:ハハハハハ。
ユ:でも、マツタケもエッセンスがあるんだよね。でも、それじゃつまんないけれど。あの…なんかありますか?
藤:あのさ~。
ユ:先週ほら、そのまま焼いて食べるのが好きって…。
藤:そうそうそう。なんだっけ、マツタケ、え?マツタケのお茶漬けってある?
ユ:う~ん、マツタケの味お吸い物?
藤:あっ、違う、お吸い物。あれを使うとエリンギがマツタケになるらしいよ。
ユ:お~、なるかも…。うん、なるかも…。
藤:なんか、速水もこみちだった?なんか誰かがテレビでやってて、あ~そうなんだ、やったことはないんだけど、あれを使うと…。
ユ:ここに書いてあるね、マツタケすき焼き、食べたことあるけど、意外に消されずちゃんとマツタケの味がするのよ~。
藤:あっ、そう~、今、なんか聞いたら、ちょっとさ~、お醤油とかあんまり濃くしちゃうと、マツタケの味ってなくなっちゃうような気がしてたんだけど…。
ユ:いや、そうでもないんだよね~。
藤:ああ、そうなんだ。美味しそう。
ユ:うん。確かに豊作らしいです。

 

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Mariko Fuji 藤真利子 Vivi Enleigh 微美杏里 1979

 

ユ:次行きます。チータ。雑誌で中国では歩道の横に歩きスマホ専用レーンがあるという記事を見つけました。でも、歩きスマホしてる人は周りをみていないから、結局は専用レーンに気づかないとあって笑ってしまいました。自分も気を付けていますが、ついつい気づけば歩きスマホしてしまいます。ユーミンは歩きガラケーしてますか?
ユ:してませ~ん。
藤:ユーミンって、携帯出さないわよね?
ユ:うん。
藤:あたし達もう、なんでいつからこんなお行儀悪くなったかって…。
ユ:だって女優さんは、そういう現実的なアイテムを、あの…人前で出さないようにって、事務所から教育されるっていうじゃない?
藤:私なんか、むちゃくちゃ、こうやって触ってるじゃない?
ユ:うんうん。
藤:だしさ…。
ユ:全員触ってるよ。
藤:でしょ~?でもさ~、昔だったらさ~、ありえないことじゃない?
ユ:うん。
藤:失礼じゃない?
ユ:アタシはさ~、そういうので出してないわけじゃないんだけどね…。
藤:ああ、そうなの?
ユ:ガラケーだから恥かしいので出してないのと(笑)、あと、あの~スマホ…、えっと、iPadはやるのよ。でもスマホはね、あの~、ゲーム、まずいの…。ふけるタイプなのよ。絶対ゲームに…。
藤:ハマっちゃうの?
ユ:ず~っと、もう、やっちゃう。
藤:なんか、マンちゃんもやってるよね?
ユ:やってるよ。
藤:マンちゃん、なんかさ~、あの稽古の最中とかに、なんか怖い顔してメール打ってるから、訊きたいことがあるから、ちょっと悪いな~と思って、すいません…とかって言って…。
ユ:あの、プヨプヨじゃなくて、消すやつでしょう?
藤:見ると、ゲームなのよ~っ!
ユ:そうよね~。こまちゃうよね。
藤:なにぃ~、ちょっとびっくりしちゃって…。
ユ:いや、彼の場合は、何て言うの…かえってそこでアレして脳のパフォーマンスを良くするっていうのがあるんだけど、アタシはダメなの。ほん~っとにハマっちゃうの。
藤:そう、でもホントにね、お行儀悪くなったと思う。もうスマホのおかげで、全体的に、あの日本国中が…。
ユ:なんかさ~、あのハンパなサイズのがもうすぐ出るっていうじゃない。
藤:そうなの?
ユ:うん。もう出ました?じゃあ始めようかな…。
藤:あ、あれ、シックスシックスですか?

 

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Mariko Fuji 藤真利子 Vivi Enleigh 微美杏里 1985

 

ユ:次行きます。ユトリーズ、21歳。ユーミンのラジオいつも楽しみにしています。私は今、アメリカのテキサス州に留学中の大学生です。インターネット放送に心から感謝です。約1年間は日本に帰れないので、ユーミンのラジオを聞いて日本を感じています。私は初めての海外で毎日さまざまな発見があります。ユーミンが初めて行った外国の国はどこですか?そして何が一番新鮮でしたか?教えてください。
ユ:いや~あ、月並みだよ。初めて行ったのはハワイなんだけど、でも高校生の時だったんだけどね。
藤:なんで高校生の時に行けるの?
ユ:あのね~、ええと~、呉服の会の婦人達の…。
藤:あ、ツアー?
ユ:ツアーにくっついて行ったの。
藤:わあ。
ユ:あとは皆、オバさんばかり。
藤:お母様も一緒ね?あら~、いいじゃない。
ユ:そうそう。だから一人で、プールサイドとかにいたけど…。
藤:ああ、そうだったんだ。ふ~ん。
ユ:あの、印象的だったのはね、花の香りかな。
藤:う~ん、わかるわかる。
ユ:空港に降りた途端ね。
藤:ブーゲンビリアとか…。
ユ:そうそう。初めて行った海外がインドだっていう人とか、全然違うよね人生…きっと。
藤:あ、そうか。
ユ:うん。藤原さんはハワイですか?
藤:アタクシはなんかね~、「わたしは旅をする」という番組(注:1978年4月1日から9月30日まで朝日放送イースト制作・テレビ朝日系列の土曜22:30 - 23:00に放送された紀行番組)があって昔、それで初めて一人で、それも一人なの…。
ユ:えっ?ホント?
藤:一人でロンドンのエリザベス女王戴冠式(注:1977年の戴冠25周年記念)を見るっていう…。
ユ:一人で?
藤:…だったんだけど、一人で行かされた。
ユ:でも映す人いるでしょ?
藤:ところがさ~、それがさ~、あのロシア経由なのよ。そのころソ連って言ったんだけど…。
ユ:ああ、そうよね。モスクワ経由…。
藤:で、そこでさ~、トランジットで降りるのよ一回、で、それでまず、ロンドンなんだけど、その前に、なんかそれがパックになってて、パリに行かなきゃいけないのよ。で、2泊して、それからロンドン行くって言う…。
ユ:いいじゃない?
藤:で、でもなんか、眠くて…私。
ユ:クルーはいなかったの?
藤:いないの。一人でロンドンまで行かなきゃいけないのよ。
ユ:ああ、ロンドンに、現地で映す人がいると…。
藤:そうそうそう。
ユ:ほう~。
藤:で、アタシ…。
ユ:大冒険じゃないですか~。
藤:そう。
ユ:ちびっこパイロットだな~。
藤:いや、それでね。聖心大で、あ、見えないと思いますけど、あのリスナーの皆さん、聖心女子大学出てるですけど、その時に第二外国語でフランス語を取ってたの。
ユ:おお~。
藤:一言も通じませんでした。
ユ:本当に?
藤:はい(笑)。日本語のがまだ通じたという…。で、英語しゃべるとダメなのよね、フランスって、その当時。
ユ:あ~、そうよね。プライドが高くて…。
藤:なんか敵対心があって…。
ユ:冷たくされちゃうんだ。
藤:なんか英語はなんかダメで、むしろ日本語でもう、こう身振り手振りで買い物した覚えがある…。
ユ:なるほど…。
藤:そんな感じです。
ユ:え~、じゃあね、それでは今週はこのあたりでね、帝劇がんばりましょうね、ますます。
藤:はい!観に来て下さい。
ユ:お待ちしてます。

 

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Mariko Fuji 藤真利子 Vivi Enleigh 微美杏里 1978

 

ユ:最後に、ユーミンに問う、もしも転職できるとすればどんな職業に?何だろな…。
藤:女優。
ユ:そうかな~、いや、アタシ…。
藤:やってみなさいまし。
ユ:アタシね~、気が弱いよ。
藤:ちょっと待って(←と鼻で笑う)。
ユ:こう見えて…。
藤:ちょっと待って下さい。アタシ、あの、たぶんあの…由実さんよりアタシのが弱いです。
ユ:そうかもしれないね。
藤:ユーミンは強いよぉ~。
ユ:そう?そうかな~。
藤:強い、昔っから強かったじゃない。アタシもう昔、ビービービービー泣いててさぁ~。
ユ:そう、この人ね~、もう、あのね~、電話かかってきちゃ、もうやめたいって…。
藤:泣いてね~。
ユ:生活があるからやってるんで、早くやめたいって言って、続けてるじゃない?
藤:ビービービービー泣いてたもんね。ユーミン強かったよ、あの時から…。
ユ:いや、それはね~、あの、こんな最後にマジな話になっちゃうけど、あの~、一回結婚してやめられるかなと思ったけど…。
藤:いつ~?
ユ:やめられない。「紅雀」作った少し前…。
藤:私がもしかして一番好きなアルバムですか?
ユ:そうですか。じゃあ、もうそういうなんか、もがきの中で作ったからかもね。
藤:ああ、そうなの~?
ユ:でも、これはやめられないっていう…。
藤:ふ~ん。
ユ:やめても追ってくるっていうのを、そこで覚悟を決めたのかもしれないね。
藤:ああ、そう…。
ユ:だから、やめらんないよ…って言ってたのよ、電話で、よく…。
藤:ねえ~、もうビービー泣いてたもんね~。
ユ:ねぇ~。
藤:デビューした頃ね…。
ユ:それが、こうしてまた巡り会う…。
藤:ねぇ~。
ユ:仕事で…。
藤:しぶとくなったわ、アタシも…。ユーミンのおかげで強くなったよ。
ユ:そうか。あなたがいたから私がいた…(笑)。
藤:そう、あなたがいたから私がいた…(笑)。
ユ:私、いいタイトルだと思っているのよ、すごく。松任谷さんは、「そうかな~」とかって言って、「幼なじみ」とかにしようかって思ったけど…って、なんて言ってたけど…。
藤:ふ~ん。
ユ:すごい、たぶん観てくれたらね~、納得のタイトルだと思うんだよね~。シンプルだけど、言いえて妙というか…。
藤:うん。
ユ:なんですよ。ということで…。
藤:はい。
ユ:では、あの二人の少女がお送りいたしました。バイバ~イ。
藤:バイバイ!

 

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脚本・演出:松任谷正隆 帝国劇場 2014年10月8日(水)~31日(金)
Yuming(松任谷由実 / 荒井由実) sings...「あなたがいたから私がいた」:

 “純愛物語 meets Yumingの第二弾は 3 人の幼なじみの物語。 人生の中に起こる様々な出来事を通して変わっていく 3人の人生 、友情、恋愛、そして別れ…。 そんな時間の流れをユーミンの曲とともに辿っていきます。
 今回は時代を少しさかのぼって、戦争という異常な時代が背景。ガラスの心と、恐怖の影が、美しいコントラストを見せていきます。ぜひご期待ください。”

http://www.tohostage.com/yuming/

 

テレビ番組「わたしは旅をする」についてはこちら:

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%8F%E3%81%9F%E3%81%97%E3%81%AF%E6%97%85%E3%82%92%E3%81%99%E3%82%8B

 

紅雀

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浪漫幻夢

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狂躁曲+1

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アブラカダブラ+1

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ガラスの植物園

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松任谷由実40周年記念ベストアルバム 日本の恋と、ユーミンと。 (通常盤)

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POP CLASSICO(初回生産限定盤)(DVD付)(特典なし)